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「 140文字の物語 」
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2025.10.03 Fri 12:23
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文中に『蒼』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
今日は12週間ぶりの天気のよい週末だ。
空は蒼く澄み渡り、穏やかな風が頬をくすぐる。
太陽の日差しがこれほど恋しく思ったのは、幸せなことだ。
ずっと天候が不安定だった。
大型の台風やそれに匹敵する大雨で、週末は家にこもりきりだった。
今日はどこに行こう。
自転車でどこにでも行ける。
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2019.11.15 Fri 20:46
140文字の物語
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『録画』と『純粋』、登場人物が『睨みつける』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
「見て見て」幼馴染が後ろから迫ってきた。
手にはスマホ。
ほどなく動画が流れる。
眠っている自分が録画されていた。
純粋に怒りが湧いてきた。
やっていいことと悪いことがある。
その一線を越えていた。
振り返り、幼馴染を睨みつける。
「お気に召さなかった?」けろっとした表情で幼馴染は言う
2019.11.15 Fri 20:45
140文字の物語
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『嘘でもいえない』
君のことが好きでたまらないから「大嫌い」なんて嘘でもいえない。
君も同じ気持ちだったら嬉しいのだけれど、違うようだ。
喧嘩をする度に、君は「大嫌い」という。
僕の心はズタズタに切り裂けそうだ。
それぐらい君のことが好きなんだ。
だからお願いだ。
嘘でも「大嫌い」といわないでほしい。
2019.11.15 Fri 20:43
140文字の物語
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文中に『朝』を入れて【不思議】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
どんな最低の夜の後には、眩しいぐらいの日差しを連れて朝がやってくる。
泣きに泣いて、もう体中の水分はないぐらい泣いた夜。
いつの間にか眠ってしまったようだ。
朝陽を見て、また涙が零れそうになった。
毎日くりかえされる天体ショーだというのに心が動かされた。
朝の空気をいっぱいに吸う
2019.11.15 Fri 20:42
140文字の物語
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『脇差し』と『修正』、登場人物が『美しい』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
「今度の見合い相手は、きっと気に入るぞ」兄が言った。
売れ残るのを心配をしてのことだろうが、ここ数日のお見合いで疲れていた。
おざなりに返事をして身支度をした。相手側から断ってくれないだろうか。
脇差しをさしてやってきた若者は美しい所作でお辞儀をした。
自分の意思を修正したい。
2019.11.15 Fri 20:42
140文字の物語
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『「怒り顔で、指先を軽く握る」キーワードは「出会い」』
僕たちは出会うべくして出会った。
何人目かの彼女とベッドインした翌日。
僕は君と出会った。
これまた何人目かの彼女の友人として。
君は怒り顔で、僕を殴らないように自分の指先を軽く握る。
「こんな最低な男は殴る価値もないと言い切った。
それを見ていた元彼女は涙をこぼしていた。
2019.11.15 Fri 20:41
140文字の物語
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文中に『しっとり』を入れて【知りたい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
ガトーショコラはしっとりとして濃厚な味だった。
「レシピを教えてちょうだい」自分でも作ってみたくていう。
「秘密のレシピだから教えてあげられないわ」ところころと笑う。
「教えてたら食べに来てくれないでしょ」調理器具を洗い終えた少女はテーブルに座る。
「美味しい?」
「美味しい」
2019.11.15 Fri 20:40
140文字の物語
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『瞬く星』と『隷属』、登場人物が『瞑る』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
王女は瞬く星のように美しかった。
その王女を手に入れるために、隣国の大国は戦を仕掛けてきた。
兵力の差は歴然。
負け戦だった。
隷属することになった。
戦の代償は当然のことながら、王女だった。
「私なら大丈夫よ」気丈にいう王女の姿が痛々しくて目を瞑る。
「だから、安心してちょうだい」
2019.11.15 Fri 20:34
140文字の物語
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『「そっと、腕にしがみつく」キーワードは「意地っぱり」』
城下町だったからか、ベットタウンだからか。
神社仏閣が多い。
当然、その分お墓も多いわけだ。
幽霊とか気にしなくなるもんだが、幼馴染は違った。
怖がりのまま成長した。
今日も墓地を横切る際、そっと、腕にしがみつく。
意地っ張りな幼馴染は何も言わない。
そんな様子に僕は微苦笑してしまう
2019.11.15 Fri 20:33
140文字の物語
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『覚めた夢の続き』
眩しいぐらいの日差しはどこか暖かみがあった。
覚めた夢の続きを見ているようだった。
「姫。このようなところで昼寝とは」メイド服を着た妙齢の女性が言った。
「姫? 私は女子高生だよ」きょとんとした。
「まだ夢を見てらっしゃるのですね。貴方様はこの国唯一の巫女姫ですわ」と言われた。
2019.11.15 Fri 20:33
140文字の物語
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『ダイヤモンド』と『銀河』、登場人物が『打ちのめされる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
宮沢賢治は故郷の空を見上げ、ダイヤモンド会社が撒いた夜空だと書いた。
有名な銀河鉄道の一説だ。
同じ風景を見ても、僕にはそれ以上の表現は出てこなかった。
小説家志望の僕は打ちのめされる。
それだけ宮沢賢治の感性は優れていたのだ。
三次選考で落とされる僕とは大違いだった。
羨ましい。
2019.11.15 Fri 20:25
140文字の物語
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『「遠慮がちに、手のひらを握り締める」キーワードは「朝」』
「おはよう」僕は言った。
「本当に迎えに来てくれたんだ」君は言った。
「通り道だし、君と過ごす時間は長いほうがいい」声が上ずらないように気をつけて僕は言った。
「ありがとう」君は笑った。
僕は遠慮がちに、君の手のひらを握り締める。
君の少し冷たい手のひらにドキッと心臓が跳ねた。
2019.11.15 Fri 20:25
140文字の物語
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『届くことのないメール』
今日、一日あったことを綴る。
最後に「お休み」と結ぶ。
メールは自動的に返ってくる。
もう使われていないメールアドレスだと無慈悲な文面付きだ。
届くことのないメールを綴り始めてから、どれぐらいたっただろうか。
機種変しても、メールを綴ることをやめられなかった。
一生、綴るのだろうか
2019.11.15 Fri 20:24
140文字の物語
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『ほら、早く言わなくていいの?』
教室にいたら女子の集団に廊下に呼び出された。
どうして女子というのは群れたがるのだろうか。
そんなことを考えてながら教室を出た。
真ん中の女の子が綺麗にラッピングした小箱を持っていた。
「ほら、早く言わなくていいの?」リーダー格らしい女子が言った。
「誕生日おめでとうございます」
2019.11.15 Fri 20:21
140文字の物語
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文中に『無言』を入れて【知りたくない】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
帰り道は無言だった。
おしゃべりな幼馴染は何も言わなかった。
だから、僕も何も聞かなかった。
二人の足音だけが響く。
いつまでこうして一緒に帰れるのだろうか。
お互いに恋人ができて疎遠になるのだろうか。
そんな未来は実感が湧かない。
生まれた時から死ぬまで、ずっと一緒にいるのだろう。
2019.11.15 Fri 20:21
140文字の物語
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