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「 140文字の物語 」
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2025.10.12 Sun 15:23
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『二文字以内で答えを聞かせて』
「私のこと、どう思っている?」
君は唐突に訊いてきた。
「二文字以内で答えを聞かせて」
と君は難しい注文をつけてくる。
だから、僕はもっとも単純な言葉で返すことしかできない。
「好き」僕は答えた。
本当はもっとたくさん言いたいことはあったんだけど。
君の顔が嬉しそうに輝いた。
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2017.10.21 Sat 04:44
140文字の物語
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『過去』と『純粋』、登場人物が『悩む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
君と空を見上げては夜空の星を繋いで、星座を探した。
流れ星を追いかけて、一晩中起きていた。
それも、もう過去のこと。
そんな純粋さは失われ、俯きながらとぼとぼと家路を急ぐ。
もう一度、君に会えたら思い出すだろうか。
そんなことを悩む。
満天の星空、月明かりに照らされながら。
2017.10.21 Sat 04:43
140文字の物語
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さようならを重ねて生きている。
出会いは別れへのカウントダウン。
人との交流は短くても長くても私の中に降り積もる。
ずっと一緒にはいられない。
だからこそ毎日が大切で特別。
さようならを口にする度、明日のことを考える。
すれ違うだけの人平行線のように隣にいる人。
別れる日まで
2017.10.21 Sat 04:42
140文字の物語
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『ゴミ袋』と『優しさ』、登場人物が『伝える』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
君が僕にくれた優しさをゴミ袋につめていく。
君のことを少しずつ忘れていきたいから想い出は捨てていく。
たくさんのゴミ袋に囲まれた僕は、涙が零れるほど悲しい。
どうして一緒にいられる時間の中で、君に感謝を伝えることができなかったんだろう。
独りぼっちになった部屋で僕は泣く
2017.10.21 Sat 04:42
140文字の物語
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『恋人になりたいだけなんですけど、』
「先輩、好きです!付き合ってください」
「俺、君のことをちっとも知らないんだけど」
「私が知っているから、大丈夫です!付き合っている人、いませんよね」
「悪かったなぁ」
「恋人になりたいだけなんですけど、好きになってくれなくても良いです」
「それ、ちょっと不毛じゃないか?」
2017.10.21 Sat 04:39
140文字の物語
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『朝』と『要塞』、登場人物が『抱きしめる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
この要塞が最後の要塞だった。
他の要塞はすでに陥落している。
皇帝軍の勢いは破竹。
ここが破られるのも時間の問題だろう。
敗戦は濃厚だった。
たった一人残された王女はどうなるのだろうか。
静かに最後の朝を迎えようとしていた。
王女に自決用の短刀を手渡す。
それから、抱きしめる。
2017.10.21 Sat 04:37
140文字の物語
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『君のかわりに、泣いてあげる』
君の瞳はからからに乾いている。
辛すぎて泣き方を忘れてしまった。
そんな君のかわりに、泣いてあげる。
君の分の悲しみまで、僕は引き受けるよ。
それぐらいしか出来ないから。
今度、苦しいことがあったら、一緒に泣こう。
もう我慢をしなくてもいいんだよ。
悲しみを半分こにしよう。
2017.10.21 Sat 04:33
140文字の物語
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『もう一度好きになって』
「他に好きな人ができたんだ。別れてほしい」彼は言った。
もとより、私の方が好きになって付き合い始めた。
フリーだから付き合ってくれていたことは知っている。
他に好きな人がいなかったから。
もう一度好きになって、と星に願いをかける。
誰よりも彼のことが好きだから、別れが辛い
2017.10.21 Sat 04:32
140文字の物語
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文中に『キス』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
友達以上恋人未満という今を変えたくてキスをした。
彼女は大きく目を見開いてそれから俯いた。
越えてはいけない一線だったらしい。
「気持ちに応えられない。ゴメン」彼女は謝った。
謝るのは僕の方だ。
突然の行為に彼女を困らせた。
僕の気持ちは伝わってしまった。
もう元には戻れない
2017.09.23 Sat 19:45
140文字の物語
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『絡んだ糸は解けてしまった』
小指の先から繋がった赤い糸。
どこまで続くのか分からない。
少女は興味本位で辿ってみることにした。
お隣に住む幼馴染の少年には内緒で。
赤い糸はこんがらがっていた。
少女は大人になってようやく赤い糸の終りが見えてきた。
絡んだ糸は解けてしまった。
幼馴染の彼の小指に辿りついた
2017.09.23 Sat 19:44
140文字の物語
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『夜』と『慈悲』、登場人物が『傷つく』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
太陽と違って静かに闇夜を照らす月は慈悲深い。
今日も心無い言葉に傷つく。
とぼとぼと自分の影を見ながら、帰り道を歩いていた。
今日はどうにかやり過ごした。
明日もどうにか頑張れるだろうか。
心に溜まる疲れがいつの間にか涙に代わっていた。
子供のように泣きながら家に辿りついた
2017.09.23 Sat 19:44
140文字の物語
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文中に『離れ』を入れて【知りたくない】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
出会いは別れへの始め。
いつか離れ離れになる。
そんな瞬間がやってくる。
どんな出会いであれ、必ずついてまわる。
出会わなければ知らなかっただろう心の痛みに、今から心配している。
好きだからこそ余計に、心が揺れる。
今の幸福を永遠にしてしまいたい。
痛みは知らないままで。
2017.09.23 Sat 19:43
140文字の物語
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「幸せはどこにあるのでしょう」たおやかな婦人は言った。
影のように寄り添った男は口に開いた。
「それは貴方の隣に」男の言葉に婦人は微笑を見せる。
「これが幸せというものですか?案外窮屈なものですね」婦人は穏やかに言った。
「退屈ですか?」男の問いに婦人は笑顔を答えにした
2017.09.23 Sat 19:40
140文字の物語
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『君につける嘘は、あいにく持ち合わせていない』
「愛してる」と僕は何度目かの愛の告白をした。
「嘘ばっかり」と君はいつものように話を流そうとした。
「君につける嘘は、あいにく持ち合わせていない」と僕は正直に言った。
君の瞳が揺れるのが答えだと分かった。
友達以上恋人未満という今の状況を崩したくない。
それが君の願いだ。
2017.09.23 Sat 19:39
140文字の物語
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文中に『ねぇ』を入れて【未練】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
あの日に戻れたら、もう一度やり直すのに。
過去は変えられない。
それでも考えてしまう。
「ねぇ、一緒に帰れない?」と一言、告げられていたら未来は変わっていたかもしれない。
あの娘じゃなくて、私が彼女になっていたかもしれない。
恋愛は先着順じゃないけど思ってしまう。
2017.09.23 Sat 19:39
140文字の物語
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