iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2025.09.12 Fri 21:58
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『「恐る恐る、指を折れんばかりに握る」キーワードは「危機一髪」』
楽し気に僕の顔を見て話す彼女。
彼女の歩くスピードに合わせてゆっくり進む僕。
だから、僕の方が先に気がついた。
僕は手を握ったこともない彼女の手を恐る恐る、指を折れんばかりに握る。
そして、自分の方に抱き寄せる。
突然のことに驚いている彼女の髪を暴走トラックが揺らしていった。
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2021.12.31 Fri 06:07
140文字の物語
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最後の噓をつきました
「iotuは、夢を見るような気持ちで最後の嘘をつきました。
それは歩き出すための嘘でした。
「怖いものなんてないよ」、と。
本音は仕舞い込んだまま。」
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僕は、夢を見るような気持ちで最後の嘘をついた。
それは歩き出すための嘘だった。
夢を現実にするための嘘だった。
「怖いものなんてないよ」と微笑んで言った。
新しい世界へ飛びこんでいくのだ。
怖いことばかりだった。
けれども、そんな弱い自分を知られたくなかった。
本音は仕舞い込んだまま。
2021.12.31 Fri 06:05
140文字の物語
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『秒針』と『英語』、登場人物が『気づかない』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
どうして英語の授業なんてあるのだろうか。
海外で活躍する気もない平凡な僕には、無用な授業だった。
退屈まぎれに時計の秒針を見る。
時計は規則正しく、時を刻む。
先ほどから、あまり時間が経過していない。
欠伸を噛みしめながら、板書をする。
つまらないと思っているのに先生は気がつかない。
2021.12.31 Fri 04:59
140文字の物語
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『「泣きそうになりながら、両手のひらを握り締める」キーワードは「約束」』です。
果たされなかった約束の数分だけ、強くなりたいと思った。
叶わなかった約束の分だけ、前を向いていたいと思った。
けれども心は弱く、強がりばかりを言う。
泣きそうになりながら、両手のひらを握り締める。
もう小指を絡ませて約束などするものかと心に誓う。
約束を夢という形にして明日を見る。
2021.12.31 Fri 04:59
140文字の物語
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最後の噓をつきました
「iotuは、どうしようもなく泣きたい気分で最後の嘘をつきました。
それはきっと必要じゃない嘘でした。
「今とても幸せだよ」、と。
これが本音なら、楽だったのに。」
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僕は、どうしようもなく泣きたい気分で最後の嘘をついた。
泣いた方が楽だったのかもしれない。
けれども君に涙は見せられない。
それはきっと必要じゃない嘘だった。
「今とても幸せだよ」と僕は悲しみの中、言った。
これが本音なら、楽だったのに。
不がつく幸せを感じながら僕は涙を飲みこんだ。
2021.12.31 Fri 04:58
140文字の物語
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『一緒にいなくなってあげるから、許してね』
君は「一緒にいなくなってあげるから、許してね」と微笑んだ。
それに僕は目の奥が熱くなってきた。
君がいなくなるなんて、信じたくない。
それでも君は独りで未来へと向かっていくんだ。
許してあげなければいけない。
そう分かっていても、涙が頬を伝う。
「泣かないで」と君はそっと涙を拭う。
2021.12.31 Fri 04:58
140文字の物語
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文中に『坂道』を入れて【気持ち悪い】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
坂道の先には学校が建っている。
休日以外は毎日登る坂道に、息切れを覚えた。
どうしてこんな高いところに学校を建てたのだろうか。
一歩一歩が重くなってきて、気持ち悪くなってきた。
ひと休みする場所なんて、学校以外はない。
登らなければならないと分かっているけれども、眩暈を感じた。
2021.12.31 Fri 04:57
140文字の物語
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『瞳』と『足跡』、登場人物が『伝える』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
僕は君の足跡を追う。
誰かに命じられたわけではない。
僕が君を追いかけたかったからだ。
僕より小さな背中を追って、君の足音を追いかける。
ようやく追いつけたその先で、僕は君に伝える。
「君のことが大好きだ」と言ったら君は瞳を大きくして、驚いたようだった。
「偶然だね」と君は微笑んだ。
2021.12.31 Fri 04:56
140文字の物語
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『「泣き顔で、両手を指先でなぞる」キーワードは「ベッドの上」』
二人で眠るには少し狭いシングルベッドの上で、君は泣き顔で、僕の両手を指先でなぞる。
まるで僕という存在を確かめるように。
まるで僕という輪郭を確かめるように。
君が泣いている理由は何だろう。
僕には教えてくれずにハラハラと泣き続ける。
そんな君を僕はシングルベッドの上で抱きしめる。
2021.12.31 Fri 04:55
140文字の物語
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文中に『しっかり』を入れて【感謝】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
しっかりとしなくちゃと思うけれども、小さな子みたいに泣きたかった。
僕はお兄ちゃんになったのに、生まれたての妹にお母さんをとられたような気がした。
小さな妹は僕を見て笑う。
それが可愛くって、天の神様に感謝したくなった。
天使のような小さな妹を授けてくれて、ありがとうございます。
2021.12.31 Fri 04:53
140文字の物語
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『温もり』と『緊迫』、登場人物が『微笑む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
緊迫した事態だというのに、君は微笑む。
焦る僕を落ち着かせるように、穏やかに笑う。
そして僕の手を取り「大丈夫だよ」と言う。
君の手から伝わってくる温もりに、心音が弾む。
君はいつだって、僕の味方だった。
どんな時でも、僕に寄り添ってくれた。
それが僕には切なくて、愛おしかった。
2021.12.31 Fri 04:52
140文字の物語
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『「力強く、指に触れる」キーワードは「子供時代」』
僕は力強く、君の指に触れる。
そして臆病な君の手を引っ張って走り出した。
それは子供時代の特権だった。
今は壊れ物を扱うように、そっと君の指に触れる。
すると、君は微笑みながら指を握り返してくれた。
そのまま手を繋いで、ゆっくりとイルミネーションに彩られた街を歩く。
君の瞳が輝く。
2021.12.31 Fri 04:51
140文字の物語
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最後の噓をつきました
「iotuは、幼子を慰めるかのように最後の嘘をつきました。
それは相手の幸福を祈る嘘でした。
「絶対にあきらめたりしないよ」、と。
こんなことしか言えないなんて。」
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僕は、幼子を慰めるかのように最後の嘘をついた。
それは相手の幸福を祈る嘘だった。
「絶対にあきらめたりしないよ」と僕は君に言った。
そして君の頭を撫でた。
そのことに安心したのか、君の顔にも笑顔を浮かんだ。
僕はそれに罪悪感を覚えた。嘘に痛みを感じた。
こんなことしか言えないなんて。
2021.12.31 Fri 04:51
140文字の物語
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『僕の精神安定剤』
君は僕の精神安定剤。君がいるから僕は強くいられる。
不安定に揺れる心を励ましてくれる。
そんな無言のエールを君は送ってくれる。
だから、いつまでも僕の傍にいてよ。
君なしではいられない僕の弱さに笑ってくれてもいい。
切実なお願いだから、叶えてほしい。
君という精神安定剤を手放せない。
2021.12.31 Fri 04:50
140文字の物語
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文中に『いつか』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
いつかでいい。その日が来ればいい。
私という人間を解って欲しい。
寂しさと悲しみと苦しみでできた人間がいたことを知っていて欲しい。
今でなくてもいい。通り過ぎた時間の中で、思い出して欲しい。
それだけで希望を胸に宿すことができるから。
絶望の中に君という一筋の光が私を照らすだろう。
2021.12.31 Fri 04:50
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