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「 140文字の物語 」
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2025.10.07 Tue 10:36
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文中に『画面』を入れて【未練】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
携帯電話の液晶画面を見つめる。
そこには彼からの最後のメールが映っている。
日付は一年以上前のものだ。
未だに消せずにいる。
遠距離恋愛だったから、たくさんメールを交した。
その一つ一つが宝物で、すべて保護している。
どんどん間遠くなっていくメールに恋の終わりを感じた。
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2018.12.31 Mon 09:51
140文字の物語
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文中に『いつの間に』を入れて【感謝】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
気がつけば君と出会ってから一年、経っていた。君
と共にある時間はあっという間に過ぎていく。
君は新鮮な驚きをもたらしてくれる。
いつの間に用意したのだろうか。
同じ時を刻めるようにとペアの腕時計をプレゼントされた。
「これなら仕事の邪魔にならないでしょ?」と君は笑った。
2018.12.31 Mon 09:50
140文字の物語
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文中に『鼓動』を入れて【構って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
学習机に向かう背に少女はすり寄る。
少年の手は止まらなかった。
教科書をめくりながら、ノートをまとめている。
せっかく一緒にいるのに、つまらない。
二人きりの部屋なんだから、もっとやるべきことがあるんじゃないかと少女は思った。
少年の背に耳をあてて規則正しい鼓動の音を聞く
2018.12.31 Mon 09:50
140文字の物語
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文中に『浮気』を入れて【不思議】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
彼にはたくさんの彼女がいる。
とっかえひっかえしているのも知っている。
浮気性の彼は熱が長続きしないのも知っている。
そんな彼を憎めないのは、彼女がモニターの外に出てこないから。
三次元の彼女は私だけだ。
三次元でもとっかえひっかえするかと思っていたけど、意外に純情だ。
2018.12.31 Mon 09:48
140文字の物語
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文中に『ひとつ』を入れて【感謝】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
ひとつ、君が生まれてきてくれたこと。
ふたつ、僕と出会ってくれたこと。
みっつ、僕のことを好きになってくれたこと。
よっつ、僕と一緒に過ごしてくれたこと。
いつつ、僕と永遠を誓ってくれたこと。
ほら、簡単に片手が埋まってしまった。
君と過ごす日々は新鮮で驚きに満ちている。
2018.12.31 Mon 09:47
140文字の物語
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『風』と『欲望』、登場人物が『揺れ動く』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
開け放たれた窓から風が入りこむ。
少女の黒髪を揺らしながら、風は旋回していく。
艶やかな髪に触れてみたいと欲望が湧き起る。
風が羨ましいと思った。
自然に少女の髪に触れていく。
少年の心は欲望に揺れ動く。
どうしても触れたくなって、手を伸ばしかける。
指を握りこんで耐える。
2018.12.31 Mon 09:45
140文字の物語
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文中に『寝不足』を入れて【決意】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
敵【同胞】との戦いは圧倒的に夜が多い。
それに早朝が続く。
連戦となれば寝不足にもなるものだ。
神剣・神楽はそんな主の気持ちを知らずに、殺し合いを愉しんでいる。
寝ぼけ眼で中途半端に伸びた髪をヘアゴムで結ぶ。
まだ夜の領分に青年は家を後にした。
神剣・神楽の鞘を握り締める。
2018.12.31 Mon 09:45
140文字の物語
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文中に『どんなに』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
勝気な少女の双眸に陰が落ちる。
ここは結果こそがすべての世界だ。
どんなに努力しても結果がついてこなければ意味がない。
廊下に貼り出された順位表の2番目に名前があった。
誇れる成績だとは思えない。
この学園に入学してから1番目に名前があったことはない。
少女は眦を拭った。
2018.12.31 Mon 09:44
140文字の物語
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文中に『首筋』を入れて【知りたくない】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
首筋に貼られた絆創膏。
「虫に刺されただけだよ」と笑う彼女。
街路樹が葉を落とす頃に、虫に刺されることなんてあるのだろうか。
絆創膏の下にはキスマークが潜んでいるのではないだろうか。
自分以外の誰かがつけた所有の証。
臆病だから「絆創膏を剥がしてみてよ」とは言えなかった。
2018.12.31 Mon 09:43
140文字の物語
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『水』と『花びら』、登場人物が『撫でる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
水面に花びらが浮かんでいた。
小さな花びらは微かな風にも揺れる。
今にも沈んでしまいそうな危うさがあった。
少年は花びらを拾い上げる。
水滴が少年の指先を濡らした。
撫でるように滴るそれを少年は手巾で拭き取る。
花びらから優しく水気を拭うと、読み止しの本に挟みこんだ。
2018.12.31 Mon 09:42
140文字の物語
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文中に『夕焼け』を入れて【気持ちいい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
今日も一日が終わろうとしていた。
空は染まり、少年と少女を照らす。
夕焼け空を瞳に写しながら、家までの道を歩く。
心地良い風が吹き、雲を流していく。
陽が沈むまであとわずか。
曖昧な時間の中、少年と少女は黙りっきり。
お互いの足音に耳を澄ましている。
永遠を感じる時間だった。
2018.12.31 Mon 09:42
140文字の物語
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「未来」
夜、眠る前に思うことがある。
どうか、明日が今日の続きでありますようにと。
大好きなあの人と一緒にいられる未来でありますようにと。
神様というものがいるなら、それに願いを呟く。
明日のことなんて分からないから、少しだけ不安になる。
目を瞑るのが怖い。
2018.12.31 Mon 09:41
140文字の物語
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文中に『遠回り』を入れて【納得する】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
先ほどから少女は迂回をしてばかりいる。
近道を避けて、あえて遠回りの道を選んでいる。
舗装された道を歩きながら、少年は首をひねる。
やがてゴールにたどり着く。
少女の家が見えた。
「また、明日ね」がっかりした表情の少女に少年は気がつく。
一秒でも長く一緒にいたかったのだと。
2018.12.31 Mon 09:38
140文字の物語
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文中に『風』を入れて【夢中】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
少女は眼前に広がる景色に気をとられている。
青年はそれを優しい目で見守っていた。
海に来るのは、もう何度目か。
せがまれたわけじゃないけれど、青年は少女を海に連れてきた。
ふいに風が吹き、少女の長い髪をさらっていった。
飛んでいく帽子を青年はキャッチする。
少女は笑った。
2018.12.31 Mon 09:38
140文字の物語
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文中に『仕事』を入れて【気持ち悪い】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
にやにやした顔で上司が私のデスクに近づいてきた。
悪い予感しかしなかった。
「何ですか?」とりあえず尋ねるだけ尋ねてみる。
「今日このあと用事があるかな?」上司が言う。
予感は的中。
仕事が追加された。
今日は定時に帰れると思っていたのに。
上司の顔を殴ったら気持ち良いだろう
2018.12.31 Mon 09:37
140文字の物語
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