iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
■
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2025.11.21 Fri 17:13
■
最後の噓をつきました
「iotuは、ぎゅっと手を握り締めながら最後の嘘をつきました。
それはたぶん最低の嘘でした。
「欲しい物のは手に入れたから、もういいんだ」、と。
胸の痛みは消えやしないな。」
------
僕は、ぎゅっと手を握り締めながら最後の嘘をついた。
それはたぶん最低なの嘘だった。
君に対して言うような嘘ではないことは、確かだった。
でも、この嘘を告げることで君が楽になるのなら、最低でも良かった。
「欲しい物は手に入れたから、もういいんだ」と。
僕の胸の痛みは消えやしないな。
PR
2021.04.30 Fri 04:53
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『透明』を入れて【感謝】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
私の名前は透子。
『曇りなく、いつまでも透明でいられますように』と両親が願ってつけてくれた名前だった。
たくさんの愛情を注いでくれた両親には感謝している。
母の日にはカーネーション。父の日には黄色い薔薇。
それを恥ずかしいと思わずに贈れることができる。
そんな自慢の両親だった。
2021.04.30 Fri 04:51
140文字の物語
CM(0)
■
『策士』と『湯船』、登場人物が『撃たれる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
平穏という湯船に長く浸かりすぎていたようだ。
それとも策士が策に溺れたといった方がいいのだろうか。
あるいは、自分を上回る策士がいたのだろうか。
抜け道だと思った細い道に鉄砲隊が配属されていた。
それに撃たれる。
相手の練度が低かったから、生命だけは助かった。
撤収を余儀なくされた。
2021.04.30 Fri 04:51
140文字の物語
CM(0)
■
『「泣きそうになりながら、腕を握る」キーワードは「ソファの上」』
ソファの上に寝転がりながら、自由な時間を満喫していた。
仕事で追われる日常から解放された休みの時間だった。
ドタバタと君が駆けこんできた。
君は泣きそうになりながら、僕の腕を握る。
「虫が!台所に」と声を震わせて言う。
「分かった。退治してくるから離してくれないかい?」と僕は言う。
2021.04.30 Fri 04:50
140文字の物語
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『昨日たちよ、
明日をおしえて。』
「ずっと暗い中にいたの」カクテルグラスを覗くように君は言った。
「そこでおまじないのように唱えていたの」君はグラスの縁をなぞる。
「昨日たちよ、明日をおしえて。って」と君は僕を見つめた。
「願いは叶った?」僕は優しく尋ねた。
君は首を振る。
2021.04.30 Fri 04:49
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『失踪予防注射法。』
電信柱に写真付きの貼り紙をしていた時のことだった。
君は長々とためいきをついた。
僕はその横顔を見つめた。
「失踪予防注射があったらいいのにね」君は呟いた。
「それが法律化していたらもっといいね」と僕は笑顔を引き出すように言った。
写真には愛犬が写っていた。
2021.04.30 Fri 04:48
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『小銭みたいな恋。』
会計をすまそうと僕は財布を開いた。
すると君はためいきを零した。
それが気になって、僕は座り直した。
目の前には飲みきったコーヒーカップ。
「どうしたの?」と僕は尋ねた。
「まるで小銭みたいな恋。って思ったの」と彼女は言った。
僕らにはレストランは似合わない。
2021.04.30 Fri 04:48
引用RT
CM(0)
■
最後の噓をつきました
「iotuは、特別に優しい声で最後の嘘をつきました。
それは相手の幸福を祈る嘘でした。
「今とても幸せだよ」、と。
決めたはずの覚悟が、揺れそうだな。」
------
僕は、特別に優しい声で最後の嘘をついた。
それは相手の幸福を祈る嘘だった。
白いドレスに身にまとった義妹であり、かつての後輩である花嫁を見て微笑む。
「今とても幸せだよ」と。
白の礼装を着るのは自分ではなかったけれども。
「ありがとう」義妹は笑う。
決めたはずの覚悟が、揺れそうだな。
2021.04.30 Fri 04:47
