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「 140文字の物語 」
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2025.10.17 Fri 00:58
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文中に『みんな』を入れて【気持ち悪い】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
孤高の狼を気取ったわけじゃない。
みんなと一緒だということが嫌だったのだ。
自分という個がなくなってしまうような気がした。
お手手つないで横並びになるのが不快だった。
当然、教師に目をつけられた。
協調性の大切さを説かれた。
クラスに馴染まない自分に周囲は途惑ったようだった
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2016.05.22 Sun 06:19
140文字の物語
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文中に『脱げ』を入れて【気持ち悪い】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
雨と汗でレインコートが肌に張りつく。
ビニール製のそれは値段相応の役目しか果たしていなかった。
靴もびしょぬれで雨が入り込んでいる。
歩くたびに水が抜け出す。
傘をさせないのが不便だった。
髪が強風にあおられる。
脱げかかっているそれらを不快に思いながら、家路を急ぐ。
2016.05.22 Sun 06:17
140文字の物語
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文中に『携帯』を入れて【構って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
彼がずっと携帯電話をいじっている。
二人で食事しているのに、彼は携帯電話に夢中だ。
せっかくの食事も味がしない。
ようやく二人で過ごせる休日だというのに、気分は最悪だ。
いっそ携帯電話を取り上げてしまおうか。
そんなことを思ってしまう。
ぬるくなってきた水を口に運ぶ。
2016.05.22 Sun 06:14
140文字の物語
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文中に『制服』を入れて【気持ちいい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
新品の制服に袖を通す。鏡の前でスマイル。
くるっとターンをすればスカートが広がる。
今日の自分も可愛い。そんな暗示を前でかける。
真新しいものは何でも素敵だ。
学生鞄を持つと台所に降りる。
美味しそうな匂いが鼻をくすぐる。
胃がきゅるりと鳴った。
今日も良い一日になりそうだ。
2016.05.22 Sun 06:13
140文字の物語
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文中に『仕草』を入れて【哀しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
娘の仕草にハッとした。
亡き妻と同じような所作をしたからだ。
最愛の妻が亡くなってもう5年。
いまだに妻がいないことに慣れない。
名前を呼んだらひょっこりと現れそうな気がする。
年々、妻に似てくる娘がいるせいだろうか。
心の中に開いた隙間を埋めるように娘は今日もよく笑う。
2016.05.22 Sun 06:11
140文字の物語
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文中に『いつか』を入れて【対抗心】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
白金色の頭髪の少年は教室の自分の席に戻ってきた。
特に何の感慨もなく、テキストを眺めていた。
今日はテストの結果が廊下に張り出される日だ。
少女は結果を見に立ち上がった。
無常にも2位の欄に名前があった。
いつか少年を追い越してやると少女は胸に誓った。
絶対に1位になると。
2016.05.22 Sun 06:10
140文字の物語
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文中に『いつの間に』を入れて【構って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
いつの間にか隣にいるのが当たり前になっていた。
だから仕事が忙しくて、ほったらかしにされるのに不満を感じるようになっていた。
いつでも一緒にいて欲しいと思う。
一番じゃなければ意味がないような気がした。
我儘だということは分かってる。
それでも特別でいたいと思ってしまう。
2016.05.22 Sun 06:08
140文字の物語
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文中に『予定』を入れて【気持ちいい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
目覚まし時計がなる前に、目が覚めた。
二度寝する気分じゃなかったので、そのまま起き上がる。
カーテンを開くと、鮮烈な日差しが部屋を照らした。
爽やかな朝だった。
予定よりも早く目覚めたけれども不快感はなかった。
心地よい日差しを浴びながら、今日も素敵な一日になることを願う
2016.04.21 Thu 19:22
140文字の物語
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『「ぎこちなく、指先を軽く握る」キーワードは「過去」』
冬の雑踏の中、ぎこちなく、彼女の指先を軽く握った。
驚いたように肩が跳ねた。
耳まで真っ赤になった彼女を愛おしいと思った。
季節は移り変わり春になった。
穏やかな時間の中で彼女の手を握る。
そっと握り返してきた手は温かかった。
隣を歩く彼女の頬は赤かった。
変わらない姿だった
2016.04.21 Thu 19:21
140文字の物語
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文中に『仕方ない』を入れて【納得する】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
いつのまにか紅茶よりも珈琲が好きになっていた。
気がつけば煙草の香りが好きになっていた。
好きな人の好きな物が好きになっていく。
染め上げられていくのも悪くはないと思った。
好きになってしまったんだから仕方ない。
これから先も、色んな物を好きになっていくのだろう。
2016.04.21 Thu 19:19
140文字の物語
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文中に『つい』を入れて【知りたくない】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
つい好奇心から後をつけてしまった。
真っ直ぐ家に帰るのかと思っていた。
追う背中は繁華街に向かっている。
制服姿でもその場に馴染んでいた。
自分とは大違いだ。
ビクビクしながら足音を辿る。
これから先は居酒屋が立ち並ぶ。
その中の一軒に背中は吸い込まれていく。
自分は立ち尽くす
2016.04.21 Thu 19:16
140文字の物語
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『「優しく、指先を指先でつつく」キーワードは「約束」』
少女が優しく、指先で指先をつつく。
青年は携帯電話をいじる手を止めた。
「一緒にいられるのに」と少女は零した。
青年は携帯電話をポケットにしまった。
「ごめんな」と青年は言った。
「守れない約束なら、初めからしないで」潤んだ瞳が青年を見上げた。
青年は少女の頭をなでた。
2016.04.21 Thu 19:16
140文字の物語
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『「さりげなく、指を軽く握る」キーワードは「出会い」』
初めて会った時から、彼女のことが気になっていた。
俗に言う「一目惚れ」というヤツだった。
人生何度目かの告白をして、OKをもらえた時は天にも昇る気持ちになった。
隣を並んで歩くのは至福の時だった。
彼女がさりげなく、指を軽く握る。
自分は応えるように力強く握り返した。
2016.04.21 Thu 19:15
140文字の物語
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『妖刀』と『読書』、登場人物が『誓う』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
神剣・神楽は同胞殺しの妖刀だ。
普通の刃では殺せない同胞を殺すことができる。
青年は読書を中断して、神剣・神楽を見た。
わずかに律動している。
敵が近くにいる証拠だった。
無事に帰ってくるのだと心の中で誓う。
青年は神剣・神楽を手にした。
長い長い夜の始まりだった。
2016.04.21 Thu 19:14
140文字の物語
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文中に『大人』を入れて【夢中】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
食事中だというのに携帯電話を忙しく触っている。
ゲームにのめりこむ姿は大人には見えない。
大きな子供だ。
テーブルの上の料理が冷めていく。
今日は美味しく作れたのにな、と思う。
ゲームを止めさせるのは簡単だったけれども数少ない趣味を取り上げるのも大人気ない気がする。
2016.04.21 Thu 19:14
140文字の物語
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