iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2025.11.20 Thu 18:07
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『「恐る恐る、腕を握り締める」キーワードは「初夜」』
「怖いですか?」夫になった人物が優しく尋ねた。
「ほんの少し」私は緊張しながら答えた。
「大丈夫ですよ。もし嫌だったら言ってください。やめますから」夫は私の髪を撫でた。
「やめることなんてできるのですか?握っていてもいいですか?」
そして恐る恐る、腕を握り締める。
夫は微苦笑した。
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2021.06.15 Tue 07:30
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『真実のキスは何処へ』
眠りの森から、魔法を解いた真実のキスは何処へ。
目を覚まして一番初めに見たのは、あなたの顔でした。
蕩けるような甘い声で「おはよう」とあなたは言いました。
長きにわたる呪いが解けたのだと気がつきました。
間違いのないキスは、私を起こしたというのに何処へ。
2021.06.15 Tue 07:30
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『あと10回でいい。』
あの時、あなたは寂しそうな顔で言いました。
「あと10回でいい。君に会いたいんだ」それは期限の決まった恋の約束でした。
想われるのは嬉しいけれども、お別れするのは辛いから、私は恋から逃げていました。
だから、あなたとの約束は、私にはちょうどいいものでした。
2021.06.15 Tue 07:29
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『わすれられもの』
私はわすれられもの。
時という中に揺蕩っていながら、思い出してほしいと願う。
そんな中途半端なもの。
思い出の中に存在しているはずだけど、忙しすぎて思い出してもらえないのかも。
そうして、私はわすれられものになる。
ねぇ一度でいいから私がいたことを思い出して。
2021.06.15 Tue 07:28
引用RT
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最後の嘘をつきました
「iotuは、愚かだなと自分を笑いながら最後の嘘をつきました。
それは最初で最後の嘘でした。
「これ以上関わらないでくれ」、と。
・・・泣いたりしないよ。」
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僕は、愚かだなと自分を笑いながら最後の嘘をついた。
必要な嘘、不必要な嘘、この場かぎりの嘘、永遠に続く嘘。
様々な嘘をついてきた。
それは君に対して最初で最後の嘘だった。
君に嘘をついたことがなかった。それだけだ。
「これ以上関わらないでくれ」と。
君の前で・・・泣いたりしないよ。
2021.06.15 Tue 07:27
140文字の物語
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『「遠慮がちに、両手を握り締める」キーワードは「旅行」』
旅行先だと気分が高揚する。
普段はできないこともしてみたくなる。
スマホ片手にふらふらと写真撮影をしている君の手を繋ぎたくなる。
けれどもそれは君をビックリさせてしまうだろう。
僕は遠慮がちに、自分の両手を握り締める。
旅行を満喫している君の邪魔をしたくないから、ぎゅっと握る。
2021.06.15 Tue 07:24
140文字の物語
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「バイキング、街、植木鉢」
街の緑化運動の一環として、植木鉢が無料で配られることとなった。
どうせただなら貰っておこう、と思った人は少なくなかったようだ。
想像したよりも人出があった。
テントの中の植木鉢は、まるでバイキング形式の料理のように、たくさんの種類が並んでいた。
どの鉢を貰って帰ろうか。
2021.06.15 Tue 07:23
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『愛は、していたよ。』
長すぎる春はあっけなく終わった。
別れの言葉を告げた君もさばさばとしていたものだ。
まるで契約書に判を押すように、僕たちは別れた。
独り、馴染みのバーで杯を傾ける。
「愛していたんですか?」言の顛末を話したらオーナーが尋ねた。
愛は、していたよ。
ずっとね。
2021.06.15 Tue 07:22
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『お別れの作法。』
ハンカチは肌触りの良いお気に入りのものが良いでしょう。
アイメイクは控え目か、ウォータープルーフの物が良いでしょう。
その代わり最後の笑顔のために、ルージュは明るい色が良いでしょう。
心の中に未練があっても顔に出さないようにしましょう。
それがお別れの作法。
2021.06.15 Tue 07:21
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『失恋は、今夜で終わらせて。』
これであなたに会うのは最後にするから、お願い事を一つしてもいいかしら?
ずるずると続けた関係だったから、はっきりさせたいの。
お願いよ。
失恋は、今夜で終わらせて。
そうしたら、私は次の恋に進めるから。
大丈夫よ、あなたへの想いは吹っ切れたから。
2021.06.15 Tue 07:21
引用RT
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最後の噓をつきました
「iotuは、内緒話をするように声を潜めて最後の嘘をつきました。
それは前へ進むための嘘でした。
「永遠を信じている」、と。
・・・どうしようもないな。」
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僕は、内緒話をするように声を潜めて君の耳元に最後の嘘をついた。
それは君と別れて、前へ進むための嘘だった。
「永遠を信じている」と告げれば、君の瞳は期待で輝く。
そんなものはどこにもないと知っていたのに、君が俯いて歩くものだから希望を持たせてしまった。
・・・どうしようもないな。
2021.06.15 Tue 07:20
140文字の物語
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『砂糖を煮詰めた甘さの君』
君は僕に対して優しすぎる。
まるで砂糖を煮詰めた甘さの君は、今日も僕を甘やかす。
君の水あめのような、カラメルような甘さから、僕は抜けだせなくなる。
どちらも駄目になりそうな関係にもつれこんでしまうような気がする。
だからお願いだよ、これ以上僕のコップに砂糖を溶かしこまないで。
2021.06.15 Tue 07:20
140文字の物語
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『お味噌汁』と『遠い目』、登場人物が『打ちのめされる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
貴方が遠い目をしていたから、現実に戻ってきてほしくて「どうしたの?」と尋ねた。
「なんでもないよ」と貴方は目を瞬かせた。
私はごまかされたという事実に打ちのめされる。
「今日のお味噌汁の具はなにがいい?」できるだけ明るい口調で訊いた。
貴方と話せればどんな話題でも良かったから。
2021.06.15 Tue 07:18
140文字の物語
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『「目を逸らしつつ、腕に触れる」キーワードは「病気」』
病気になって以来、白尽くめの四角い部屋が僕の居場所だ。
長く患っているせいだろうか。
入院当初は頻繁に来てくれていたクラスメイトも見舞いに来ることが稀になった。
一人の例外を除いて。
「はい、今日のプリント」学級委員長の君は律儀に通ってくれた。
僕は目を逸らしつつ、君の腕に触れた。
2021.06.15 Tue 07:17
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『ふってしまうのなら、嘘すらも抱いて』
雨が降り続ける夜だった。
貴方は私に背を向けて部屋から出ていくことが分かっていた。
最後に優しい嘘をついて抱きしめて。
それを永遠に心の中に刻むから。
ふってしまうのなら、嘘すらも抱いて。と貴方にすがりついてしまうのは私の弱さなのだろう。
2021.06.15 Tue 07:17
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iotuは五百箇という意味の古語から。
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