iotuのlog
「 140文字の物語 」
■
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2025.10.07 Tue 09:00
■
『天気』と『悔しさ』、登場人物が『伝える』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
天気予報を見て悔しさを味わった。
週末ごとに降る雨に恨めしくなってしまう。
テーマパークで遊ぶという約束も、またふいになった。
それを伝えるメールが届いた。
どうやら相手側も天気予報を見たらしい。
こんなにタイミングばっちりの二人なのに、天気までは動かせないようだった。
謝罪された
PR
2018.12.31 Mon 10:00
140文字の物語
CM(0)
■
-
泣きたくなったのは、あなたが嫌いになったからじゃない。
こんなにも愛しいと想う気持ちが自分の中にある。
それに気がついたから。
伝えきれない心が溢れかえってしまったから。
あなたを困らせるために泣いたんじゃない。
あなたと一緒にいることが幸せだと知ったから、自然と涙になったの。
2018.12.31 Mon 10:00
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『首筋』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
冬に入ったのだからと油断していた。
虫よけのスプレーをせずに就寝した。
ドアも窓もきっちりと施錠していた。
それなのに、どこから侵入したのか蚊に血を吸われた。
姿見で全身を見てショックを受けた。
まるでキスマークをつけられたようだった。
特に首筋の痕は酷いものだった。
溜息をついた。
2018.12.31 Mon 09:59
140文字の物語
CM(0)
■
『また次の世界で』
白い静かな部屋だった。
ベットの上で君は微笑んでいた。
僕は傍らに座って、細くなった手を握っていた。
君はふいに口を開いた。
「また次の世界でお会いしましょう」
それが惜別の言葉だと分かったから、僕の目から雫が落ちた。
残された時間の短さに胸が悲しみでいっぱいになる。
辛い気持ちだ。
2018.12.31 Mon 09:58
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『仕草』を入れて【悔しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
洗練された仕草で紅茶がなみなみと注がれた。
音一つなくカップ&ソーサーが目の前に置かれる。
「お嬢様は砂糖が一つでしたね」シュガーポットから角砂糖が一つカップの海に滑り落ちた。
一朝一夕で身につくものではないと知っているけれど。
自分も一人で紅茶を淹れられるぐらいになりたい。
2018.12.31 Mon 09:58
140文字の物語
CM(0)
■
『「泣き顔で、腕にしがみつく」キーワードは「勇気」』
内気な少女が泣き顔で、少年の腕にしがみつく。
そうしていれば離れないで、すむかというように。
ずっと一緒に育ってきた少年は微笑んで、少女の手に自分の手を重ねる。
「行ってくるよ」少年は言った。
少女の指を一本ずつ離していく。
「行かないで」少女は涙ながら訴えるが最後の指が離れた。
2018.12.31 Mon 09:57
140文字の物語
CM(0)
■
-
君が好きなものは好き。
君が嫌いなものは嫌い。
いつからか僕らしさを失った。
それでも君が僕のことを好きなら、それで良かった。
けれども君は僕を捨てようとする。
これ以上のない裏切り行為だった。
僕はこんなにも君が好きなのに、君は僕が嫌いだと言う。
だから僕は僕のことが嫌いになった。
2018.12.31 Mon 09:56
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『祭』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
街は聖誕祭一色だ。
店では定番のクリスマスソングが流れている。
ツリーが飾られ、キラキラとしたモールが賑やかだ。
贈り物を探しているのだろうか。
楽しそうにショッピングする人たちに囲まれる。
今年もクリスマスは一緒に過ごせないらしい。
だからか、このお祭り騒ぎも苦々しいものになる。
2018.12.31 Mon 09:56
140文字の物語
CM(0)
■
『「ぎこちなく、指に指を絡める」キーワードは「別れ」』
離れ離れになることは知っていた。
出会いは喪失への始まりだ。
俯いたまま二つの足音を聞く。
どうしてずっと一緒にいられないのだろう。
こんなにも好きなのに二人でいられるのは今日で最後だ。
無言で歩いていたら駅までついてしまった。
ぎこちなく、指に指を絡める。
ようやく繋いだ手は冷たい
2018.12.31 Mon 09:55
140文字の物語
CM(0)
■
『きっと幸せだったんでしょう』
時間はでたらめな時計の針のように巻き戻すことはできない。
まるで初夏のように駆け抜けていく。
同じように見えて違う道を進んでいる。
繰り返される「おはよう」と「お休み」の中で体に刻みこまれていく。
君は眠るように僕を置いていった。
「きっと幸せだったんでしょう」と友は言ってくれた
2018.12.31 Mon 09:55
140文字の物語
CM(0)
■
『「嫌々ながらも、両手を指先でつつく」キーワードは「夏」』
蝉時雨が頭の中で反響する。
汗でシャツが肌に貼りつく。
母から託された西瓜の重さによろめく。
ようやく目的地に辿りつく。
インターフォンを鳴らしたけれども誰も出てこない。
庭のほうから回ると縁側で幼馴染が爆睡していた。
西瓜を縁側に置く。
起きないかと嫌々ながらも、両手を指先でつつく
2018.12.31 Mon 09:54
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『小さな』を入れて【気持ちいい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
空が澄みきっていて太陽が落ちていく姿が美しかった。
今日も一日が終わろうとしている。
それをカメラに収めながら、溜息をつく。
一瞬、一瞬、変わる空だから飽きがこない。
どの一枚を現像しようか、データーを見ながら、帰路につく。
暗くなった道を小さな幸せを噛みしめながら歩く。
2018.12.31 Mon 09:53
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『無視』を入れて【不安】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
メールを送っても返事がなかった。
電話をしたけれど、留守番電話サービスに接続された。
仕事で忙しいんだ、と自分に言い聞かせる。
無視されているのだろうか。
本当はどっかで違う人たちに囲まれて楽しんでいるのだろうか。
臆病な自分はうんともすんとも言わない携帯電話を握り締める
2018.12.31 Mon 09:53
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『愛され』を入れて【不安】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
今日のプレゼントは薔薇が一輪。
昨日はデンファレ。
一昨日はコスモスだった。
毎日、違った花を一輪ずつもらう。
愛されているのだろうか。
花瓶からはみ出しそうな花々を見ながら、黒い影が胸を過る。
いつまで続くのだろうか。
儀式めいた贈り物に途惑いながら思う。
明日の花を想像する
2018.12.31 Mon 09:52
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『いつの間に』を入れて【構って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
いつの間にか胸の柔らかい部分に住み着いた君。
どんなに追い出そうとしても君は居座り続けた。
僕は諦めて、溜息を零す。
見つめるだけで精一杯な僕は、楽しげに笑う君を心に焼きつける。
本当は仲良くなりたいんだけど、それは数学よりも難しい。
今日も向日葵の様に君を追いかける。
2018.12.31 Mon 09:51
140文字の物語
CM(0)
PREV
←
HOME
→
NEXT
忍者ブログ
[PR]
△ページの先頭へ
Templated by
TABLE ENOCH