iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
■
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2025.11.19 Wed 23:59
■
文中に『蒼』を入れて【未練】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
あなたとの婚約解消には未練があった。
蒼白い顔がより病的に白くなった。
「そうですか」とあなたは物分かりの良い返事をした。
少しは寂しいと思ってくれてもいいのに、と僕は思った。
あなたにはそれだけのことなのだろう。
僕には重大なことなのに、あなたにとってはよくあることなのだろう。
PR
2021.07.15 Thu 05:56
140文字の物語
CM(0)
■
『罰』と『指輪』、登場人物が『引っかかる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
早朝、目覚めると薬指の指輪がなかった。
寝ぼけ眼で大切な指輪を探す。
昨夜はしていた。それがなくなるなんて不自然だった。
私の思考が引っかかる。
隣で寝ていた、いや正確には狸寝入りをしていた夫を起こす。
「指輪、隠したでしょ」と私が言うと「罰があったんだよ」と夫はさらりと言った。
2021.07.15 Thu 05:55
140文字の物語
CM(0)
■
『「満面の笑みを浮かべながら、両手を両手で包む」キーワードは「ツンデレ」』
「僕は君に会えて嬉しいよ」と満面の笑みを浮かべながら、君の両手を両手で包む。
「別に私はそんなこと思っていないわよ。運命なんて馬鹿らしい」と君はいつものように言う。
君はいわゆるツンデレだってことを僕は知っている。
ちょっと素直になれない君のことが大好きだ。
僕は笑みを深くする。
2021.07.15 Thu 04:57
140文字の物語
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『ごきげんようからの転落人生』
どこにでもあるよくある話。
夜に咲く蝶の打ち明け話。
ごきげんようからの転落人生を紫色のドレスに身を包んだ女性が話す。
それはあっという間のことだったと言う。
ごきげんようと手を振って制服を纏った幸せな人生から夜の蝶になるまで一夜のことだった。
2021.07.15 Thu 04:56
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『夜明けの街は
誰かのサヨウナラをかくしている』
ネオン掲示板が消灯される時間。
太陽が白々と昇ってくる。
ゴミ出しから帰ったかえりに、ふと目に入った。
『夜明けの街は誰かのサヨウナラをかくしている』そう言った先輩の表情を思い出した。
一夜の恋なのか、それとも運命の恋なのか。
2021.07.15 Thu 04:56
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『失望保険』
「今ならお手軽な値段で保険に入ることができますよ」とお決まりのスーツ姿でセールスマンが言った。
玄関先で並べられた書類を手に取る。
「こんな機会は二度とありませんよ」とセールスマンは畳みかける。
パンフレットには『失望保険』と大々的にプリントアウトされていた。
2021.07.15 Thu 04:55
引用RT
CM(0)
■
最後の噓をつきました
「iotuは、特別に優しい声で最後の嘘をつきました。
それは切望のような嘘でした。
「世界で一番、大嫌い」、と。
決めたはずの覚悟が、揺れそうだな。」
------
僕は、特別に優しい声で最後の嘘をついた。
泣きたいぐらいに望んだ嘘だった。
それは切望のような嘘だった。
こんな嘘をつくのは心が痛かった。
「世界で一番、大嫌い」と。君に向かって言った。
これでおしまいにするための嘘だった。
君の瞳が僕を見つめる。
決めたはずの覚悟が、揺れそうだな。
2021.07.15 Thu 04:54
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『快感』を入れて【悔しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
優しい彼の一番になれたら、どんなに快感だろう。
他人に優しい彼は、今日も私を後回し。
ずっと一緒だったから、悔しいけどすぐにかまう必要がないと思っているのだろう。
私が彼が戻ってくるのを待っていることに慣れているせいの可能性も。
たまには一番にしてくれてもいいじゃないか、と思う。
2021.07.15 Thu 04:53
140文字の物語
CM(0)
■
