iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2025.09.16 Tue 07:14
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『引っ越された部屋の独り言』
夜になると幽霊が出る、と住人たちは言った。
不動産会社も困り気味の部屋。
噂になるほど広がった話に、引っ越された部屋は独り言を言う。
『今度も、一緒にいられなかったね』と悲しそうに、部屋は空っぽになった空間を見つめる。
幽霊の正体は最初の住人だ。
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2021.09.30 Thu 06:58
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『夢で逢った君は本の中にいた』
毎夜、夢の中で君と出逢う。
それは朝が来るまでのわずかな逢瀬。
そんな君に逢いたくて、逢えなくて、夢が消え去る瞬間が悲しかった。
目覚めるのが苦しくて、すぐにでも夢の中に沈めるように、本を開いた。
そこには一枚の写真。
夢で逢った君は本の中にいた。
2021.09.30 Thu 06:57
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『僕のガラス細工』
わざとじゃなかったのだろう。
それは偶然の不幸だろう。
君の手がテーブルを滑り、ガラス細工は床に落ちた。
叩きつけられた僕のガラス細工は、僕の心のように見事に砕け散った。
許すとか、忘れるとか、そんな言葉は空虚で。
最期にあげた悲鳴だけが澄んで綺麗な音だった。
2021.09.30 Thu 06:56
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『君の神話を思い出せ』
誰もが祝福の中で産まれてくる。
そして、君だけの永くも短い道が始まる。
君だけの人生は、嬉しいだろうか。悲しいだろうか。
私は君に生命の重さを知らせる聖書。
君が窓の外から飛び立てるように、その背中をそっと押す。
君の神話を思い出せ。
君には翼があったはず。
2021.09.30 Thu 06:55
引用RT
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『そのくらいなら、持っていくのを許してくれる?』
僕はアルバムの整理をしていた。
そこへ焼きたてのクッキーを持ってきた君が覗きこむ。
甘くて、香ばしい香りがして、クッキーは美味しそうだった。
「その写真、捨てちゃうの?」僕の手元を見て、君は言った。
そして数枚の写真を奪う。
「そのくらいなら、持っていくのを許してくれる?」と訊く。
2021.09.30 Thu 06:52
140文字の物語
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文中に『ふわり』を入れて【面白そう】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
ふわりとシャボン玉が目の前を通り過ぎて行った。
一つだけではなく、二つ、三つと、虚空に飛んでいく。
私が振り返ると、シャボン液が入った瓶を握りしめた幼馴染がいた。
器用にシャボン玉を作っていく。
それが面白そうで、私は無言で手を伸ばした。
幼馴染と手がふれあう。
シャボン玉がふわり。
2021.09.30 Thu 06:51
140文字の物語
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『香水』と『カメラ』、登場人物が『抵抗する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
新しいカメラを買った幼馴染は記念に一枚撮ってくれるという。
私は嬉しくなってモデルになることを承諾した。
幼馴染は私の前に香水瓶を置いた。
香りを纏って欲しい、と言われた。
写真には香りが写るわけではないから、と私は抵抗する。
幼馴染は困ったような顔をしてイメージが膨らむ、と言う。
2021.09.30 Thu 06:50
140文字の物語
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『「泣きそうになりながら、指に指を絡める」キーワードは「仲直り」』
僕と君はちょっとした口論をした。
時間が経てば、また仲直りができるような、ささやかなものだと僕は思っていた。
それなのに君は泣きそうになりながら、僕の指に指を絡める。
仲直りの伝統形式だ。
僕は自然に「ゴメン」と謝れた。
君の瞳から雫が一滴、零れ落ちた。
ぬくもりを大切にしたかった。
2021.09.30 Thu 06:49
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『噛み砕く飴』
「飴を最後まで舐めきることができないんだよね」と君は微苦笑した。
「そうなんだ」と僕は不思議に感じて、相槌を打った。
君の口の中で飴は踊っている。
口の中が甘くなったのか、君は飴を嚙み砕いた。
僕にはパリッとした音が切なく響いて、噛み砕く飴の運命を思い描いた。
2021.09.30 Thu 06:48
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『シャーペンみたいな女になりたい』
君は寂し気な横顔を見せながら呟いた。
「シャーペンみたいな女になりたい」と。
どうしてボールペンじゃいけないのだろうか。
不思議に思って問いかけた。
「邪魔になったら消しゴムで消せるでしょ。それにいつでもペンケースの中にいる」と僕を見て笑う。
2021.09.30 Thu 06:47
引用RT
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『髪絡む指』
私が寝返りを打とうとしたら、ぴんと張る糸。
君の指先に絡んだ私の髪だった。
睨んでみたけれども、君は幸せな夢の中。
髪絡み指を一本ずつ解いていくのは、赤い糸を解いていくのに似ていた。
それが悲しくなって、私は手を止めて、君の胸にもぐりこむ。
もう髪も胸も痛くない。
2021.09.30 Thu 06:46
引用RT
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最後の噓をつきました
「iotuは、馬鹿みたいだと自分に呆れながら最後の嘘をつきました。
それは相手を楽にするための嘘でした。
「君が幸せなら、幸せだよ」、と。
本当に、ごめんね。」
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僕は、馬鹿みたいだと自分に呆れながら最後の嘘をついた。
それは相手を楽にするための嘘だった。
己の心を騙して、これが最後だからと言い訳をして、僕は君を見つめた。
「君が幸せなら、幸せだよ」と嘘らしくない嘘をつく。
心の中で本当に、ごめんね。と何度でも謝った。
それしかできなかった。
2021.09.30 Thu 06:45
140文字の物語
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『この感情はどこに向かえばいいのかな』
君が僕が好きで、僕も君が好きだ。
完璧にできた輪のように巡っている。
それなのに、君は好きになっちゃいけないと言う。
僕のこの感情はどこに向かえばいいのかな。
君の虜になってしまったんだ。
君のいない暮らしなんて想像できない。
僕のことが好きなら、闇夜に輝く二人ひとつの星になろうか。
2021.09.30 Thu 06:45
140文字の物語
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文中に『桜』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
桜が舞い散る季節に拾った猫だったから、桜と名付けた。
何遍、その名を呼んだだろうか。
甘えん坊の桜は名を呼ぶと、どんなに遊びに夢中でも、近寄ってきた。
そして、その小さな頭を撫でると、機嫌よくゴロゴロと鳴いた。
人と猫の寿命は違っていることは解っていたはずだった。
桜は星の一つに。
2021.09.30 Thu 06:44
140文字の物語
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『策士』と『鉛筆』、登場人物が『狼狽する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
策士、策に溺れるという言葉がある。
それを胸に刻んで少年は策を練る。
ふいにテーブルの上にあった鉛筆が転がり落ちた。
少年の心を見透かすように、嘲笑うように。
あまり良い予感ではなかった。
少年は床に落ちた鉛筆を拾うとするが、上手くつかめなかった。
狼狽するなんて自分らしくなかった。
2021.09.30 Thu 06:43
140文字の物語
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