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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
喫茶店で何気ない会話の途中に挟みこまれた話。
「いつから恋って気付いてた?」君は無邪気に問う。
それはこちらのセリフだと僕は思った。
僕は曖昧な笑顔を浮かべてコーヒーをまぜる。
出会ったその瞬間に恋に落ちた、と言ったら気障だろうか。
「いつの間にか、な?」と無難な言葉を僕は選んだ
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君を束縛する気はないけれど、いつでも私の傍にいてほしいと思ってしまう。
できることなら、君と私の幸せが同じものだといい。
一緒に幸福な世界でまどろんでいたい。
明日への小さな約束が心を温かくする。
また君と会える。
それが一番の喜びなんだ。
初めての恋は僕を複雑な気持ちにさせる。
大切にしたいと傷付けたいをいったりきたりする。
君の笑顔も好きだけど、泣き顔もたまらなく好きなんだ。
君の全部を奪い去りたいと考えてしまう。
そして、君の特別で居続けたいと思ってしまう。
誰よりも君のことが好きなんだ。
この気持ちは偽りがない
目をあわせたその一瞬、分かってしまった。
この人も私を置いて行ってしまうのだ。
また独りきりの日々が始まる。
それは退屈で、味気ないものだろう。
それでも旅立つ彼を止めることはできない。
「必ず戻ってくる」と約束してくれたが反故になるのだろう。
それが理解できたから悲しみが訪れる。
黒い喪服に身を包み、薄っすらと化粧を施した彼女は美しい。
不幸の中にいてさえ、光る。
まるで世界が彼女を称賛しているかのように見えた。
静かに立っている彼女はハラリと涙を零す。
大粒の涙がどれだけ彼女が悲しいか表現していた。
そんな彼女を抱きしめたいと思ってしまうのは不謹慎だろう
残業続きで今日も定時には上がれなかった。
帰りの電車の中で帰るコールをしたが返事はなかった。
へとへとになりながら、明るい電気のついた我が家についた。
いつもだったら笑顔で迎えてくれる妻の姿がなかった。
「ただいま」と言いながら居間へ向かう。
妻はソファで寝息をたてて眠っていた。
君が僕の前から、いなくなってどれぐらい経つのだろう。
君と一緒に入れた時間は、どれこれも輝かしい瞬間だった。
君がいなくなるなんて、あの頃の自分は想像したこともなかった。
いつまでも一緒にいられるなんて思っていた。
もう一度、あの夏で君と巡り合いたい。
そこからやり直しをしたい。
アラームが鳴る。
液晶画面をタップして止める。
いつも通りの時間に起きられた。
もう少し布団にもぐっていたかったが起きる。
私には使命がある。
おはようコールを送る。
仕事が忙しい彼との貴重なコミュニケーションだ。
おはようが返ってくるまで5分刻みコールを送る。
やがて返事が返ってきた
生まれて初めて人を好きになった。
いわゆる恋心というものだった。
階段を一段ずつ登っていく。
最初は顔を見るだけでも嬉しかった。
そんなのんびりとした恋だったから、急展開についていけない。
両想いってだけでも満足なのに、恋人同士としてデートなんてどうすればいいのか分からない。
-
それは「運命」という言葉で表すには、少しばかり感傷的なのかもしれない。
いくつもの喪失を経て辿りついた先には虚無だけが漂っていた。
何が欲しかったのだろう。
どこへ行きたかったんだろう。
目的すら忘れて歩いた道を振り返る。
傷つけられた心が叫んでいる。
いつか描いた夢とは違う結果に
嫌い、って言ってよ。
そうしたら僕も君を嫌いになれるかもしれない。
中途半端な距離が苦しいんだ。
君の言葉に一喜一憂するのに疲れてきたんだ。
踏みこむ勇気のない僕は君の愚痴に付き合う。
そこで出てくる名前に嫉妬する。
友達以上恋人未満なんて言葉、誰が考えたんだろう。
苦しいばかりだ。
-
君がいないと、まだ信じられない。
振り返れば君がいるような気がする。
でも、僕の後ろで軽い足音はしない。
ただ風が吹いているだけだった。
いつの間にか、君がいることが当然だと思っていた。
だから、君が送っていたささやかな信号を見落としていた。
全部、僕の思いこみが作り上げた虚像だ。
何回もくりかえし読み直したメール。
すらすらと暗唱できるほど、何度も読み返した。
季節の変わり目には必ず目を通した。
恋文とはちょっと違いうけれども、こもった気持ちは似たようなものだ。
そして、今日も届くことのないメールを確認する。
送り主はもういない。
後悔する前に送ればよかった
君の「大丈夫」が、大嫌い。
泣き出しそうな顔をして「大丈夫だよ」と強がる。
これ以上、踏みこんでこないように境界線を引く。
「大丈夫」と言われたら、それ以上言葉をかけることができなくなる。
だから、僕は君の「大丈夫」が大嫌い。
こんなにも傍にいるのに頼ってもらえないことを知るから
-
きっと君は幸せなんだろうね。
嬉しそうに笑って、ケーキを食べる。
ダイエットしなきゃと言いながら、甘い物を頬張る。
その笑顔をコーヒーに混ぜながら、僕は飲み干す。
君と過ごす時間はどれもこれも素敵で溢れている。
だからかな、君がいない時間は寂しいと胸がささやく。
幸せは君の隣にある
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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