忍者ブログ
「 140文字の物語 」
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「愛してる」君は言った。
僕は驚いた。
「そう言って欲しいんでしょ?」と君は微笑む。
「何べんでも言ってあげる。だって本心だもの」君は笑顔を浮かべたまま言う。
「僕も君を愛してる」そう言って細い肩を抱いた。
幸福感で心が満たされる。
こんなに幸せで良いのだろうか。
不安が脳裏を過ぎる
PR
-
いつでも君が先に泣くから、僕は泣いてはいけないような気がしたんだ。
大きな瞳いっぱいに涙をためて、声もなく君は泣く。
その涙を拭うのが僕の役目のような気がしていてた。
君は僕の分まで涙を流す。
だから、僕は痛みを感じずにすんでいた。
僕は自然に、君の優しさに寄りかかっていたんだ。
-
月のない静かな夜。
僕たちは黙って歩き続けた。
目的地のないまま、ただ歩いた。
それはちょうど答え合わせのない問題を解くようなものだった。
一緒にいるのに理由が必要だった。
別れの言葉を紡ぐ勇気はなく、おしまいを先延ばしにしている。
それでも終りの時間はやってきた。
携帯電話が鳴る。
-
すべての生命は命をという歌を刻むために生まれてくる。
この世界に生を受けた瞬間から、息を引き取るまでの間。
鼓動は歌う。
その歌は、いつか大切な誰かに巡りあうために紡がれる。
笑顔でサヨナラを告げるその日まで歌は続く。
誰にも意識されなくても。
新しい生命が生み出すために、歌われる
神剣・神楽に出会う前は自由だった。
独り気ままに生きていた。
けれども神剣。神楽を手にした少女に出会って、その時間にピリオドを打たれた。
殺し合いの中に投げこまれた。
そんなに日常を送りながら、青年は決めていた。
少女と共に笑える日が来るまで投げ出さない、と。
今日も妖刀を手にする
忙しさに心が磨耗していく。
君に最後に連絡を取ったのはいつだっただろうか。
君のことを想ったのはいつだろうか。
好きだったのは、嘘じゃないけど。
君という存在が遠ざかっていくような気がした。
ずっと一緒だと誓った言葉は、偽りではないけれど。
忙しいを言い訳にしているような気がした。
今日も君を泣かせてしまった。
夢の君は、笑っていたのに。
どうして上手くいかないのだろう。
いつでも君には笑顔でいて欲しいのに。
それなのに現実は厳しい。
君は笑顔の数よりも泣き顔の方が見せるほうが多い。
どうすれば夢の中のように笑ってくれるのだろう。
非力な僕は神様に願ってばかりだ
-
今、ここにいないあなたへ。
伝えたいことは言葉にならず、涙に変わります。
胸の奥で焦がれる想いは、夏の蛍のようです。
私を置いて、遠いところへと行ってしまったあなた。
恨み言の一つぐらい言っても良いと思うのです。
それなのに私ときたら寂しいと言うばかりで、責める言葉はありません。
-
好きなものはたくさんある。
だけど、あなた以上に好きな人はいない。
どんなに想っても、応えてくれないあなた。
それなのに傍にいてくれるあなた。
寄りかかってしまいそうになる。
いったいどんなつもりで一緒にいてくれるのか。
身の内が焦げてしまいそう。
二人の間の曖昧な境界線が揺らぎそう
お味噌汁も上手に作れるようになったよ。
一人分だから、美味しいと言ってくれる人はいないけれど。
卵焼きとわかめと豆腐の味噌汁は、同じ味になるようになったよ。
砂を食べているような味になるのはあなたがいないから。
天国に旅立ったあなたは、地上で悲しむ私のことを知らないのでしょうね
-
どこにいても君のことを想うよ。
無力な僕にはそれしかできないから。
一緒にいたくても、一緒にいられない。
空は繋がってるよ。
君が見上げる空と僕の見上げる空は、色すら違うのだろうけど。
光の速さで、この祈りよ届け。
君が独りぼっちにならないように。
二人にとって広すぎる世界だから。
-
この想いは、いつから始まったのでしょうか。
それはきっと二人が一つになれることを知った日からでしょう。
ふいに寂しさに囚われた時、あなたがいないことが辛いと感じるようになりました。
今まで一人で大丈夫だったことが、あなたがいないというだけで切なくなります。
ただあなたに逢いたい
-
私が悲しい時、あなたも悲しいと言いました。
二人揃って、同じ気持ちを抱えることは、なんて尊いのでしょう。
どれだけ傍にいても、鼓動の早さまで一緒にはなれない。
それなのに同じ痛みを感じることができる。
この想いを人は「恋」と呼ぶのでしょうか。
それとも「愛」と呼ぶのでしょうか。
君に逢うまで、ただ流されていくだけだった。
死ぬ勇気もなく、時間を浪費しているだけだった。
死なないから生きている。
からくり人形のような人生だった。
それが君に出会い僕は変わった。
生きている理由なんて、そんな些細なことで変化することを知った。
君に逢うために、今日も生きていく。
-
今日は両想い記念日。
私の想いが届いて、あなたの気持ちにふれることができた。
長い片想いの時間は、もうおしまい。
今日から二人は恋人同士。
どんな困難も乗り越えていける。
そんな二人でいたい。
片想いよりも辛い日々が待っているけれども、手を離したりはしない。
ずっと一緒だと目をあわす
PREV ← HOME → NEXT
忍者ブログ [PR]
 △ページの先頭へ
Templated by TABLE ENOCH