iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
■
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2025.11.21 Fri 17:01
■
「お香、逃避、欠陥」
君が僕の肩をつつく。
「現実逃避できるお香だって」君は小箱を手に取る。
「売れ残っているんだから、欠陥品なんじゃないか?」僕は言った。
「試してみない?」君は目をキラキラと輝かせて言う。
「どうせ効かないと思うよ」と僕の言葉に君は小箱を棚に戻した。
現実逃避中なんだから。
PR
2021.04.30 Fri 05:57
140文字の物語
CM(0)
■
最後の噓をつきました
「iotuは、少しだけ震える声で最後の嘘をつきました。
それは相手の幸福を祈る嘘でした。
「君の全部を忘れたいんだ」、と。
本音は仕舞い込んだまま。」
------
僕は、少しだけ震える声で最後の嘘をついた。
それは相手の幸福を祈る嘘だった。
嘘をつくことでしか、君を祝福できない。
なんて滑稽な茶番劇だろう。
「君の全部を忘れたいんだ」と。
本音は仕舞い込んだまま。
震える声に気づかれないように願いながら僕は言った。
君は泣きだしそうな顔をした。
2021.04.30 Fri 05:56
140文字の物語
CM(0)
■
『あなたはそれを、恋といった』
お互い傷つけあうだけ傷つけあって、その痛みを抱えた。
本音をぶつけあって、心の底までさらけだす。
それでも二人は離れられなかった。
同じ孤独な匂いがしたからだ。
寒い夜でも寄り添うことも難しい二人だった。
とても歪で、不毛な関係だった。
あなたはそれを、恋といった。
愛ではなかった。
2021.04.30 Fri 05:56
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『テレビ』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
今日は楽しみがあって、残業もそこそこ、早めに帰ってきた。
テレビの前に、缶チューハイと無塩のミックスナッツを用意して、そそくさと座る。
今日はテレビで地元を特集する番組がやるのだ。
どちらかというと地味な地元がテレビに出るのは珍しい。
それが嬉しくって、放映前に帰ってきたのだ。
2021.04.30 Fri 05:55
140文字の物語
CM(0)
■
『夜』と『万年筆』、登場人物が『抵抗する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
夜ひとりの時間になると、机の引き出しを開ける。
そこから万年筆と原稿用紙の束を取り出して、机の上に置く。
万年筆で読み手のいない長編小説を書き始める。
鉛筆でも、シャーペンでも、ボールペンでもないのは文豪へ対しての意地のようなものだ。
傑作を書けないことに、ささやかに抵抗する。
2021.04.30 Fri 05:55
140文字の物語
CM(0)
■
『「上目遣いで、手のひらを両手で包む」キーワードは「仲直り」』
ささやかなすれ違いだった。
それが口論となって、謝るタイミングを逸して、重い沈黙が漂った。
このままお別れになるのは惜しい。
一言言うだけだ。
僕がそんなことを思っていると、君は上目遣いで、僕の手のひらを両手で包む。
そして「ごめんなさい」と言った。
「こちらこそ言い過ぎた」と謝る。
2021.04.30 Fri 05:54
140文字の物語
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『哀人。』
久しぶりに会った友達は綺麗になっていた。
「恋でもしてるの?」椅子に座りながら尋ねた。
「近いかな?」友達は意味深な笑みを浮かべた。
「ここだけの話にするから」と私はせっつく。
「あいじん、しているの」と友達は言った。
「誤解しないでね」と哀人。とレシートの裏に書く。
2021.04.30 Fri 05:52
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『大型失恋』
初夏の大型連休前に、失恋をしました。
大型失恋とでも呼べばいいのでしょうか。
人生の伴侶はこの人しかいない、そう思えるような人でした。
いつプロポーズをしてくれるのか、心待ちにしておりました。
けれども、彼は結婚という枠にとらわれるのを嫌うタイプだったのです。
2021.04.30 Fri 05:52
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『転んだ私を嘲笑う、歩きもしない者達』
