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「 140文字の物語 」
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2025.09.18 Thu 10:09
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文中に『噂』を入れて【心配】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
僕は高嶺の花を摘むことができた。
誰もが憧れる美して、優しい君。
そんな君にまつわる噂が心配だった。
高嶺の花を摘んだ人物は崖から落ちていく。
死を招く花だから、いつまでも孤高の高嶺の花だ、と。
そんな噂は冗談にするためにも、僕は生き続けようと思う。
高嶺の花の君は寂しそうに笑った。
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2021.10.15 Fri 03:53
140文字の物語
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『鬼』と『本』、登場人物が『嘲る』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
君は「鬼なんていないよ。本の中の創作だよ」と嘲る。
そうだったら良かったのにね、と私は思った。
私の両親は鬼になって、互いをののしりあった。
それまでの優しい家庭は崩壊した。
どうして優しいままでいられなかったのか。
私には分からなかった。
鬼を知らない君にもきっと分からないだろう。
2021.10.15 Fri 03:52
140文字の物語
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『「仕方なく、指先に触れる」キーワードは「危機一髪」』
君は気づかずに、話に夢中だ。
僕は仕方なく、君の指先に触れる。
流れこんでくる君の気持ちが脳内を駆け回る。
接触テレパスとは厄介な超能力だったが、この場合は仕方がない。
君の髪を触れるように、トラックが走っていった。
これぞ、本当の危機一髪。
君は目を丸くして「ありがとう」と言った。
2021.10.15 Fri 03:51
140文字の物語
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最後の噓をつきました
「iotuは、少しだけ震える声で最後の嘘をつきました。
それは相手の笑顔のための嘘でした。
「君の記憶から消し去ってくれていいよ」、と。
胸の痛みは消えやしないな。」
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僕は、少しだけ震える声で最後の嘘をついた。
本当は堂々と告げたかったけれども、体は正直だ。
声帯は震える。
それは相手の笑顔のための嘘だった。
「君の記憶から消し去ってくれていいよ」と苦しい嘘をついた。
君から忘れられるなんて、辛すぎる。
僕に突き刺さった胸の痛みは消えやしないな。
2021.09.30 Thu 07:05
140文字の物語
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『手放すつもりも、ないですけれど』
恋人に好きな人ができた、と友だち伝いに聞いた。
ようやくできた最愛の人だったから、失うことには耐えられない。
「二番目でいいから、好きでいて」と僕は情けなく言った。
すると君は「手放すつもりも、ないですけど。あなたは私の一番よ」と笑った。
僕は噂話に振り回されて恥ずかしかった。
2021.09.30 Thu 07:04
140文字の物語
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文中に『しっかり』を入れて【気持ち悪い】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
何もかもを忘れたくて杯を重ねた。
酔ってしまえば、思い出すこともないだろうと考えた。
その結果、悪酔いをした。
付き合ってくれた友達には悪かったが、天と地が覚束ないほど酔っている。
それだけ記憶から消したかったんだ。
「しっかりして」と友達が声をかける。
悪酔いから覚めたくなかった。
2021.09.30 Thu 07:03
140文字の物語
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『「軽々しく、両手に爪を立てる」キーワードは「危機一髪」』
異世界転生のお約束。
トラックに引かれて、ゲームや小説の世界へと記憶を持ったまま転生する。
それを危機一髪で救ったのに、君は迷惑そうな顔。
軽々しく、命の恩人の両手に爪を立てる。
「もう少しだったのに」と君は呟いて歩き出す。
『そんなに現実は退屈かい?』僕は怖くて尋ねられなかった。
2021.09.30 Thu 06:59
140文字の物語
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『そのくらいなら、持っていくのを許してくれる?』
僕はアルバムの整理をしていた。
そこへ焼きたてのクッキーを持ってきた君が覗きこむ。
甘くて、香ばしい香りがして、クッキーは美味しそうだった。
「その写真、捨てちゃうの?」僕の手元を見て、君は言った。
そして数枚の写真を奪う。
「そのくらいなら、持っていくのを許してくれる?」と訊く。
2021.09.30 Thu 06:52
140文字の物語
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文中に『ふわり』を入れて【面白そう】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
ふわりとシャボン玉が目の前を通り過ぎて行った。
一つだけではなく、二つ、三つと、虚空に飛んでいく。
私が振り返ると、シャボン液が入った瓶を握りしめた幼馴染がいた。
器用にシャボン玉を作っていく。
それが面白そうで、私は無言で手を伸ばした。
幼馴染と手がふれあう。
シャボン玉がふわり。
2021.09.30 Thu 06:51
140文字の物語
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『香水』と『カメラ』、登場人物が『抵抗する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
新しいカメラを買った幼馴染は記念に一枚撮ってくれるという。
私は嬉しくなってモデルになることを承諾した。
幼馴染は私の前に香水瓶を置いた。
香りを纏って欲しい、と言われた。
写真には香りが写るわけではないから、と私は抵抗する。
幼馴染は困ったような顔をしてイメージが膨らむ、と言う。
2021.09.30 Thu 06:50
140文字の物語
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『「泣きそうになりながら、指に指を絡める」キーワードは「仲直り」』
僕と君はちょっとした口論をした。
時間が経てば、また仲直りができるような、ささやかなものだと僕は思っていた。
それなのに君は泣きそうになりながら、僕の指に指を絡める。
仲直りの伝統形式だ。
僕は自然に「ゴメン」と謝れた。
君の瞳から雫が一滴、零れ落ちた。
ぬくもりを大切にしたかった。
2021.09.30 Thu 06:49
140文字の物語
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最後の噓をつきました
「iotuは、馬鹿みたいだと自分に呆れながら最後の嘘をつきました。
それは相手を楽にするための嘘でした。
「君が幸せなら、幸せだよ」、と。
本当に、ごめんね。」
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僕は、馬鹿みたいだと自分に呆れながら最後の嘘をついた。
それは相手を楽にするための嘘だった。
己の心を騙して、これが最後だからと言い訳をして、僕は君を見つめた。
「君が幸せなら、幸せだよ」と嘘らしくない嘘をつく。
心の中で本当に、ごめんね。と何度でも謝った。
それしかできなかった。
2021.09.30 Thu 06:45
140文字の物語
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『この感情はどこに向かえばいいのかな』
君が僕が好きで、僕も君が好きだ。
完璧にできた輪のように巡っている。
それなのに、君は好きになっちゃいけないと言う。
僕のこの感情はどこに向かえばいいのかな。
君の虜になってしまったんだ。
君のいない暮らしなんて想像できない。
僕のことが好きなら、闇夜に輝く二人ひとつの星になろうか。
2021.09.30 Thu 06:45
140文字の物語
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文中に『桜』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
桜が舞い散る季節に拾った猫だったから、桜と名付けた。
何遍、その名を呼んだだろうか。
甘えん坊の桜は名を呼ぶと、どんなに遊びに夢中でも、近寄ってきた。
そして、その小さな頭を撫でると、機嫌よくゴロゴロと鳴いた。
人と猫の寿命は違っていることは解っていたはずだった。
桜は星の一つに。
2021.09.30 Thu 06:44
140文字の物語
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『策士』と『鉛筆』、登場人物が『狼狽する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
策士、策に溺れるという言葉がある。
それを胸に刻んで少年は策を練る。
ふいにテーブルの上にあった鉛筆が転がり落ちた。
少年の心を見透かすように、嘲笑うように。
あまり良い予感ではなかった。
少年は床に落ちた鉛筆を拾うとするが、上手くつかめなかった。
狼狽するなんて自分らしくなかった。
2021.09.30 Thu 06:43
140文字の物語
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