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「 140文字の物語 」
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2025.10.13 Mon 16:29
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文中に『面倒』を入れて【決意】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
面倒事に巻きこまれたと思った。
少女と出会って日常が非日常に侵食された。
神剣・神楽を手にして戦うことにはいまだ慣れないでいる。
少女を守るという大義名分がなければ、放り出していたことだろう。
青年は今日も神剣・神楽を手に終わらない夜に身を差し出す。
全てを終わらすために
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2017.03.31 Fri 19:07
140文字の物語
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『あーあ、なんて可哀想な君』
君はため息ばかりをこぼしている。
すっかりぬるくなった紅茶を銀のスプーンでかき混ぜながら。
今日も嫌なことがあったと愚痴ばかりを口の端に乗せる。
あーあ、なんて可哀想な君。
メーテルリンクの童話劇の結末を知らないはずがないのに。
僕は珈琲をすすりながら君の話を聴く。
2017.03.31 Fri 19:06
140文字の物語
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『「嬉しそうに、指を両手で包む」キーワードは「約束」』
ずっと一緒にいるお約束。
左手の薬指で光る宝石が肯定する。
娘は嬉しそうに、彼の指を両手で包む。
「ありがとう。とっても嬉しい」心の底から浮かび上がる想いを言葉にする。
彼は照れたように、視線を逸らす。
「返却は不可だからな。後悔しても知らないぞ」と彼はぶっきらぼうに言う
2017.03.31 Fri 19:05
140文字の物語
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文中に『幼い』を入れて【気持ちいい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
昨日の身体測定で少女よりも身長が上回っていることが判明した。
少年は記録表を見ながら上機嫌だった。
幼い頃から何かと比べられてきたから、一つでも勝っているものがあると嬉しい。
これからはどんどん差が広がっていくのだと思うと唇がほころぶ。
記録表を大切に引き出しに仕舞った
2017.03.31 Fri 19:05
140文字の物語
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文中に『漆黒』を入れて【不思議】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
漆黒な闇夜がやってくる。
静かに下りるとばりは昼の喧騒とは正反対だった。
空には煌く星たちが瞬いている。
月のない夜だから、その輝きが増して見えた。
それを怖いと思う人々がいることが疑問だった。
夜はどこまでも自由にしてくれる。
空想は果てなく広がっていく。
それが楽しかった
2017.03.31 Fri 19:03
140文字の物語
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文中に『無言』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
ホームで何本の電車を見送ったことだろう。
次を逃したら、終わりだ。
別れの時間は刻々と過ぎていった。
話すこともなくなり、二人の間には沈黙が落ちる。
大きな瞳が不安で揺らいでいた。
かける言葉を見つからず無言になる。
発車のベルが鳴った。
別れの言葉も約束の言葉も言えなかった
2017.02.27 Mon 07:29
140文字の物語
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『不幸』と『責任』、登場人物が『美しい』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
彼女に責任があるとしたら、美しい容姿を持っていることだろう。
傾国と言われれば納得できるほど、不幸にも美しかった。
男たちは砂糖にたかる蟻のように彼女の周りに集まった。
彼女の内面を見ようともしなかった。
彼女がどれほど努力しても、その美しさを褒めたたえるだけだった。
2017.02.27 Mon 07:28
140文字の物語
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『ほんの少しの、嫉妬』
一緒に食事中なのに、テーブルの上に置かれた携帯電話。
時折、鳴動する。
すると携帯電話をいじりだす君。
僕よりも携帯電話をしてきた他人の方が大事なのか。
そんなことを思ってしまう。
ほんの少しの、嫉妬を食後のコーヒーに溶かす。
目の前に君がいるのだから、充分だと思わなければ
2017.02.27 Mon 07:28
140文字の物語
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『「そっと、両手を握り締める」キーワードは「わがまま」』
いつでも後回しにされる。
彼の中で私の優先順位は低い。
それが分かっているから、悲しい。
何のために付き合っているのだろう。
ブランド物のバッグを持ち歩くのと一緒だろうか。
「疲れているんだ」が口癖の彼。
わがままを言いそうになって、そっと両手を握り締める。
私は口を閉ざした
2017.02.27 Mon 07:27
140文字の物語
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『もう黙っていることに疲れてしまったんだ』
友達以上恋人未満。
宙ぶらりんの二人の関係。
嫌われていないことは分かっている。
けれども二人の間にある絆は恋なのだろうか。
ある日、横からかっさわれてしまうのではないか。
そんな恐怖を感じる。
もう黙っていることに疲れてしまったんだ。
「好きだ」と伝えたら表情が凍った。
2017.02.27 Mon 07:26
140文字の物語
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『月』と『決心』、登場人物が『選んだ』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
青年は煌々と照る月を見ながら、神剣・神楽を握っていた。
自分で選んだ道ながら、決心が揺らぎそうになる。
最近、終わりないのない戦いに迷いが生じることがある。
少女を守りたいと思う反面、同胞殺しを続けることに意味を見出せなくなっていた。
早くピリオドを打ちたいと思うのだ。
2017.02.27 Mon 07:25
140文字の物語
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文中に『遠回り』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
わざと遠回りした帰り道。
君といつまでも一緒にいたかったから。
手すらつなげずに並んで歩いた。
君にとって僕はどんな存在なんだろう。
ふいに落ちた沈黙の中、考えてしまう。
足音を聞きながら緊張でドキドキした。
君の家の前で言葉をかけようとして、何も思い浮かばず黙ってしまう。
2017.02.27 Mon 07:24
140文字の物語
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文中に『花見』を入れて【夢中】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
花よりも団子。とは、よく言ったものだ。
花見に来たはずの少女の両手は食べ物で埋まっている。
屋台を制覇しそうな勢いで食べている。
空は曇で、いまいちパッとしない天気だった。
けれども楽しそうな少女を見ていると、これはこれで良かったのかもしれないと思えてくるのが不思
議だ。
2017.02.27 Mon 07:23
140文字の物語
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文中に『光』を入れて【心配】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
光の速さで想いを伝えることができる時代になった。
けれどもその分、伝える想いが軽くなったような気がする。
落ち込む君に、電話やメールだけでは足りない。
隣に座って慰めたいと思った。
文面だけでは限界がある。
涙をこらえているのかもしれない。
光の速度では分からない。
2017.02.27 Mon 07:23
140文字の物語
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『「ぎこちなく、指をぎゅっと握る」キーワードは「勇気」』
二人きりで出かけるのは、初めてだった。
途切れがちになる会話を一生懸命に繋ぐ。
ドキドキしてまともに顔を見れない。
手と手がふれそうでふれない距離。
あっという間に時は過ぎ別れの時間になった。
勇気を振り絞って手を伸ばす。
ぎこちなく、指をぎゅっと握る。
振り払われなかった。
2017.02.27 Mon 07:22
140文字の物語
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