iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2025.11.22 Sat 05:04
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最後の嘘をつきました
「iotuは、冷静であるよう心がけつつ最後の嘘をつきました。
それは自分の幸せのための嘘でした。
「君の全部を忘れたいんだ」、と。
胸の痛みは消えやしないな。」
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僕は、冷静であるよう心がけつつ最後の嘘をついた。
それは自分の幸せのための嘘だった。
君という呪縛から離れるための嘘だった。
「君の全部を忘れたいんだ」と。
君の顔が見られなくて、僕は俯いたまま言った。
胸の痛みは消えやしないな。
これが最後だとわかっていても、泣き出しそうだった。
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2021.01.31 Sun 06:50
140文字の物語
CM(0)
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『それは恋なんてものじゃなかった』
ハグもした。
キスもした。
それでも僕らはギリギリのラインにいた。
友だちだと言われれば、そうなのかもしれない。
恋人だと言われれば、違うものなのかもしれない。
僕たちは孤独に寄り添っていただけだ。
淡い関係は紐のようにするすると解けていくようだった。
それは恋なんてものじゃなかった。
2021.01.31 Sun 06:49
140文字の物語
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文中に『啄む』を入れて【未練】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
啄むようにキスをされた。
突然のことで、私は目を丸くする。
あなたは悪戯っ子のような笑顔を浮かべるから、怒るに怒れなかった。
付き合って、もう長いのだから、キスの一つや二つで動揺してはいけないのだろう。
それでも、少し残念な気分になった。
ファーストキスはもっとムードが欲しかった。
2021.01.31 Sun 06:48
140文字の物語
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『コンクリート』と『安心』、登場人物が『我慢する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
コンクリートでできた家は安心だったけれども、昔ながらの家の姿を喪ったようで寂しかった。
前の家にはたくさんの思い出があった。
それがすべて失われたような気がして、切ない気持ちになった。
そんなことを言い出せなくて我慢する。
家族みんなが喜んでいるのだから、これが正解なのだ。
2021.01.31 Sun 06:47
140文字の物語
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『「軽々しく、両手のひらを握り締める」キーワードは「ソファの上」』
昼下がり、僕はソファの上で微睡んでいた。
お腹はいっぱいで、窓から差しこむ陽光が気持ちよく、幸せな気分だった。
足音が近づいてきた。
ぼんやりと目を開けると、君は軽々しく、僕の両手のひらを握り締める。
「起きて。夕食の買い出しに行くんだから」そう言った君の声も子守唄のようだった。
2021.01.31 Sun 06:46
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『いけない子ちゃん』
本に囲まれた書斎は悠久の時が流れているようで、大好きだった。
そこでレコードを流して、本を読む先生のことはもっと大好きだった。
「君はいけない子ちゃんだね」と先生は笑う。
「もっと、勉学に励まなければいけないよ」という口調は、どこか甘い。
私も、笑った。
2021.01.31 Sun 06:45
引用RT
CM(0)
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『あなたは友達よりも家族ににも似て』
「あなたと一緒にいると安心するんだ」と君はうっすらと微笑んだ。
それがあまりに儚くて、僕の心臓は飛び跳ねる。
「あなたは友達よりも家族ににも似て。……変かな?」と君は言った。
「全然、変じゃないよ!」僕は家族を亡くした友達の手を握り締めた。
2021.01.31 Sun 06:44
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『告白添削家』
「好きです」と言うと「シンプル過ぎるね」と一言。
「一目見た時から、あなたを想っています」と気持ちを綴ってみた。
すると「ストーカーか?いまどきに合わないよ」とバッサリ両断される。
「じゃあ、どうすればいいんだよ」と嘆いた。
すると告白添削家は僕にキスをした。
2021.01.31 Sun 06:43
引用RT
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最後の嘘をつきました
「iotuは、情けなく笑って最後の嘘をつきました。
それは歩き出すための嘘でした。
「君が居なくても何も変わらないさ」、と。
だってもう、仕方がないだろう?」
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僕は、情けなく笑って最後の嘘をついた。
それは君から離れて、歩き出すための嘘だった。
これが最後の嘘になるように願いながら、僕は口を開いた。
「君がいなくても何も変わらないさ」と。
君が悲しい顔をするのは分かっていた。
だってもう、仕方がないだろう?
君は君の道を行くのだから。
2021.01.31 Sun 06:42
140文字の物語
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『愛する貴方へ宣戦布告』
愛する貴方へ宣戦布告です。
どちらがよりどちらを愛しているのか。
それを比べましょう。
負けるつもりはありません。
おや戦う前から白旗を上げるのですか。
貴方の愛はその程度なのですか。
私の愛はこれ以上ないぐらいに、強く、激しいのに。
まるで爆撃を落としたかのように、貴方が好きなのに。
2021.01.31 Sun 06:42
140文字の物語
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文中に『氷』を入れて【感謝】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
熱を出した妹は氷菓が食べたいと言った。
熱いのだろう。
少しでも体温を下げたいのだろう。
こんな時、近くに24時間やっているコンビニがあることに感謝する。
自転車に乗ってコンビニに向かう。
妹が好きなレモン味のシャーベットと白桃のゼリーを買った。
早く元気になってほしいと思いながら。
2021.01.31 Sun 06:41
140文字の物語
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『水面』と『慈悲』、登場人物が『目を潤ませる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
神の慈悲なのだろうか。
水面に、ぽつりぽつりと落ちる涙が揺れないのは。
未来を映す水鏡は凪いだブルー。
何も映らない。
この国の巫女は目を潤ませる。
涙が後から後から零れてしまう。
この結果を国王陛下は、どう判断するのだろうか。
自我放棄になって戦を始めてしまうのだろうか。
巫女は見る。
2021.01.31 Sun 06:40
140文字の物語
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『「さりげなく、両手のひらを触れ合わせる」キーワードは「お風呂」』
課題をさぼった罰としてお風呂掃除を言いつかった。
スポンジで浴槽を磨いていると、双子の姉がやってきた。
さりげなく、私と姉の両手のひらを触れ合わせる。
「泡だらけになっちゃうよ」と言うと「もうなってるよ。私の半分さん」と姉は笑う。
「課題、見せてあげればよかったね」と姉は言う。
2021.01.31 Sun 06:39
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『誰かを羨ましく見上げる貴方の背中は
私には誰よりまぶしくて』
貴方の背中は定規でも入っているかのように、ピンと伸びている。
まるで夏の向日葵のようだと思った。
誰かを羨ましく見上げる貴方の背中は私には誰よりもまぶしくて、目を細める。
私にも羨ましいと思う相手がいるんだよ。
2021.01.31 Sun 06:38
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『守らせてください』
「先輩のこと、守らせてください」と唐突に後輩から言われた。
いわゆる恋仲でもない相手だったので「へ?」と間抜けな声を出してしまった。
「だって、先輩は危なっかしいんです」後輩は力説する。
「そんなに頼りないかなぁ」と私は困惑する。
「俺に任せてください」
2021.01.31 Sun 06:37
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iotuは五百箇という意味の古語から。
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