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「 140文字の物語 」
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岩が砕かれてできたコンクリートジャングルは、岩の悲鳴が聞こえてきそう。
そう少女は言った。
悲しいのだろうか。
疑問に思って少女の顔を覗きこんだら微笑んでいた。
少女が考えていることが分からなくなる。
そんなところが少女の魅力だった。
自分とは価値観が違う。
それにどれだけ救われたか
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器用なのに言えない私と、不器用だから気付かない貴方。
だからいつまでも友達同士という一線を越えられないでいる。
本当に好きになったら、色々と考えすぎて言葉に詰まる。
どれだけ貴方のことが好きか、言わなくても伝わればいいのに。
でも貴方は別のことで一生懸命だから気付いてくれない。
神様、お願い。
私の世界が終る時、花でいっぱいにしてほしいんだ。
誰にも見送られずに去っていくのは辛いから。
たくさんの花に囲まれて世界とお別れできたら未練というものがなくなると思うんだ。
産まれた時、泣いた世界とも笑顔でサヨナラを言いたい。
独りではできないことでも、君とだから、できる。
君は僕に勇気を与えてくれる。
君がいるから、僕は胸を張って進んでいける。
僕にとって君は「特別」な存在なんだ。
独りで彷徨う夜も君という月が道を照らしてくれる。
どんな困難でも君と一緒なら乗り越えられるような気がしてくるから不思議だ
離れている時間が長いから、一緒にいる時ぐらい仲良くしたい。
それなのに、さっきからスマホばかりをいじっている。
これじゃあ、一緒にいる意味がない。
むしろ一人でいる時の方がいい。
自分の存在を無視されているような感じがする。
大袈裟なと思うかもしれないけれど、寂しさは増すばかりだ
母親譲りの愛らしい外見の少女は、見た目を裏切るお転婆姫だった。
今日の今日とてお付きの侍従と鬼ごっこ。
ドレスをまとって、髪を結いあげれば、誰もが息をのむような麗しい少女なのに、庶民が着るような動きやすい服をまとって、城下に降りる。
お付きの侍従は半べそをかいている
好きな人がいる。
傷つきたくなくて、気持ちを伝えることができない。
臆病な自分は、挨拶を交わすことだけでもドキドキした。
変な子に思われなかっただろうか。
自然に振舞えただろうか。
そればかりを気にしていた。
そんな折、噂を聞いた。
好きな人に恋人ができた。
本当だったら喜ぶべきなのに
覚めた夢の続きを見ているのかと思った。
隣に君が座っていて、一緒に庭を眺めていた。
他愛のない世間話をして、茶菓子をつまむ。
どこまでもありふれた日常のような夢だった。
夢の中には悲しみも、苦しみもなかった。
瞬きをしても消えはしない。
夢じゃないことが嬉しくて、それをかみしめる。
お味噌汁なんてどれも同じだと思っていた。
でも、少女が作るお味噌汁は美味しかった。
お湯で味噌を溶くだけだ。
それなのに、全然違った。
それを伝えると少女は「愛をこめていますからね」と微笑んだ。
これから先の未来も、この味を楽しみたい。と思った。
そんな自分の心境の変化に狼狽する。
二人は何でも一緒だった。
生まれた時からのお隣さんだったから、違和感がなかった。
どちらもお互いが何より大切だった。
他に友達ができても、一番は幼馴染みだった。
ずっと一緒だと思っていた。
それは恋なんてものじゃなかった。
もっと親しく、鏡の中の自分を見つめているようなものだった。
「わがまま、言ってもいい?」と少女は尋ねた。
「君がわがままじゃなかったことはあった?」少年は茶化す。
「手を繋いでもいい?」と少女が言った。
少年は一瞬、迷った。
少女は少年が言葉に詰まったのを了承だと思った。
軽々しく、指をぎゅっと握る。
「少しだけこうしていたいの」少女は笑う
国王は狂気にとりつかれた。
夜な夜な黒魔術に没頭して、国民を生贄にしている。
この国が破滅するのも近い。
こんな時、王妃がいればどんなに良かっただろうか。
政略で嫁いできたものの、国王をを愛し、支えてくれた。
二人の仲は睦まじく幸せそうだった。
滅んでいく国を見ることしかできない。
-
それでも綺麗だねって君が笑った。
それなら、この世界にある悲しみのことごとくは綺麗なものなのだろうか。
絶望色に染まった夜も、後悔色に染まった朝も。
どんな世界であろうとも。
君の瞳に映るものが綺麗だというのなら、それを信じて僕は進める。
君がいる世界が僕にとって、救いの世界だ。
-
どこか遠くにいる君の幸せを祈っているよ。
一緒にいる時は泣かせてばかりいたね。
木の葉が落ちるように、終わった恋だった。
君の笑顔は今でも胸の奥にあるよ。
今度、出会える君の知らない誰かと幸せを探してみるよ。
だから、君も薄情な僕のことなんて忘れて、飛び切りの幸福になって欲しい。
記念日は作ろうと思えば、星の数だけ作れる。
でも、その中で唯一作れない記念日がある。
一年に一度の誕生日。
神様がお決めになった生誕日。
だからこそ、大切な日。
忙しい両親も今日ぐらいは祝ってくれるだろう。
帰宅するまで信じていた。
薄暗い部屋で、仕方なく、両手をぎゅっと握る。
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