140文字の物語
CM(0)
■
『好き、時々不安。』
初めて好きになった人が、自分と同じ想いを抱いていることを知った時は嬉しかった。
二人は時を積み重ね、思い出を増やしていきながら、恋人同士になった。
そんな彼のことを好き、時々不安。
誰にでも優しい人だから、他の女性も彼のことが好きだって知っていた。
本当に私で良かったのだろうか。
2021.04.30 Fri 04:46
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『いけない』を入れて【対抗心】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
白金色の頭髪の少年に勝たなければいけない。
そう思うことに、少女は疲れてしまった。
自分は自分なんだから、ありのままの自分を愛そう。
そんなことを考えるようになってしまった。
どれだけあがいても、少年に勝つことができないからだ。
「君も諦めちゃうの?」廊下ですれ違った少年が言った。
2021.04.30 Fri 04:45
140文字の物語
CM(0)
■
『新聞』と『シャツ』、登場人物が『取りつくろう』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
今日は法要があるからワイシャツを着た。
台所へと向かうと、テーブルの上には新聞が載っていた。
一面は惨殺な一家殺害事件だった。
青年は動揺する。
神剣・神楽を振るい、同胞を殺めても、こういう記事には慣れることができない。
「なにか?」少女が尋ねる。
「なんでもないよ」と取りつくろう。
2021.04.30 Fri 04:44
140文字の物語
CM(0)
■
『「目を逸らしつつ、指に指を絡める」キーワードは「海」』
僕たちは、またいつものように海へ来ていた。
わざわざ電車に乗り継いで、わざわざ電車に揺られながら。
いつもと違うのは、寄せては返す波打ち際を歩くのが君だけではないことだった。
たまには君の見ている景色を見てみたい、と僕が思ったからだった。
君は目を逸らしつつ、僕の指に指を絡める。
2021.04.30 Fri 04:44
140文字の物語
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『脇役の恋にはせめて』
主役は良いよな、と万年脇役を務める僕は思った。
どんな経過をたどっても明確なエンディングが待っている。
それは悲劇的なものもあるかもしれないが、その経過には幸いが描かれる。
脇役の恋にはせめて一瞬の煌めきを与えてほしい。
できるなら幸福なエンディングを。
2021.04.30 Fri 04:43
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『痛みというより
それは
憧れに似て。』
好きな人にはすでに好きな人がいた。
私はその恋を全力で応援した。
やがて素敵な恋人同士ができあがった。
実らなかった初恋は、痛みというよりそれは憧れに似て。
いつかそんな風な恋がしたい、と思うようになっていた。
巡り会いに期待をする。
2021.04.30 Fri 04:42
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『君の唇に罪を』
棘花のように咲く花に恋に落ちた。
ふれれば指は傷だらけ、心も痛める。
嫌われているのだろうか、と痛む指に刺さった棘を抜く。
艶やかに咲き誇るさまは、鮮やかすぎて心に残って、離さない。
風に揺れる君。
今、君の唇に罪を重ねよう。
棘花の棘はもう恐れることはない。
2021.04.30 Fri 04:42
引用RT
CM(0)
PREV
←
HOME
→
NEXT
リンク
管理画面
新しい記事を書く
カテゴリー
140文字の物語 ( 8570 )
140文字の言葉 ( 36 )
140文字の随想 ( 5 )
未選択 ( 48 )
引用RT ( 1323 )
プロフィール
HN:
iotu(そら)
HP:
ついったー
性別:
非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「
紅の空
」では、「並木空」というHNで活動中。
バーコード
RSS
RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0
ブログ内検索
アーカイブ
2023 年 02 月 ( 91 )
2023 年 01 月 ( 101 )
2022 年 12 月 ( 108 )
2022 年 11 月 ( 112 )
2022 年 10 月 ( 32 )
アクセス解析
カウンター
フリーエリア
忍者ブログ
[PR]
△ページの先頭へ
Templated by
TABLE ENOCH