小さな石ころに、転んで嘲笑されてもいい。
人生長いんだから、どこかでつまづくことだってあるだろう。
それよりも、小さな石ころに足を取られることを恐れて歩きもしない者達にはなりたくない。
自分の人生なのだ。
自由に歩けなければ意味がない。
2021.04.30 Fri 05:51
引用RT
CM(0)
■
最後の噓をつきました
「iotuは、冷静であるよう心がけつつ最後の嘘をつきました。
それは相手の笑顔のための嘘でした。
「永遠を信じている」、と。
本当に、ごめんね。」
------
僕は、冷静であるように心がけつつ最後の嘘をついた。
それは相手の笑顔のための嘘だった。
君の笑顔のためなら、どんなひどい嘘でもつける。
早鐘を打つ心臓をなだめながら「永遠を信じている」と。
本当にごめんね。
そんなものはどこにもないことは君だって知っている。
けれども僕は嘘をついた。
2021.04.30 Fri 05:09
140文字の物語
CM(0)
■
『あのね嘘だよ、ほんとはね』
悪戯心に火がついた。
カフェでまったりとしたデート中、私はわざと深刻な顔をした。
彼から視線をずらして「別れましょう」とつぶやくように言った。
スプーンを取り落とす音がした。
私は顔を上げて、笑顔になる。
「あのね嘘だよ、ほんとはね正反対」私の言葉に彼は目を丸くした。
「心臓に悪い」
2021.04.30 Fri 05:08
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『歪んだ』を入れて【不安】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
あなたは「好きだよ」と言ってブレスレットをプレゼントしてくれた。
あなたは「愛しているよ」と言ってアンクレットをプレゼントしてくれた。
金属製のそれは手枷、足枷のようだった。
歪んだ恋をしているような気がして心がざわめいた。
次は「一緒に死んで永遠にしよう」と言いそうな気がした。
2021.04.30 Fri 05:08
140文字の物語
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『ひどい話をしよう。』
ひどい話をしよう。という前置きで、目の前の男性が口を開いた。
上等なスーツを着て、微かにコロンの香りを漂わせた、人生勝ち組の男性にどんな話があるのだろうか。
私は身を乗り出した。
それに男性はふと微笑みを零した。
「気づいてくれない恋を患っているんだ」
2021.04.30 Fri 04:55
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『恋した貴方が
あの人に似ていたのはなぜ?』
貴方を出会った時、年甲斐もなくときめきを覚えた。
その想いはふくらんで、恋になった。
貴方も私を憎からずと思っていてくれたようで、恋人同士になった。
貴方を通して、あの人を見るようになった。
恋した貴方があの人に似ていたのはなぜ?
2021.04.30 Fri 04:55
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『君が叶えた
私のお下がりの
夢。』
いつでも私の後ろをついてきていた君。
私の姿が見えなくなると泣いていた君。
誰よりも頑張り屋な君。
想い出の中の君は、幼いままだった。
それなのに、今の君は私より前を進んでいる。
君が叶えた私のお下がりの夢。
君自身の夢になったんだね。
2021.04.30 Fri 04:54
引用RT
CM(0)
PREV
←
HOME
→
NEXT
リンク
管理画面
新しい記事を書く
カテゴリー
140文字の物語 ( 8570 )
140文字の言葉 ( 36 )
140文字の随想 ( 5 )
未選択 ( 48 )
引用RT ( 1323 )
プロフィール
HN:
iotu(そら)
HP:
ついったー
性別:
非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「
紅の空
」では、「並木空」というHNで活動中。
バーコード
RSS
RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0
ブログ内検索
アーカイブ
2023 年 02 月 ( 91 )
2023 年 01 月 ( 101 )
2022 年 12 月 ( 108 )
2022 年 11 月 ( 112 )
2022 年 10 月 ( 32 )
アクセス解析
カウンター
フリーエリア
忍者ブログ
[PR]
△ページの先頭へ
Templated by
TABLE ENOCH