iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2025.11.21 Fri 17:48
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最後の噓をつきました
「iotuは、穏やかに微笑んで最後の嘘をつきました。
それは現状打破のための嘘でした。
「全部忘れていいよ」、と。
君は何も知らないままでいて。」
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僕は、穏やかに微笑んで最後の噓をついた。
それは現状打破のための嘘だった。
心は迷子になったように、うろうろと揺れて、泣き出したいぐらい辛かった。
それでも微笑みは崩さなかった。
本当はすがりついて助けてほしいのに。
「全部忘れていいよ」と。君に告げた。
君は何も知らないままでいて。
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2021.04.30 Fri 04:27
140文字の物語
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『また次の世界で』
彼女もまた世界を渡るトラベラー。
一つの世界に長くいてはいけない。
そんな宿命を背負っていた。
どれほど心地よくても、長居は世界の理を歪める。
そんな自分と同じ体質の人間がいることを知った時は、嬉しかった。
すれ違いとはいえ、出会えれば花が咲いた。
「また次の世界で」と言って別れる。
2021.04.30 Fri 04:27
140文字の物語
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文中に『ギリギリ』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
テストに出そうな範囲を友だちに絞ってもらって、慣れない勉強をした。
ノートをまとめ、単語帳を作った。
それだけでも、自分にとってはスゴいことだった。
その甲斐あって、ギリギリとはいえ赤点から免れた。
付き合ってくれた友だちには大感謝だった。
コンビニでダッツを奢ってもいいぐらいだ。
2021.04.30 Fri 04:26
140文字の物語
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『ラーメン』と『世界』、登場人物が『睨む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
「この一杯のラーメンには世界ができている」突然、親友が言い出した。
悪い奴ではない、けれども周囲を見るという能力には恵まれてはいなかった。
これ以上、風変わりなことを言い出す前に、足を踏みつけ、顔を睨む。
「世界を飲み干す、という大事業。君にだって、その尊さが分かるだろう?」
2021.04.30 Fri 04:25
140文字の物語
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『「嬉しそうに、両手を指先でつつく」キーワードは「お風呂」』
少女がお風呂掃除をしている時だった。
ふらりと出かけた青年がふらりと帰ってきた。
少女はお風呂場から「お帰りなさい」と声をかけた。
何度か足音が通り過ぎて、お風呂場に青年が顔を出した。
「ここにいたのか」青年は笑いながら、お風呂場に入ってくる。
嬉しそうに、両手を指先でつつく。
2021.04.30 Fri 04:25
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『言いっぱなしの魔法』
別れ際、君は夕陽も霞むような笑顔で言った。
だから、僕はその言葉に囚われてしまった。
どんな気持ちで言ってくれたのだろう。
明日はどんな顔で会えばいいだろう。
家に帰っても、晩ご飯を食べても、お風呂に入っても、君の言いっぱなしの魔法が頭の中を回っている。
2021.04.15 Thu 23:04
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『置恋配達』
最近の子たちは、実際に会って、恋をしたりしないんだな、とこの業界に就職してから思った。
まるで平安時代にでもタイムスリップしたかのようだ。
大切に箱を抱えて、住所を確認して、指示通り玄関の前のボックスにしまった。
「よし、次」急いで車に戻る。
置恋配達人は忙しい。
2021.04.15 Thu 23:03
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『もはや好きじゃん』
相談に乗ってほしい、とクラスメイトから言われた。
あまり話したことがない男子だったが、私は気にしなかった。
これが縁で友達になれるかもしれない。
「その人のことをつい見てしまうんだ。夢に出てきたり」どうやら恋バナらしい。
「もはや好きじゃん」と私は言った。
2021.04.15 Thu 23:03
引用RT
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最後の噓をつきました
「iotuは、ぎゅっと手を握り締めながら最後の嘘をつきました。
それは自分が傷つくだけの嘘でした。
「君の記憶から消し去ってくれていいよ」、と。
君は何も知らないままでいて。」
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僕は、ぎゅっと手を握り締めながら最後の嘘をついた。
それは自分が傷つくだけの嘘だった。
だから拳は開けない。
指を緩めた瞬間、弱音があふれだすだろう。
「君の記憶から消し去ってくれていいよ」と。
本当はずっと覚えていてほしかった。
忘れないでほしかった。
君は何も知らないままでいて。
2021.04.15 Thu 06:15
140文字の物語
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『大嫌い、って言えないの』
「あのね。おかしいでしょ」と幼い妹が困ったような表情を浮かべて、切り出した。
柔らかな髪を撫でて、言葉の続きを待つ。
「いじわるされるの」妹はためらうように言った。
気を引きたくて意地悪をする年頃だろう。
それで傷つくのが哀れだった。
「それでもね。大嫌い、って言えないの」と言う。
2021.04.15 Thu 06:14
140文字の物語
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文中に『日向』を入れて【決意】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
少女と二人、縁側で日向ぼっこをしていた。
いつまでも続けばいい、と思った穏やかな日常だった。
神剣・神楽が結んだ縁だ。
非日常こそが日常だろう。
生命が軽くなったような感覚を覚えながら、戦いに身を投じる。
同じ血の色を持つ同胞を斬り刻む時間こそが、少女と青年を繋げる日常だった。
2021.04.15 Thu 06:13
140文字の物語
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『湯船』と『痛手』、登場人物が『抵抗する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
家に一番に帰ってきて、少女がやったことは風呂の準備だった。
同胞の血に塗れた体を綺麗にできるのは、助かる。
リビングで「脱いでください」と少女が言った。
「今?」
「はい、洗濯しますから」
「脱衣所に置いておくよ」と青年は抵抗する。
熱い湯船に浸かりながら、痛手だったと後悔をした。
2021.04.15 Thu 06:12
140文字の物語
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『「さりげなく、腕を触れ合わせる」キーワードは「子供時代」』
君はさりげなく、僕の腕を触れ合わせる。
つつくような感触に、僕は君の方を見る。
君は嬉しそうに笑った。
他愛の子供時代の一ページだ。
もう、帰ってこない想い出の一つだ。
想い出の感触をなぞって、僕は思う。
君は今頃、何をしているのだろうか。
あの時のように笑っているだろうか。
空を仰ぐ。
2021.04.15 Thu 06:11
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『こんな恋。どうぞご自由に。』
いつでも振られるのは私ばかり。
私のどこが悪かったのだろうか。
恋の終わりに、何度も振り返った。
今度こそ素敵な恋がしたい、と出会いを求めるけれども、それも上手くいかない。
訥々と疲れがにじみ出た女性が語る。
こんな恋。どうぞご自由に。と笑った。
2021.04.15 Thu 06:10
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『遠涙が落ちて』
ふいに懐かしい香りをかいで、振り返った。
いつでも、君がつけていた香水。
そんなはずないのに、わずかな期待をして、雑踏の中で君を探した。
香りの主の背中を見ただけで、違うと分かってしまった。
もうあれは遠い恋の忘れ形見だ。
還らない遠涙が落ちて、頬を濡らした。
2021.04.15 Thu 06:10
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