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「 140文字の物語 」
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2025.10.15 Wed 16:00
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『桜』と『現在』、登場人物が『我慢する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
現在、葉桜になった樹を見上げる。
今年は立て込んでいて花見に行けなかった。
それを少女は責めたりしなかった。
だからこそ、余計に青年は気に病んだ。
桜を見るなら、来年まで我慢しなければならない。
桜が咲く頃、再び共にいられるのだろうか。
それが気になって眩しい新緑を見上げる
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2016.06.29 Wed 10:02
140文字の物語
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文中に『居眠り』を入れて【知りたい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
部室のドアに鍵を差し込み回す。
ガチャリと音を立てて、鍵がかかった。
不審に思いながら、もう一度ドアノブを回す。
鍵がかかってないということは先客がいるということだ。
誰だろうと思いながら、部室に入る。
同級生が机に突っ伏して居眠りをしていた。
無防備な姿に驚きながら近づく
2016.06.29 Wed 10:01
140文字の物語
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文中に『キス』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
デートの終わり。
家の門の前で「忘れ物」と彼が言った。
何のことだろうと思っていると唇を掠め取られた。
不意打ちのキスに、思わず赤面した。
「おやすみ」と彼は平然とした顔で言った。
「おやすみなさい」とどうにか返す。
指先で唇をなぞる。
夜風に当たりながら、その余韻を楽しむ。
2016.06.29 Wed 10:00
140文字の物語
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『ロケット』と『指』、登場人物が『遠ざかる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
遠ざかる少年に少女は精一杯、手を振った。
涙で顔はぐちゃぐちゃになっているだろう。
それでもホームの端で見送った。
やがて電車の姿は見えなくなり、ホームに人がまばらになる。
残されたロケットペンダントに指を滑らせる。
別れたばかりの少年が微笑んでいた。
少女はまた泣き出した
2016.06.29 Wed 09:59
140文字の物語
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文中に『メール』を入れて【気持ちいい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
メールの着信音で目が覚めた。
「おはよう」という短い文章と共に、青空の写真が添付されていた。
眠い目をこすりながらベッドから降りる。
カーテンを開けば、眩しいぐらいの朝日が飛び込んでくる。
真白な光を浴びながらメールに返信する。
こうした短いやり取りが嬉しい。
気分も晴れる
2016.06.29 Wed 09:58
140文字の物語
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文中に『無視』を入れて【構って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
テレビを見ている大きな背中に抱きついた。
耳を澄ませば、とくんとくんと自分とは違う鼓動が聞こえてくる。
「ねえ、遊んで」とせがんでみたけれども、広い背中は無視をする。
どうでもいいことを流しているテレビのほうが重要みたい。
ちょっぴりヤキモチを焼く。
こんなにも好きなのに
2016.06.29 Wed 09:57
140文字の物語
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文中に『波』を入れて【不安】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
それは周波のようにやってくる。
自分の力ではどうにもできない。
嵐が通り過ぎていくのをじっと待っているしかない。
時間が解決してくれる。
経験から分かっている。
だから、動揺しながらも耐えられる。
早く安心したいと願いながら、布団の中で縮こまったいる。
目をぎゅっとつむる。
2016.06.29 Wed 09:56
140文字の物語
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『誓い』と『化粧』、登場人物が『問いかける』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
鏡に問いかける。
「世界で一番キレイなのは誰?」魔法の鏡ではないから言葉は返ってこない。
その代わり化粧をした私が微笑んでいる。
誰よりもキレイだと言われるように、今日も紅をひく。
暗示をかけるように誓いを立てる。
今日も一日笑顔が素敵だと言われますように。
そっと心の中で
2016.06.29 Wed 09:55
140文字の物語
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文中に『コンビニ』を入れて【感謝】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
今日も残業だった。
終電間際の電車に揺られながら、帰ってきた。
肉体的も精神的にもギリギリだ。
煌々と輝くコンビニに吸い寄せられるように入店した。
24時間年中無休で開いていてくれるのは助かる。
遅すぎる晩ご飯を買うために店内を巡る。
自分へのご褒美だとプリンを籠に入れる。
2016.06.29 Wed 09:53
140文字の物語
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文中に『自由』を入れて【哀しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
夜更かししても怒られない。
好きな物だけ食べても怒られない。
自由を手に入れた。
けれども、ぽっかりと穴が空いたような気がする。
電気のついていない部屋に帰る。
コンビニで買った弁当を広げながら、TVをつける。
今日も暗いニュースが流れている。
夢に描いた一人暮らしだったのに
2016.06.29 Wed 09:53
140文字の物語
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『映像』と『夜風』、登場人物が『眠れない』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
夜風に当たりながら散歩をしていた。
一等明るく輝く星は火星だろうか。
夜空に投射された映像はキラキラと輝いていた。
体を動かせば眠れるだろうと高をくくっていたが、より目が冴えてしまった。
眠気はやってこない。
満天の星空の下、眠れない体を持て余しながら、孤独な散歩を続ける
2016.06.29 Wed 09:52
140文字の物語
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『薔薇』と『苦悩』、登場人物が『囁く』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
花薔薇が咲く庭園で佇む青年。
その面には苦悩が張りついていた。
甘い香りがする中で青年は一歩も動けないでいた。
乙女をを泣かせずにどう告げればいいのだろうか。
それが分からずに時間だけが無為に過ぎていく。
乙女がにこやかな笑顔を浮かべてやってきた。
青年の脳裏に誘惑が囁く。
2016.06.29 Wed 09:51
140文字の物語
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文中に『酔い』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
一日の終わりに缶ビールを開ける。
今日も一日ご苦労様、と自分へのご褒美だ。
ほろ苦い味が口に広がり、爽快に喉を通り越す。
コンビニで買ったお惣菜をつつきながら、缶ビールを味わう。
至福の時だ。
そのうち酔いが回ってくる。
明日も今日の続きだといいな、とほろ酔い気分で思った。
2016.06.29 Wed 09:50
140文字の物語
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文中に『寝不足』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
今日は久しぶりのデート。
楽しみすぎて、なかなか寝つけなかった。
遠足前の子供のように寝不足だった。
洋服は昨日のうちから選んである。
リビングに降りると良い匂いがした。
手際よく母が朝食を作っていた。
コーヒーメーカーからカップ一杯、コーヒーを注ぐ。
眠気も吹き飛ぶ味がした
2016.06.29 Wed 09:49
140文字の物語
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『「無理矢理、指先を握る」キーワードは「旅行」』
見る物すべてが珍しいのだろう。
少女は落ち着きなく道を歩いていく。
ここが観光地ではなく、地元なら放っておいた。
はぐれそうになったのも一度や二度じゃない。
少女が人並みに紛れ込むと見つけられなくなる。
青年は無理矢理、少女の指先を握る。
少女は驚いたようにこちらを見た。
2016.06.29 Wed 09:46
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