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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
放課後の教室。
オレンジ色の光に包まれて、秋になったんだと思った。
窓越しに部活動に励む声が聞こえてきた。
そんなものに興味を惹かれていると、頭を軽く叩かれた。
「勉強しないなら帰るけど?」と言われてしまった。
目を逸らしつつ、指を指先でなぞる。
すると、ぎゅっと指を掴まれた。
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君は僕のことをどれだけ知っているのだろうか。
いつもの喫茶店でいつものように話をしていた。
「ねえ、好きだって知ってた?」興味が湧いて尋ねてみた。
アイスコーヒーの氷が溶けて、カランと音を立てた。
君は大きな目をさらに大きくした。
「出会ってから、ずっと君のことが好きだったんだ」
一緒に暮らすようになって、ペアで食器を揃えることが多くなった。
茶碗、箸、マグカップ。
どんどん増えていくペアの食器に、二人の時間が積み重なっているのだろと体感する。
次はどんなものを揃えようか、考える時間はとても楽しい。
休みの日にショッピングモールに向かって買いそろえる。
君が笑うなら、僕が泣くよ。
強がりな君の分まで、僕が泣く。
本当は泣きたいくせに、君は笑う。
悲しければ悲しいほど、君は泣かない。
少なくとも人前では笑っている。
一緒に泣いてもいいんだよ、と伝えたい。
けれども、君は笑って自分の気持ちを誤魔化すのだろう。
分かっているから僕は泣く。
雨が続いたから、晴れの天気は純粋に嬉しい。
どこまでも広がる青空と浮かぶ白い雲。
美しいコントラスト。
一日の終わりに見れる夕焼け。
すべてが赤く染め上がる。
のんびりと昇ってきた月に、煌めく星空。
どの瞬間も美しい。
雨の風情も素敵だけど、やっぱり晴れがいい。
空を楽しむことができる
陽が落ちるのが早くなった。
街灯もまばらな片田舎では虫の音が大音量だった。
帰り道が一緒の幼馴染みと並んで歩く。
暗い畦道に差し掛かった。
なぜ怪談話なんかをしてしまったのだろうか。
心臓がドキドキと鳴り始める。
「ほら」と幼馴染みが手を差し出す。
嫌々ながらも、指先にしがみつく。
少女は道を曲がるまで、何度も振り向く。
その度、少年の柔和な微笑みと出会う。
笑顔で見送ってくれることが苦しい。
それが役目だと分かっているけれども、辛い気持ちになる。
少女は、また振り返る。
少年はにこやかに微笑んでいた。
どんな本心を抱えているのか。
それを思うと悲しくなった。
虫が鳴いている。
命がけの愛情表現だ。
恋する相手を探して、懸命に知らされている。
本能と言えばそれまでだけれど、自分には足りないものだ。
たかが恋だと思ってしまう。
誰かを命をかけてまで愛することなんて夢物語だ。
それとも、これから出会う誰かとなら、そんな恋ができるのだろうか。
何度目か分からないお見合い話。
今は結婚よりも仕事を大切にしたい。
そんな話を聞いてくれる親戚連中ではない。
女の幸せは結婚して、子どもを産み育てることだ。
そんな一昔前の考えに凝り固まっている。
確かに恋話ひとつ噂にならない私のことを心配してくれるのは分かる。
でも選ばせてほしい
愛していると貴方は言うけれども、体を繋げるだけの関係だ。
二人でどこかへ行くこともない。
ただただ体を重ねるだけだ。
貴方の都合に振り回されて、こちらの事情を聞くこともない。
だから、今日でお別れしましょう。
だってこんなの、愛じゃない。
今度は私を大切にしてくれる人を探すわ。
暗くなると順番に街灯が灯っていく。
まるで星が地上に降ってきたように、周囲を照らす。
毎日くりかえされる光景だけれども何度見ても素敵なものだ。
夜長になってきて、街灯が灯る時間も長くなってきた。
できた影を踏みながら、羽虫のように街灯に近づく。
真っ白な輝きは本当に美しかった。
「好き」だなんて嘘でもいえない。
貴方に出会ってから、温めてきた大切な気持ち。
そう軽々しく口に出せない。
冗談だと受け取られたなら、辛い。
本気だと思われたら、今までの関係が崩れる。
どっちの結末も苦しいから今日までいえないでいる。
私の想いは私だけのもの。
今日も貴方を追いかける
-
悲しいことがありました。
そう口に出してしまえば陳腐なことですね。
私の悲しみは私だけにしか分かりません。
それでも、私が悲しんでいることを受け止めてほしいのです。
ひどく傲慢なことを言っていることは理解しています。
ですが悲しいことがあまりに大きすぎて一人では抱えきれないのです
-
君から貰った幸せの数を数えてみた。
両方の指では足りないぐらいだった。
僕にとって君は幸せそのものだと気がついた。
そんなことは君は知らないだろう。
君の笑顔、君の明るい声、君と重ねる想い出。
僕は常に幸せを感じる。
砂糖菓子のように甘い幸せに浸かっていたい。
僕は欲張りになる。
今日の客は見るからに貧しい身なりの青年だった。
続けて通えるようなお金はなさそうだった。
「私は高いわよ?」女は言った。
青年は一夜限りの恋愛遊戯には向いていなさそうだった。
「一目惚れだったんだ」真剣な目をして青年は言った。
女は鼻で笑った。
ここでは本物の恋愛は禁止されている。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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