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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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自分の稼ぎでラーメンを食べられるようになった。一杯のラーメンは苦労の味がした。
これからは一人でなく、両親と来ようと心の中で誓う。
それはきっと思い出になり、懐かしい味になるだろう。ここまで育ててくれた両親に感謝を。
そんなことを考えていたら、食べ終わってしまった。
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公園の桜は散っていた。休みが取れなくて見に行けなかったから、当然の結果だ。
仕方なく、自分の手のひらを軽く握る。後悔と共に。
ふいに風が吹いた。散った花びらが吹雪のように、まき上がった。それはそれで美しい光景だった。
自然と笑顔になった。こういうのも悪くないと思う。
夢見るようなまなざしで、それでも真剣に君はささやいた。
「欠けた愛を探してる。僕の片割れを」と君は打ち明けてくれた。
たった一人、聞くことができた私は言った。「私じゃダメかな?」勇気を振り絞って、私は告げた。
「君が僕の恋人になってくれるのかい?」君は笑顔になった。
『どうせ私なんか』というのは、君の口癖だった。『そんなことないよ』と僕は何度、言っただろう。
僕の言葉は信用してくれないみたいだった。それとも心を何処かに捨ててきてしまったのだろうか。
君の口癖は気持ちが悪い。もっと、君は自分に自信を持ってもいい、と僕は思った。
その夜の月光は破滅をもたらすように輝いていた。
独り庭で月光浴をしていた少年は、お守り代わりにと、石を拾う。
何事もなければいいのだけれども、と思った。
冷たかった石は少年の体温と同じぬくもりとなった。
少年は夜空を仰ぐ。満ちた月は彼の人の指輪のサイズと一緒だった。
少女は「朝ですよ。起きてください」と旦那様に声をかける。
これぐらいのことでは起きないのは知っている。「旦那様」と少女は青年の体を揺する。
「あと5分」と旦那様が言う。それで5分ですむはずがない。
少女は力強く、旦那様の両手に爪を立てる。
「もう少し寝かしてくれよ」
喧嘩は細やかなことから始まった。冷蔵庫に入っていたプリンがなかったのだ。
朝、確認をしている。油性ペンで名前を書いてあった。
お風呂上りに冷蔵庫を見ると、プリンはなかったのだ。
それに癇癪を起すと「コンビニで買ってくるよ」と泥棒が言った。それでも不満は解消されない。
悲鳴を聞いてからでは遅かった。二人分の生命が奪われた。そのことに青年は歯噛みする。
神剣・神楽は律動して教えてくれていたのに、救えなかった。
血濡れた刀を持った同胞はにたりと笑っていた。
青年は神剣・神楽を怒りに任せて抜刀した。もう二度と生命が奪われないように、と。
意地っ張りな君は「ごめんなさい」が言えない。
それを僕は知っているから、別段聞きたいとも思っていない。
君は泣きそうになりながら、僕の腕を折れんばかり握る。それだけで充分だ。
僕は悪くもないのに「仲直りをしよう」と微笑んだ。意地っ張りな君は無言でうなずいてくれた。
「iotuは、愛を囁くように優しく最後の嘘をつきました。
それは相手を楽にするための嘘でした。
「すべて夢でも構わない」、と。
・・・泣いたりしないよ。」

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僕は、愛を囁くように優しく最後の嘘をついた。
これきり別れていくのだったら、甘く、蕩けるような嘘がいいだろう。
それは相手を楽にするための嘘だった。大きな荷物を背負うのは僕の番だ。
「すべて夢でも構わない」と、僕は言った。
たとえ痛々しい嘘でも・・・泣いたりしないよ。
僕にとって君は、この世でただ一人だけ、弱音を吐ける相手だった。
苦しみも、寂しさも、辛さも、悲しさも。君の前だったら正直に言えた。
君は静かに耳を傾けてくれる。他の誰かのように、無駄なアドバイスをしてくるようなことはない。
君がいなかったら、今の僕はいないだろう。
あちこちにできた水たまりに、スニーカーはびしょびしょだった。
かといってレインブーツを履くほど、大袈裟な水たまりではなかった。それが悔しいと思った。
雨はすっかり上がって、青空が広がっている。虹が架かっていないのも、悔しかった。
今日は、本当にとことんついていない。
「iotuは、ひどくためらいながら最後の嘘をつきました。
それは悪あがきのような嘘でした。
「くだらない毎日なんて、消えてしまえ」、と。
どうか嘘だと気づかないで。」

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僕は、ひどくためらいながら最後の嘘をついた。それは悪あがきのような嘘だった。
こんな嘘をつく僕も、こんな嘘をつかれる君も悲しかった。
「くだらない毎日なんて、消えてしまえ」と僕は君へと魔法をかけた。
どうか嘘だと気づかないで。君が進む道は明るいものだけが待っている。
ここまで呑んだのは最高だった。二度と会えなくなる同僚と一緒だったから、当然だった。
苦楽を共にした同僚だ。会えなくなるのは寂しかった。
終電に近い電車に揺られながら、気持ち悪いと思った。
呑みすぎた。どう言い訳をすればいいだろう。正直に白状した方がいいのだろうか。
柔らかな日差しが青年の背中を押す。幾度となくくりかえされる同胞の戦い。目の前にある神剣・神楽。
少女を守るためなら血の雨でも打たれ続けるだろう。そう決心した。
青年にとって少女は、再び与えてくれた家族のぬくもりだった。
二度と失いたくない、青年は春の日にそう願った。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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