iotuのlog
「 140文字の物語 」
■
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2025.10.14 Tue 10:07
■
文中に『啄む』を入れて【知りたい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
放課後の教室で啄むようなキスをした。
小鳥が餌を啄むようなキスをくりかえす。
この先にあるものに期待しながら、夕日を浴びた。
キスの合間に「好きだよ」と彼は嬉しくなるようなことを言ってくれる。
私の鼓動は早くなり、顔が紅潮しているのに気がつく。
彼の瞳に無防備な自分が写る
PR
2016.11.24 Thu 16:37
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『真面目』を入れて【不満】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
生真面目な青年のデートコースはいつも同じ。
駅前の噴水で待ち合わせをして、話題の映画を見る。
ちょっと遅めのランチをしながら、映画の感想を言い合う。
それからウィンドウショッピングしながら、たまにプレゼントを買ってもらう。
いつものカフェに入り、月替わりのケーキを食べる
2016.10.24 Mon 18:52
140文字の物語
CM(0)
■
『「泣きそうになりながら、手のひらを握り締める」キーワードは「最後」』
終わりは目に見える形で現れていた。
蝋燭の火が消えるように、最後がやってきた。
泣きそうになりながら、自分の手のひらを握り締める。
そうしていなければ、お別れが出来ないような気がした。
すがりついて、傷つけあうだけ傷つけあいそうだったから。
笑顔を作る。
最初で最後の嘘だ。
2016.10.24 Mon 18:51
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『小声』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
僕が小声で話しかけた理由を君は気づかない。
君はいつもどおりに「おはよう」と笑う。
その笑顔を見れただけで満足してしまう自分がいる。
僕は声を潜めて君が出てくる夢を見たことを話す。
君はちょっとだけ僕に近寄る。
聞き漏らさないように。
積極的になれない僕には好都合だった。
2016.10.24 Mon 18:51
140文字の物語
CM(0)
■
『「恥ずかしそうに、指に触れる」キーワードは「デート」』
今までも二人で出かけたことはあった。
それは付き合う前で、今とは違った雰囲気だった。
恋人同士になって初めてのデートなのだ。
彼が恥ずかしそうに、指に触れる。
「迷子になるといけないから」と言った。
それは付き合う前と同じ台詞だった。
同じなのに違って聞こえた。
鼓動が早まる
2016.10.24 Mon 18:49
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『星』を入れて【構って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
『星が綺麗だよ』メールを送った。
理由は何でも良かった。
口実が欲しかっただけだ。
返信は返ってこない。
分かっていたけれども、けっこうこたえる。
仕事が忙しいのは知っている。
だから、言ったらいけない言葉も分かっている。
でも、訊きたくなる。
『私とどっちが大切なの?』って。
2016.10.24 Mon 18:48
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『反射』を入れて【夢中】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
渡り廊下を歩く君を見つけた。
反射的に走り出していた。
がむしゃらに君の元へと向かった。
辿りついた時は息切れをしていた。
そんな僕を君は目を丸くして、それでも微笑んでくれた。
「おはよう。今日も元気だね」と君は言った。
「おはよう」弾む息を整えて、僕は朝の挨拶をした。
2016.10.24 Mon 18:48
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『白金』を入れて【不思議】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
誕生日に白金の指輪をプレゼントされた。
指輪は左手の薬指にぴったりのサイズだった。
きつくもなく緩くもない。
昔からはめていたかのように馴染んだ。
自分の指のサイズなんて知らなかったから、ちょうど良いサイズであることに疑問が浮かんだ。
それでも嬉しかったから笑顔で感謝した
2016.10.24 Mon 18:47
140文字の物語
CM(0)
■
「VR(仮想現実/バーチャルリアリティ)」
仮想現実の中では何にでもなれる。
心の底、他人の不幸を笑いながら優しい自分を演じることが出来る。
現実に似ているけれども、決して現実にはならないもの。
いくらでも嘘をつける。
本当の自分を見失いそうになる。
語られる言葉は紛い物ではないという保障はない
2016.10.24 Mon 18:46
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『別れ』を入れて【未練】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
距離があっても恋は続くと思っていた。
けれどもそうではなかった。
離れた分だけ疎遠になってしまった。
明確な別れ話が出たわけじゃない。
気がつけば恋人と呼ぶことが出来なくなっていたのだ。
今でも好きだという気持ちは残っている。
だからただの友達には戻れない。
辛い気持ちが残る
2016.10.24 Mon 18:45
140文字の物語
CM(0)
■
『「満面の笑みを浮かべながら、手のひらを握る」キーワードは「廊下」』
いつも廊下ですれ違うあの子。
クラスは違うし、部活動も違う。
たまたま同じ委員会に入っているだけ。
月に一度、集まるだけの委員会だから、苗字だけしか知らない。
あちらもそうだろう。
満面の笑みを浮かべながら、自分の手のひらを握る。
できるだけ自然に「また明日」と声をかけた。
2016.10.24 Mon 18:44
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『ねぇ』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
「ねぇ、今日は何の日か知ってる?」と問いかけた。
彼は困ったように笑った。
「ごめん。忘れちゃったみたいだ」正直な答えが返ってきた。
思うほど思ってはくれないみたいだ。
私の中はこんなにも彼であふれているのに。
彼にとってはそうではないみたいだ。
それが分かって悲しかった。
2016.10.24 Mon 18:43
140文字の物語
CM(0)
■
『お菓子』と『優しさ』、登場人物が『祈る』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
あの子の自分の分までお菓子を配る優しさに感動した。
心が豊かなのだろう。
自分だって食べたいはずだ。
それを我慢して、差し出す誠意。
その純粋さを失われないといいなと祈る。
配られたお菓子を半分に分けて、そっとあの子に渡そうか。
きっと二人分、幸福な気分になれるはずだ。
2016.10.24 Mon 18:42
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『大人』を入れて【未練】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
純粋さを失っていくことが大人になることだと感じる。
風の色も、鏡に写らない友達も、いつの間にか見えなくなっていた。
過ぎ去った過去を懐かしいと思うのは、それだけ歳を重ねたから。
今日の続きが明日だというのを当たり前のように受け止めている。
もう戻れない昨日に後悔している
2016.10.24 Mon 18:41
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『勇気』を入れて【不満】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
勇気を出して告白したのに、相手の態度は冷淡だった。
好きだと言ったんだから、同じぐらいの強さで好きだと言ってほしい。
付き合いたてなの恋人同士なのだから、それぐらい我儘になってもいいはずだ。
どうすれば好きだという言葉を引き出せるだろう。
自分ばっかり熱くなっている。
2016.10.24 Mon 18:40
140文字の物語
CM(0)
PREV
←
HOME
→
NEXT
忍者ブログ
[PR]
△ページの先頭へ
Templated by
TABLE ENOCH