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「 140文字の物語 」
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2025.10.04 Sat 14:32
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『この関係に名前を付けるとするならば』
僕と君の関係はひどく曖昧だ。
でも一緒に帰って、一緒にご飯を食べて、それぞれの家に辿りつく。
この関係に名前をつけるとするならば「恋」がいい。
僕はそれぐらい好きだし、君もそれぐらい好きでいて欲しい。
特別扱いをするのは、僕が君に恋しているからだ。
だから君も素直になって欲しい。
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2019.08.31 Sat 19:29
140文字の物語
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「サヨナラ」は別れの言葉ではない。
始まりの言葉だ。
太陽が沈んで、また昇ってくるように。
また出会うための魔法の言葉だ。
だから、そんな悲しそうな顔をしないで欲しい。
別れ難くなってしまう。
絶対に会えると知っていても、君の涙は胸を痛ませる。
どうか笑っていて欲しい。
贅沢な願いだ。
2019.08.31 Sat 19:28
140文字の物語
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君が僕を愛する以上に、僕は君を愛している。
一方通行な想いでもかまわなかった。
気持ちが届かなくてもよかった。
一人で抱えこんでいるだけで充分だった。
それは孤独ではなかった。
君のことを考えるだけで胸が熱くなった。
幸いというのはこういうことを指すのだろう。
想いを抱えたまま歩く。
2019.08.31 Sat 19:27
140文字の物語
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僕と君の二人だけの世界だった。
僕は君以上に君のことを知っていた。
君も僕以上に僕を知っていた。
第三者のいない閉じた世界の中で、僕たちは愛しあった。
二人きりで完結した世界の中で外を見ずに閉じこもっていた。
それが「愛」だと思いこんでいた。
独りになってその歪さを初めて知ったよ。
2019.08.31 Sat 19:27
140文字の物語
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『「泣き顔で、手のひらをぎゅっと握る」キーワードは「ソファの上」』
今日は撮りためたDVDの鑑賞会だ。
ソファの上に座って、行儀よく見ていた。
感動の大作、と銘を打たれた映画がTVに映し出された。
ダメだ。
すでに胸の貯水池はいっぱいになってしまった。
泣き顔で、手のひらをぎゅっと握る。
涙で画面は歪んで見えた。
鼻水をすすると、もっと涙があふれてきた。
2019.08.31 Sat 19:26
140文字の物語
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文中に『やっと』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
四十九日も過ぎ、やっと一息がつける。
今まで忙しくて考える暇すらなかった。
君がここにいないことを思い返す時間がなかった。
もっと一緒にいる時間を作ればよかった。
僕より先に旅立つとは思っていなかった。
だから楽観視していたのかもしれない。
人の命は儚いものだ。
失って初めてわかる。
2019.08.31 Sat 19:26
140文字の物語
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君は僕を置いて大人になっていく。
僕は立ち止ったままだ。
君は誰と恋をするのだろう。
置いてきぼりにされた僕ではないのは確かだ。
どんどん綺麗になっていく君に出来ることはあるだろうか?
僕の手から離れていく愛しい人よ。
どうか幸福でいて欲しい。
君が涙に暮れることがないことを祈る。
2019.08.31 Sat 19:24
140文字の物語
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貴方には何色が似合うだろうか。
自分以外の誰かを思って選ぶのは楽しい。
そんな単純なことを貴方は教えてくれる。
貴方と過ごす日々は新鮮だった。
モノトーンの世界を彩ってくれた。
貴方は星のように輝いている。
それも全天の中で一番の一等星だ。
貴方のことを忘れることはできないだろう。
2019.08.31 Sat 19:23
140文字の物語
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『欠けた愛を探してる』
ずっとさまよっている。
完璧な愛を求めて。
僕の持っている愛は歪だ。
真円になるように人の群れの中を歩いている。
見つからないのだろうか。
僕は欠けた愛を探してる。
パズルのピースのように、ぴったりを当てはまる愛を抱えている人を探してる。
そんな人はどこにもいないだろうか。
諦め始めた
2019.08.31 Sat 19:23
140文字の物語
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『鎖』と『雨』、登場人物が『引っかかる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
雨が鎖のように降る。
私を閉じこめるように、ずっと降っている。
どこか遠くに行きたいのに、雨の街は暗い。
結局どこにも行けずに、家の中で雨が降るのを見ている。
いつから雨は降っているのだろうか。
記憶が引っかかる。
この街に越してきてから降っている。
まるで逃げ出すのを防ぐように。
2019.08.31 Sat 19:22
140文字の物語
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文中に『菓子』を入れて【悔しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
疲れて帰ってきた用だった。
ご褒美用だった。
楽しみに帰ってきて冷蔵庫を開ける。
買い置きしていた菓子は姿を隠していた。
へなへなとその場で座りこんでしまった。
菓子を食べた犯人は「ごめん、ごめん」と軽く謝る。
涙が出てきそうだった。
食べるのを楽しみにしていた。
謝られても許せない。
2019.08.31 Sat 19:22
140文字の物語
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文中に『水面』を入れて【夢中】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
季節がら、よく雨が降るようになった。
あちらこちらに水溜まりができていた。
鏡のように空が映りこんでいた。
少女は水面を踏む。
レインブーツと少女の重さ分、水が跳ねる。
空がかき消える。
それが楽しいのか、少女は水溜まりごと踏みしめる。
少年は跳ねた泥水をよけながら、少女の後に続く。
2019.08.31 Sat 19:21
140文字の物語
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『指輪よりも愛がいい』
彼が私の薬指に指輪をはめる。
「これが契約の印だ」低く彼は言った。
どこか満足そうな様子に悲しくなる。
私たちはこれから契約結婚をする。
期間は3年間。
外に恋人を作ってもOK。
結婚をしたいう事実だけが大切なのだ。
指輪よりも愛がいい。
そう思っても、彼が私を愛することはないだろう。
2019.08.31 Sat 19:21
140文字の物語
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いつか来る別れの日々におびえていた。
始まりはいつも鐘を鳴らすように、心臓を震わせる。
幸せな毎日が長く続くことを祈っていた。
それでもやってくる「サヨナラ」の日。
せめて笑顔で別れよう、と約束したけれども守れそうにない。
離れていく君の背中を見送りながら涙を零した。
声を殺して。
2019.08.31 Sat 19:18
140文字の物語
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想い出が追いかけてくる。
君の足音のように。
もう僕の後をついてくることはないのに。
二人で決めた「サヨナラ」。
出会えて良かったね、そう言えるようになるまで、この痛みを抱えていくのだろうか。
いつまでも僕の後ろを歩いてくるのだと信じていた。
こんな結末を迎えるなんて想像しなかった
2019.08.31 Sat 19:18
140文字の物語
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