iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2025.09.13 Sat 07:39
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『きっと彼らは幸せだった』
「別れると分かっていて、一緒にいたのは悲しくなかったのかな?」恋愛小説を読み終えた君が言った。
文庫本を差し出す。
貸した僕は受け取って微笑む。
「きっと彼らは幸せだった」と断言する。
「過去形?それとも完了形?」君は悪戯っぽく尋ねる。
「もちろん完了形だよ」と僕は胸を張り答えた。
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2021.12.15 Wed 06:26
140文字の物語
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『「嫌々ながらも、両手のひらを握る」キーワードは「路地裏」』
二人はもつれるように路地裏に逃げこんだ。
「ドジ!敵に見つかってどうするの」と少女が言った。
「まさか、敵がいるとは思わなかったんだ」と少年は謝る。
そして少年は嫌々ながらも、少女の両手のひらを握る。
少年の手の甲に紅く文様が浮かび上がる。
「行ってきます!」と少年は飛び出した。
2021.12.15 Wed 06:24
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『場末のパラレルサイエンス』
『あなたはパラレルワールドを信じるだろうか?』と場末の酒場で老女に尋ねられた。
俺はしこたま安酒で酔っていたから、どう答えたのだろうか。
それは今はあんまり関係ない。
サイエンスなんて高尚なものは、上等の店で呑んでいるものだ。
今の俺みたいにね。
2021.12.15 Wed 06:23
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『未来は私が描いた』
未来は私が描いた夢の通りになっていった。
たくさんの評価を受け、賞賛された。
順調に未来は進んでいった。
あの日、私が描いた通りに。
それなのに、私は小さくためいきを零す。
まったくもって面白くない未来が続く。
一種のパンドラの箱というものなのかもしれない。
2021.12.15 Wed 06:23
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『傷の証明』
君が僕の手を取ってためいきを零した。
「傷だらけね」と君は呟く。
「それだけ頑張ったという証明だからね」僕は胸を張って言う。
「傷は勲章?」と大人たちが使う言葉を君は言った。
「そうなれたならいいな。まだ証明だよ」僕は照れ笑いをした。
君の表情は曇ったままだった。
2021.12.15 Wed 06:22
引用RT
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文中に『秘密』を入れて【悔しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
歳の離れたお姉様から良い香りがした。
だからクッキーを食べながら「お姉様、良い香りね」と言った。
すると今まで見たことのない表情でお姉様は「秘密よ」とささやいた。
それがあまりにも綺麗で、そんな表情をさせる人がいるのが悔しい。
きっと愛しい恋人のために香りを身にまとったのだろう。
2021.12.15 Wed 06:20
140文字の物語
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『ブルー』と『嘲笑』、登場人物が『逃がす』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
ブルーブラッドのお貴族様の前で、僕は盗みを働いた。
熱を出した妹のために果物を食べさせてやりたかったからだ。
下賤の平民がすることだと逃がすことが多いと経験則から知っている。
代わりに代金を払ってくれることもある。
お貴族様は僕に嘲笑して、金ぴかのコインで代金を支払ってくれた。
2021.12.15 Wed 06:19
140文字の物語
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『「遠慮がちに、指に指を絡める」キーワードは「記念日」』
何でもない日が記念日になることがある。
君と過ごす毎日が記念日といってもいいだろう。
恋人になりたての君が遠慮がちに、僕の指に指を絡める。
僕とは違う体温に僕の心臓は飛び跳ねる。
僕は優しく指を握り締める。
二人が初めて恋人繋ぎをした記念日のできあがりだ。
思わず頬が緩んでしまう。
2021.12.15 Wed 06:19
140文字の物語
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「願い」
夜空を駆ける星に願いをかけたいと、寒い中外に出ていた。
双子座流星群のピークだから、一つぐらい見つけることができるだろう、と高をくくっていた。
そこまでしても叶ってほしい願いがあった。
遠く離れていく君に幸いあれと見送りたかった。
涙を流さずに、笑顔で門出を祝いたい。
2021.12.15 Wed 06:18
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『教室からしかみれなかった夢』
青春時代はあっという間に通り過ぎていく。
あの時、私は夢を描いていた。
それは教室からしかみれなかった夢だ。
大人になってしまえば微かな痛みをともなって『懐かしい』と振り返る。
あの日、眺めるようにみた夢の形跡は思い出になって、まだ教室の片隅に。
2021.12.15 Wed 06:18
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『純君学』
純粋に君だけ思って文章を綴った。
ラブレターではない。
そんな浮ついたもので君を縛りつけたりはしたくなかった。
これは君に捧げる文学。
他ならぬ君のための純君学だった。
長いこと書き続けていたら、本にできるほどの厚みとなった。
どうか受け取ってほしい。
返事はいらない。
2021.12.15 Wed 06:17
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『あとがき作家』
その作家は版を重ねる度に、あとがきを変える。
新しく書きなおすのだ。
そのためにファンは同じ内容の本を買い直すことになる。
同業者は『あいつはあとがきで食っている。あとがき作家だ』という陰口を叩いているようだった。
けれどもその作家は気にした風ではなかった。
2021.12.15 Wed 06:16
引用RT
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最後の噓をつきました
「iotuは、震えないよう祈りながら最後の嘘をつきました。
それは最初で最後の嘘でした。
「もう希望に捨てられるのはいやなんだ」、と。
嘘だと見破ってくれたらいいのに。」
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僕は、震えないように祈りながら最後の嘘をついた。
それは最初で最後の嘘だった。
「もう希望に捨てられるのはいやなんだ」と君に向かって言った。
絶望の暗闇だからこそ、希望は輝いて見えると知っているのに。
それにすがりつくしか手段はないというのに。
君が嘘だと見破ってくれたらいいのに。
2021.12.15 Wed 06:16
引用RT
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『もう忘れ物しちゃ駄目だよ?』
「行ってきます」と元気に出ていった夫が数分後に帰ってきた。
「忘れ物した」と夫は笑った。
玄関先にいた私は「もう忘れ物しちゃ駄目だよ?会社に遅刻する」言った。
そんな小言を言う私の頬に夫は口づけた。
夫はにっこりと笑って「できるだけ早く帰ってくるよ。行ってきます」と出ていった。
2021.12.15 Wed 06:15
140文字の物語
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文中に『快感』を入れて【不安】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
秘密は恋にとって刺激的なスパイス。
ホットミルクに入った蜂蜜よりも甘く。
一度、快感を覚えてしまえば、元に戻るのは難しく、貪欲に次から次へと手を伸ばす。
その手に乗せられるのは甘く熟した禁断の果実。
食べてしまえば楽園から追い払われる。
それでも不安を感じながら二人してかじりつく。
2021.12.15 Wed 06:15
140文字の物語
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iotuは五百箇という意味の古語から。
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