日曜日の昼下がり。
転寝にはちょうど良い日差し。
空調の効いた部屋は快適だった。
お腹も満たされていて、ソファに横たわっていた。
そこへ構え!構え!構え!!といった感じで、愛猫が腹に載ってきた。
いつもはフローリングの床で眠っているのに。
仕方がないから起き上がって玩具を取り出す。
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人生は狂気に満ちている。
未来も分からずに、生死の間を歩く。
今日の続きがあると信じながら、夜闇の中で目を閉じる。
明日など見えるはずはないのに、深く考えずに生きていく。
それが狂気といわずになんというのだろうか。
まるでギャンブルの様だ。
また明日と別れた友と再び会えるのか謎だ。
貴方のことが好き、時々不安。
貴方はモテるから、色んな女性から声をかけられる。
付き合っているけれど、心配になる。
いつか私も、今までの恋愛の様に見捨てられるんじゃないか。
そんなことで夜、眠れなくなる。
幸せであればあるほど、やがて来る別れの形を想像して切なくなる。
好きだから。
あんなに愛していたのに、別れを切り出された。
それに心が傷つく。
僕には君しかいないのに。
それでも君が不幸せな気持ちで居続けて欲しくなかった。
だから、僕は笑顔でお別れした。
もう過ぎ去ったことだけど傷跡になって、痛む。
僕の気持ちはまだ君の方を向かっている。
忘れることのできない
夢は何ですか?
それは叶いましたか?
それとも、まだ夢の途中にいるのですか?
それは見果てぬ夢はではありませんか?
「さようなら」幸せな人。
私とは違う人。
私は覚めることのない悪夢の中を歩いていきます。
だから、もうあなたと会うことはないでしょう。
どうかそのまま幸せでいてください。
君は口癖のように大丈夫をくりかえす。
僕は君の「大丈夫」が、大嫌い。
辛いなら辛いと言って欲しい。
そうすれば君の荷物を半分、持つことができる。
話を聴くことしかできない僕だけど役に立ちたいんだ。
そんなことを思うのは君ひとりだ。
だから、もう「大丈夫」と自分の感情を誤魔化さないで
「何でも知りたがるのは、君がまだ幼い証拠だよ」と青年は苦笑した。
それから少女の頭にポンポンと手を置く。
「だって、世界には知らないことばかりだよ」と少女は抗議した。
「教えてあげてもいいけど、自分で知った方が何倍も楽しいよ」と青年は言う。
目の前の青年が心底から笑うか知りたい
ずっと一緒だったから、これから先も一緒だと思っていた。
お互いの気持ちは重なり合っていると思っていた。
時間の流れが怠惰を生んだのだろうか。
「これ以上、一緒にいても時間の無駄だ。別れよう」その言葉が胸に突き刺さった。
もう一度好きになって、とは言えなかった。
すれ違ってしまった
夢は泡のように消えてしまった。
叶えるために努力を積み重ねたけれども、もうお終いだ。
その事実に唇を噛む。
ずっと温めていた夢だったから、喪失のショックは大きい。
これからは何を目指して生きていけばいいのだろうか。
人生の目標を失った。
それでも生きていかなければいかないことが辛い
君が隣に座る。
僕は読んでいた本にしおりを挟む。
君は満面の笑みを浮かべながら、僕の腕を指先でつつく。
「早く日曜日が来ると良いね」君は嬉しそうに言った。
社会人になって、二人でどこかへ行く機会が減った。
そんな中、久しぶりのデートだ。
約束通りランチを食べて、映画を見る予定だ。
端から見たらあまり幸せな人生を歩んでいない君。
それでも君は前向きに歩を進める。
泣き言ひとつ零さずに弱音を吐くこともない。
悲しいこともあるだろう。
苦しいこともあるだろう。
それでも君は顔を上げている。
君が笑うなら、僕が泣くよ。
泣くこともできないぐらい痛みを抱えた君の代わりに
暑い日のアイスは最高だ。
ただスーパーから買って持って帰るのが一苦労だ。
ドライアイスを入れても、溶けかかる。
箱のアイスを常備しておきたいけれども難しい。
暑ければ暑いほどアイスが食べたくなるのでジレンマに陥る。
帰ったら速攻で冷凍庫に仕舞おう。
陳列棚から箱のアイスを手に取る。
こんな時、どんな言葉をかければいいのだろう。
「元気で」と見送りたいのに、涙が零れそうで言葉が詰まる。
これが永遠の別れにつながっているかもしれない。
そんな苦しみで無言になってしまう。
君はぎこちなく、僕の指を握る。
「さようなら」笑顔を浮かべて君は言った。
僕は手を握り返した。
いつの間に僕と君の距離はこんなにも開いてしまったのだろう。
一緒にいても、どんなに傍にいても、君の心が分からない。
付き合ったばかりの頃の様に知らないことだらけだ。
違うとしたら二人の関係が冷めきっているというところだ。
もう元の関係には戻れない。
楽しかった季節は通り過ぎたのだ
夜が明けた。
今日も辛うじて生を繋げることができた。
朝日に輝く街路樹を見て、新緑の季節になったのだとぼんやりと思った。
青年は神剣・神楽を握り締めながら歩き出す。
結解はすでに解けているので早く帰らなければ人目につく。
少女が駆け寄ってきた。
少女は安心したのか瞳を涙で滲ませる。