iotuのlog
「 140文字の物語 」
■
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2025.10.03 Fri 21:09
■
文中に『昼』を入れて【不満】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
「昼は星が見えないからつまらない」と幼なじみは言う。
「太陽という大きな星が見えるじゃないか」と僕は言った。
「その太陽が元凶じゃないか」と重ねて幼なじみは言う。
「どうしてそんなに星を観たがるんだ?」と僕は尋ねた。
「願い事は流星にしか叶えてくれないだろう」と幼なじみは言う。
PR
2019.10.31 Thu 07:16
140文字の物語
CM(0)
■
『世界は彼らを手放さない』
目を合わせ、無言でうなずきあう。
手と手を固く結ぶ。
離れ離れにならないように、腰に紐を結ぶ。
そして、崖から飛び降りた。
二人が一緒にいられない世界なら、次の世に期待しよう、と誓い合った。
濁流にもまれて、意識を失う。
次に目覚めたのは見知らぬ砂浜だった。
世界は彼らを手放さない。
2019.10.31 Thu 07:13
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『予定』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
週末は人生最大の予定があった。
例年通りの気候ならば、青空の下チャペルの鐘の音を聞いたことだろう。
まるで二人の結婚を阻むように台風がやってきた。
それも歴史に残るような勢力の台風だった。
当然、結婚式は中止。
どうして先週にしなかったのか。
そんなことを思ってしまう。
溜息が零れる
2019.10.31 Thu 07:13
140文字の物語
CM(0)
■
『メール』と『文字』、登場人物が『はにかむ』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
メールの文字列を何度も読み返す。
それほど長いメールではない。
ただそこに想いがこもっているから嬉しくて何度も見てしまう。
返信しなければ、と思うのだけれども。
メールが嬉しくてはにかむ。
きっと送り手も返事を期待しているだろう。
早く返した方が良いと分かっているけど文字列を追う。
2019.10.31 Thu 07:12
140文字の物語
CM(0)
■
『笑顔の君が好き』
笑顔の君が好き。
だから、泣き止んでよ。
いつものように僕を見て、微笑んでよ。
君の笑顔を見るだけで、僕は勇気がたっぷりと湧くんだ。
君を泣かした奴の名前を教えてよ。
これからそいつを殴りに行ってやる。
心優しい君を泣かせるぐらいだ。
酷いことを言ったんだろう。
簡単に想像がつく。
2019.10.31 Thu 07:10
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『みんな』を入れて【決意】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
同胞同士の殺し合いが発展するまでは、小さな集落で暮らしていた。
みんなは細々とした、けれどもあたたかい生活を営んでいた。
追放されていた族長の姪がやってくるまでは。
姪は隠れるような生活をしているのか、問うた。
集落を二分にするには充分だった。
隠れて少女は妖刀を持ち逃げだした。
2019.10.31 Thu 07:10
140文字の物語
CM(0)
■
『風』と『新聞』、登場人物が『聞きたくない』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
新聞を取るために外へ出た。
風はまだ強かった。
夜中に雨が降ったのだろうか。
郵便受けに水滴が残っていた。
運ばれてきた新聞を引き出すと家に戻る。
一面は台風の被害のニュースだった。
聞きたくないと思っていても、目に飛びこんでくる。
大きな被害をもたらした台風は歴史に残るだろう。
2019.10.31 Thu 07:09
140文字の物語
CM(0)
■
『「遠慮がちに、指先を軽く握る」キーワードは「初夜」』
初めて迎える二人きりの夜だ。
どちらも緊張した表情で寝室に入った。
君はベットの上に座ると深々と礼をした。
「これからもよろしくお願いします」と言った君を押し倒す。
君の顔が強張る。
遠慮がちに、指先を軽く握る。
震える手が、それでも握り返してきた。
僕は「大丈夫だよ」と微笑む。
2019.10.31 Thu 07:08
140文字の物語
CM(0)
■
「トライ」
新しいことに挑戦することは緊張するものだった。
けれども何事にもトライしていかなければ、古びてしまう。
人生は常に挑戦の連続だ。
だから、ここでも踏ん張れる。
トライの合図が脳裏で響いた。
新しいことは決して怖いことではない。
スタート地点につく。
嚥下して未来を見据える。
2019.10.31 Thu 07:08
140文字の物語
CM(0)
■
『メール』と『英語』、登場人物が『逃がす』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
今度のテストは英語でメールを送るというものだった。
第二外国語として英語を選択しているから、楽なテストなはずだった。
満点も夢じゃない。
そう思った。
けれども首位の座を逃がす。
単純なスペルミスだった。
慢心していなければ気がつけたはずだった。
減点された返信メールを見つめる。
2019.10.31 Thu 07:06
140文字の物語
CM(0)
■
『「泣き顔で、指先を軽く握る」キーワードは「最後」』
お互いに覚悟をしていた。
二人でいられるのも、わずかな時間しか残っていない。
君は笑おうとして失敗した。
泣き顔で、指先にを軽く握る。
そしていれば離れずにすむというように。
けれども最後の時は非情に鳴る。
電車が発車する時間になったことを知らせる。
僕は振り返らずに電車に乗った。
2019.10.31 Thu 07:05
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『白金』を入れて【対抗心】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
白金色の頭髪の少年との勝負は、勝ったことがない。
少年は常に一位を取る。
どれほど努力をしても勝てないのだろうか。
少女はほんの少し弱気になる。
生まれついての天才は成績を気にしていないのが余計に苛立つ。
次こそは一位を取って驚かせてやる。
そんなことを思いながら少女は答案を握る。
2019.10.31 Thu 07:03
140文字の物語
CM(0)
■
『背伸び』と『黒』、登場人物が『耐える』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
夜会に黒いドレスを選んでみた。
少しだけ背伸びをしたのは、今日は憧れの詩人がサロンに来るからだ。
最近になって、招かれるようになって嬉しい。
黒いレースの扇子を持って夜会に出席する。
「金で買った爵位の方とはあいませんの」と嘲笑された。
初めて会った人物にすら言われるのを耐える。
2019.10.31 Thu 07:03
140文字の物語
CM(0)
■
文中に『視線』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
彼の視線を独り占めできた。
おしゃれをしてきたかいがあったものだ。
好奇心旺盛な彼は、デート中でもあちらこちらをキョロキョロする。
吸い寄せるようにお店に入ってしまうことも多い。
穴場を発見できるから、それはそれで楽しいけれども。
物足りなさを感じていた。
せっかく一緒にいるのだ。
2019.10.31 Thu 07:00
140文字の物語
CM(0)
■
『風』と『目玉焼き』、登場人物が『目を潤ませる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
今日の昼ご飯はロコモコ風。
ハンバーグは上手く焼けたと思う。
自分でも自信がある。
けれども目玉焼きは失敗した。
ひっくり返す時に黄身の部分が破れてしまった。
完成した昼ご飯は不格好で食べさせるのが悪い感じがした。
自然と目を潤ませる。
涙が零れ落ちる瞬間「美味しそうだな」と言われた
2019.10.31 Thu 06:59
140文字の物語
CM(0)
PREV
←
HOME
→
NEXT
忍者ブログ
[PR]
△ページの先頭へ
Templated by
TABLE ENOCH