iotuのlog
「 140文字の物語 」
■
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2025.10.19 Sun 13:11
■
文中に『いつも』を入れて【未練】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
いつもそうだった。追いかける側だった。
気のない人ばかり、好きになっていた。
何とか振り向かせても、すぐに別れを切り出される。
今日もお別れしてきた。
それでも携帯電話のアドレスから番号を削除できない。
もうかかってくることはないと分かっていても、上手くサヨナラできない。
PR
2015.12.28 Mon 23:06
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『消えた』を入れて【不満】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
ある日、姉が消えた。
何も言わずに、何も持たずに家を出たのだ。
いつものようにおやすみなさいを言ったのに。
朝、仕事に向かうような格好で出ていって、それきり消息が途絶えた。
姉は一人でこの環境から逃げ出したのだ。
どうせなら連れていって欲しかった。
崩壊した家庭の中で思う。
2015.12.28 Mon 23:03
140文字の物語
CM(0)
■
『ベルト』と『愛』、登場人物が『照れる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
結婚してから、ベルトの穴をひとつ緩くすることになった。
これも愛妻の手料理のおかげだ。
毎日、違う料理が出てくる。
どれも未知の体験で美味しい。
もちろん昼のお弁当も楽しみのひとつだ。
独身時代には味わえなかった楽しみだ。
「今日のお昼も美味しかったよ」と伝えると妻は照れる
2015.12.28 Mon 23:00
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『プレゼント』を入れて【面白そう】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
クリスマスソングがBGMの店内は、赤と緑でいっぱいだった。
この中からひとつを選ぶのはとてもワクワクする。
これだからプレゼントを贈るのがやめられない。
ラッピングを解いて、箱を開けた瞬間の表情を想像すると楽しかった。
決して広くない店内を見渡す。
どんな贈り物をしようか
2015.12.28 Mon 23:00
140文字の物語
CM(0)
■
『「仕方なく、腕に爪を立てる」キーワードは「冬」』
冷たいドアノブを回す。
鍵はかかってなかった。
玄関のドアを開けると春かと思うばかりの温風が肌をなでた。
リビングのドアが開けっぱなしになっていた。
犯人はソファを占領して転寝中。
仕方なく、腕に爪を立てる。
電気代がもったいない。
犯人はとろんとした目で「お帰り」と笑った。
2015.12.28 Mon 22:59
140文字の物語
CM(0)
■
『朝』と『映画』、登場人物が『涙を流す』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
明日は休日だからと借りてきたDVDを見た。
映画の中の登場人物たちは、キラキラと輝いていた。
苦難のを歩いているのに、笑顔を忘れたりしない。
最初はだらだらと見ていたが、途中から背を伸ばして見ていた。
気がつけば朝の光が室内に差し込んでいた。
隣では少女が涙を流していた
2015.12.28 Mon 22:58
140文字の物語
CM(0)
■
『「遠慮がちに、指先にしがみつく」キーワードは「愛情」』
小さな体をさらに小さくして少女は泣いていた。
教室の片隅で静かに泣いていた。
少女は人一倍、感受性が豊かだったから、些細なことで泣いた。
それを面白がる連中のいい餌食になっていた。
少年はそんな少女に手を差し伸べた。
少女は遠慮がちに、指先にしがみつく。
涙は止まったようだ
2015.12.28 Mon 22:57
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『沈黙』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
楽しいはずのディナーはフォークとナイフが皿をつつく音で支配されていた。
一言も発せずに粛々と料理が運ばれては、下げられていく。
近くのテーブルから和やかな会話が聞こえてくる。
それでもこのテーブルには沈黙が停滞していた。
端的にいうと怒っているのだが、料理は美味しい。
2015.12.28 Mon 22:56
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『告白』を入れて【悔しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
生まれて初めて告白をした。
幼稚園の時にお家がお隣の女の子に。
天使のように可愛い女の子で、誰にでも優しかった。
優しくされたからのぼせ上がっていたのかもしれない。
時が過ぎ行き、僕たちも大人になった。
いまだに食卓でどんな告白だったか、笑い話のネタにされる。
理不尽だ。
2015.12.28 Mon 22:55
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『大きな』を入れて【構って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
携帯電話だけを持って大きなダンボールに潜り込んだ。
家に人間一人がすっぽりと入るサイズの段ボール箱があったからだ。
小さな空間に囲まれていると、不思議な安心感があった。携帯
電話は今日も鳴らない。
何度も液晶画面を確認してしまう。
欲しい人からの連絡はまだ来ない。
2015.12.28 Mon 22:55
140文字の物語
CM(0)
■
『二人』と『指』、登場人物が『思い浮かべる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
二人だけの内緒の秘密基地。
誰にも言わないと指切りをした。
綺麗な小石やビー玉が宝物だった。
お菓子を持ち寄って、交換こした。
一人で食べるよりも、とても美味しい味がした。
今も残っているのだろうか。
子供時代を思い浮かべる。
秘密基地のあった場所にはマンションが建っていた。
2015.12.28 Mon 22:54
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『朝』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
気がついたら朝だった。
寝る前は9時だった。
どこのお子様だ。
寝るには早すぎる時間だろう。
そこから一切記憶がない。
どうやって布団に潜ったのだろう。
ご丁寧にパジャマに着替えている。
とりあえず携帯電話を開く。
メールと着信履歴が表示される。
件数が半端なかった。
溜息をつく。
2015.12.28 Mon 22:53
140文字の物語
CM(0)
■
『海』と『足跡』、登場人物が『落とす』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
電車を乗り継いで海まで来た。
少女はさっそく裸足になって、波打ち際を歩き出す。
浜辺に小さな足跡が残る。
無意識にそれを視線が追いかける。
保護者になったつもりはないけれど、俗世に疎い少女が心配だった。
少女が落とす足跡は波にさらわれて消えていく。
その儚さが少女とダブる。
2015.12.28 Mon 22:53
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『必ず』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
「指きりげんまん、嘘ついたら針千本飲ます」
と無邪気に約束を交わしたのはいつの頃だっただろうか。
必ず果たすといった約束は反故にされた。
いつまでも一緒にいられるわけじゃない、と思い知らされた。
あの日の約束を忘れずにいる自分が愚かなのかもしれない。
でも忘れたくない。
2015.12.28 Mon 22:52
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『星』を入れて【哀しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
空を見上げれば満天の星空。
すでに歴史を閉じている恒星もあるだろう。
滅びに向かって輝き続けている星もあるだろう。
永遠とも思える時間の中で、明滅する星たちはあまりにも儚い。
どこかに意思の疎通が出来る生命が存在しているのだろうか。
宇宙はあまりにも広く、遠い。
2015.12.28 Mon 22:51
140文字の物語
CM(0)
PREV
←
HOME
→
NEXT
忍者ブログ
[PR]
△ページの先頭へ
Templated by
TABLE ENOCH