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「 140文字の物語 」
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僕が幸せになるために必要な三つの要素。
君と一緒にいられること。
君の笑顔を見られること。
君にふれることができること。
どれも譲れない要素。
つまりは僕という地球は、君という太陽を中心に回っているんだ。
君が無自覚に振りまく愛情に縋りついている。
だから僕を不幸せにしないで欲しい。
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君が笑うと、僕までつられて笑ってしまう。
君が好きだと言うと、僕も好きだと返す。
君と一緒に過ごす時間は快適なものだ。
すぐ隣に自分とは違う存在があること。
それは窮屈ではなく自然な感じがした。
君は面白いことを思いつく天才だから、僕の心も弾む。
次はどんなことがあるのか楽しみだ。
手を繋ぐきっかけが欲しかった。
触れそうで触れられない距離。
並んで歩いた影ばかりを見つめていた。
君がそっと、僕の指に触れる。
臆病者の僕だけど君の手を握る。
違う体温が溶けあっていくようで気持ちが良かった。
初めて手を繋いだ今日は大切な記念日。
二人にとって特別な思い出になった。
一緒に生活するようになって知らないことが多いことに気がついた。
煮物よりも炒め料理の方が得意なこと。
歯磨きには朝と就寝前に2回する。
夜、湯船に浸かるよりも、朝、シャワーで済ますことが多いこと。
知れば知るほど好きになっていく。
ジグソーパズルを埋めていくようで興味が尽きない。
お酒の席は苦手だった。
アルコールも強い方ではないし、居酒屋のコース料理もあまり好みではなかった。
できるだけ早く家に帰りたい。
そんなことを思いながら、会社の飲み会に参加していた。
それが今では冷蔵庫の中、いっぱいにお酒が入っている。
きっかけは年上の先輩。
飲み方を教えてくれた
-
果たせない約束ばかり増えていく。
それなのに、また新しく約束を増やす。
まるで命綱だ。
簡単に死を選ばないように交わされる約束は他愛のないものばかり。
約束を一つ破る度に心が抉られたかのように痛む。
どんな約束も大切だったから叶わない約束に心苦しくなる。
最初の約束だけは守りたい。
僕の恋人は晩生。
人前で手を繋ぐことも困難なぐらい。
初めての恋だから大切にしたいの、というけれど。
少し欲求不満だ。
「たまにはイチャイチャしませんか?」
僕が言うと恋人は顔を真っ赤にして首を横に振る。
そんな恥ずかしがり屋なところも可愛い、と思う。
すっかり好きになってしまった。
昇降口の入り口で溜息を聞いた。
クラスメイトの男子が私に気がついて笑った。
「傘、持ってくるの忘れてた。朝は降ってなかったからさ」男子は言った。
「一緒に入っていく?」自分でも珍しい大胆なことを言った。
雨に濡れた犬を連想したからもしれない。
「いいのか」
「じゃなきゃ言わないよ」
僕が彼女のもののように、彼女は僕のものだ。
この出会いが運命をというもので仕組まれていたとしても。
別れまで運命に殉じることはない。
僕との彼女の終わりは二人で決める。
世界ごときに、渡してたまるか。
彼女ひとりで救われる世界なんてものはクソくらえだ。
僕はいつまでも一緒にいるよ。
いつの間にか心の片隅に居座ったあいつ。
惚れた方が負けだとはよく言ったものだ。
一挙手一投足が気になる。
こんなに好きになるなんて計算外だ。
どうすれば心から手早く追い出せるか、そればかりを考える。
あいつにはお似合いの恋人がいるのだから。
思っているだけの自分には勝ち目はない。
君が僕のことを好きじゃないことぐらい知っているよ。
君の視線は雄弁だ。
まるで向日葵のように彼を追いかけている。
ずっと君を見ているから気がついた。
思いのたけを告げたら迷惑だろうから僕は口を引き結ぶ。
君の片恋が成就することを祈っている。
君は魅力的だから、きっと彼も好きになる。
一生分の君が欲しい。
これからの長い人生も全部の君が欲しい。
君とだったらどんな困難でも乗り越えていけるような気がする。
だから、君は頷いてくれるだけでいい。
後悔はさせないから、ずっと一緒にいて欲しい。
僕のわがままを叶えてくれるかな?
同情でも良いんだ。
君が傍にいてくれるなら。
ひっそりとした部屋で、神剣・神楽と対峙する。
静かな室内で同胞殺しの妖刀は楽しそうに律動していた。
青年はヘアゴムで中途半端に伸びた髪を結ぶ。
神剣・神楽の鞘を握る。
殺し合いが始まる。
死なない程度に頑張ると胸に誓う。
襖を開けると少女が立っていた。
瞳を合わせて無言で頷きあう。
君はいつだって独りぼっち。
そんな君だからこそ僕は思う。
僕が、君を幸せにしたい。
君が涙の海に溺れないように、ずっと手を繋いでいたい。
君の溜息を唇で塞ぎたい。
世界には楽しいことがたくさんあることを教えてあげたい。
君の悲しみを全部取り上げてしまいたい。
君は幸せになる資格がある
夕暮れの太陽に背中を押されながら、帰った道。
交互に小石を蹴飛ばしながら歩いたね。
君はもう僕の隣にはいないし、蹴るような小石もない。
月日の流れを感じながら、変わらない太陽の輝きに目を細める。
想い出の中の君はいつまでもランドセル姿だ。
今も君がどこかにいる気がする。
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