『新緑』と『狂気』、登場人物が『抵抗する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
狂気のような新緑の季節がやってきた。
僕は抵抗する。まだ季節が移ろいゆくのは早すぎると。
薄紅色の花をまだ散らさないでくれ、と願う。
けれども時の流れというのは残酷だ。
どれだけ祈っても、季節は一つ進む。
けたたましい新緑が笑う季節になった。
花が咲いていた枝にも葉が芽吹いていた。
2021.07.15 Thu 04:52
140文字の物語
CM(0)
■
『「さりげなく、両手を両手で包む」キーワードは「ソファの上」』
飴色の昼下がり。
君と二人、ソファの上に腰かけていた。
僕はさりげなく、君の両手を両手で包んだ。
君の両手は働き者の手。
堅く肉刺ができたり、ところどころ節がある。
そんな両手を包む僕の手が真っ白で、柔らかいのが恥ずかしかった。
君は大きな目を僕に向けて「どうしたの?」と尋ねた。
2021.07.15 Thu 04:51
140文字の物語
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『あの日、君は
クジラの泪をとりに、』
あの日、君はクジラの泪をとりに、冒険の道へと飛び出した。
私はそんなものが欲しかったわけでもないのに。
片親しかいない君は武勇を見せなければ娶れない、と思ったのだろう。
誰もが認める婚姻を結びたい、と思ったのかも。
私は君の無事を祈る。
2021.07.15 Thu 04:51
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『中古家族』
母親が離婚と再婚をくりかえした。
今の家族は母親以外とは血が繋がっていない。
まるで中古家族だった。
そのせいか、義理の兄弟はそっけない。
新婚気分の両親以外、黙々と食べる晩ご飯は冷え冷えとしている。
母親のようにはならないぞ、と心に誓って、しばらくは養われている。
2021.07.15 Thu 04:50
引用RT
CM(0)
■
#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『それが死ののぞみです。』
黒い服がよく似合う女性がやってきた。
今日の依頼主だ。
無言で白い封筒を机の上に置いた。
「失礼」と封筒を開く。
何も書いていない便箋が一枚入っていた。
「それが死ののぞみです。もう何もいらないのです」と女性は言った。
「そうですか」と頷いて受け取った。
2021.07.15 Thu 04:49
引用RT
CM(0)
■
最後の噓をつきました
「iotuは、夢を見るような気持ちで最後の嘘をつきました。
それは前へ進むための嘘でした。
「くだらない毎日なんて、消えてしまえ」、と。
本当に、ごめんね。」
------
僕は、夢を見るような気持ちで最後の嘘をついた。
夢ではない。それは前へ進むための嘘だった。
描いた夢を現実にするための嘘だった。
「くだらない毎日なんて、消えてしまえ」と。
毎日をくだらなくしていたのは僕自身なのに言った。
君の瞳に宿った光は切なかった。
本当に、ごめんね。僕は謝る。
2021.07.15 Thu 04:48
140文字の物語
CM(0)
■
『君とは、幸せになれないから』
別れは、いつもの喫茶店。
僕はブレンドを飲んでいた。
いつもよりも涙一的分、塩辛かった。
「君とは、幸せになれないから、別れよう」と僕は言った。
「そうだね」向かい側に座った君はケーキに手をつけずに、うなずく。
「二人そろって、不幸になるだろうね」君は何もかも達観した口調で言った。
2021.07.15 Thu 04:48
140文字の物語
CM(0)
PREV
←
HOME
→
NEXT
リンク
管理画面
新しい記事を書く
カテゴリー
140文字の物語 ( 8570 )
140文字の言葉 ( 36 )
140文字の随想 ( 5 )
未選択 ( 48 )
引用RT ( 1323 )
プロフィール
HN:
iotu(そら)
HP:
ついったー
性別:
非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「
紅の空
」では、「並木空」というHNで活動中。
バーコード
RSS
RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0
ブログ内検索
アーカイブ
2023 年 02 月 ( 91 )
2023 年 01 月 ( 101 )
2022 年 12 月 ( 108 )
2022 年 11 月 ( 112 )
2022 年 10 月 ( 32 )
アクセス解析
カウンター
フリーエリア
忍者ブログ
[PR]
△ページの先頭へ
Templated by
TABLE ENOCH