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「 140文字の物語 」
片想いからスタートした恋心は貪欲だった。
最初は見ているだけで幸せだった。
廊下ですれ違うだけで嬉しくなった。
目線が合うだけで鼓動が跳ねた。
苗字を呼んでくれただけで喜びに満ちた。
もっともっとと気持ちは大きくなっていく。
付き合うようになってからは、それじゃあ足りなくなった。
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僕の持っている愛はいびつだ。
大きくもないし、綺麗でもない。
今にも粉々になりそうだった。
パズルの残りピースを探すように、欠けた愛を探してる。
見つかったら僕の愛は満月のように丸くなるだろう。
その光は暗闇を照らして、僕たちが向かう道への案内人になるだろう。
僕の愛を埋めてほしい
今日は課外学習だ。
忘れ物はないか、チェックリストを作って、何度も調べた。
学校に集合してからバスで移動だ。
朝食を食べたけれども、味が分からなかった。
同じ班の子と仲良くできるだろうか。
「いってらっしゃい」というお母さんの言葉に後押しされて家を出た。
それでも、何回も振り向く。
-
この想いは生涯一度だけの「恋」。
どうして気がついてしまったのだろう。
知らなければこんなに辛い気持ちにはならなかっただろう。
今日までずっと一緒にいた人。
明日には別れる人。
そんな人に恋をした。
伝えたら重荷になるだろう。
話さなければ分からないだろう。
正解はどこにあるのだろう。
友だちにも、両親にも言われる。
「ゆっくりしすぎている」と。
自分では一生懸命に頑張っているつもり。
それなのにゆっくりしているように見えるらしい。
確かに好きな人ができても見つめるだけで終わってしまう。
振られる前に失恋していること多々。
これからの人生の縮図を味わっているようだ
それぞれの夢を叶えるために離れ離れになった。
それでも新幹線を使えば、日帰りで会うこともできる距離だ。
メールの返事が遅れるようになった。
せっかく会っても疲れた顔をしている。
遠距離恋愛を開始した時に覚悟していたことだ。
それなのに心が揺れる。
こんな終わり方なんて、望んでない。
お気に入りの傘だった。
水に濡れると表面に花が浮き上がってくるという特殊加工の傘だった。
朝、傘立てに入れておいたのに、見当たらない。
「傘、忘れたのか?」あまり交流のない男子生徒に声をかけられた。
うんとも、はいとも取れるような返事をすると、傘を押しつけてきた。
笑顔つきだった
-
「サヨナラ」は人の関係の数だけあると思う。
初めから決まっていた別れもあるだろう。
唐突に訪れる別れもあるだろう。
涙を流しても枯れないほど辛い別れもあるだろう。
笑顔で見送ることができる別れもあるだろう。
どんな場面でも「サヨナラ」は物悲しい。
別れていく君に幸いあれ、と祈る。
穏やか日常が続いていると、このまま暮らしていけるような気がする。
かりそめの平和だと心に刻んでいかなくてはいけない。
神剣・神楽を押しつけて、戦いに巻きこんだのは申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
一度戦いに出れば怪我は免れない。
助けることもできず、結界の外で待ってるしかない
飛び起きた。
心臓がバクバクとしている。
室内は薄暗く、目覚めの時間には早すぎることを教えていた。
もう一度、布団にもぐるが目が冴えてしまって、余計に緊張した。
隣には健やかな寝息。
無理矢理、自分の指を握り締める。
起こして、恐怖を分かち合いたかったが迷惑だろう。
大人しく横になる
白金色の頭髪の少年とすれ違う。
廊下に貼り出されたテストの順位表を見てきたのだろう。
相変わらず淡々としていた。
少年の顔には喜びも嬉しさもなかった。
少女は順位表で2番目に名前が書いてあることを確認する。
純粋に悔しかった。
少年はこういった感情があるのを知っているのだろうか?
眠れないという少女のために、青年は寝物語を聞かせていた。
知っている話は大体出尽くしてしまった。
読書家の少女に児童文学を話してすますのも退屈だろう。
少女の知らない話。
青年はひらめいた。
「たとえばの話をしようか」
新しい物語を作ってしまえばいいのだ。
もちろんハッピーエンドで。
気がついたら眠っていたようだ。
明るい部屋に誰もいなかった。
起き上がり、人の気配を探す。
テーブルの上に置手紙があった。
どうやら買い物に出かけているようだった。
安心したらどっと疲れが湧いてきた。
ふいに子供時代を思い出す。
独りになるのが怖くて泣き顔で、腕を握って離さなかった。
数年に一度の集まりに顔を出した。
みな故郷を離れて働いているから、貴重な時間だ。
集合場所には数人の女性がいた。
そのうちの一人が睨むような視線を送ってきた。
何か気に障るようなことをしたのだろうか。
時間通りに親友の幹事がやってきた。
「睨むんじゃなくて見つめてるって言うんだよ」
誕生日の贈り物を探しに、外出をした。
さすがの日曜日だ。
人があふれていた。
それに酔いそうになりながら、当初の目的に向かう。
雑貨店は明るい声がそこかしこであがっていた。
贈る相手のことを思い浮かべる。
どんなものを贈れば喜んでくれるだろう。
普段使いのものが印象に残るだろうか。
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