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「 140文字の物語 」
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2025.10.02 Thu 08:45
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『たまにはイチャイチャしませんか?』
「たまにはイチャイチャしませんか?」少女が言った。
「場所と状況を考えてから発言してくれないか?」青年は言った。
「だって私たち恋人同士ですよね!手すら繋がないなんて、時代遅れですよ!」少女は抗議をする。
青年は溜息をついた。
駅に向かう商店街でそんなことをしたら噂になるだろう
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2020.02.05 Wed 06:48
140文字の物語
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文中に『画面』を入れて【気持ち悪い】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
画面を見ていたら、眩暈を起こした。
文字列が頭に入ってこない。
血流がすーっと落ちていく感覚がした。
マズい。貧血だ。
そう思った時は遅く、ふらっと崩れ落ちた。
派手な音が耳に響いたから目を瞑ってやってくる痛みに耐える。
宙に浮いた感覚がしたけれども痛みはなかった。
「大丈夫かい?」
2020.02.05 Wed 06:48
140文字の物語
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『ラーメン』と『名前』、登場人物が『許さない』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
定時で上がれた日は何時のことだったろうか。
それでも今日は早く退社できた。
「ラーメンでも食べていかないか?」先輩から声をかけれた。
断りづらい雰囲気だったので、先輩の後をついていった。
理不尽な仕事を押しつけてきたクライアントの名前を覚えた、と言ったら苦笑された。
絶対許せない
2020.02.05 Wed 06:47
140文字の物語
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『「恐る恐る、手のひらを軽く握る」キーワードは「困った」』
「お手洗い、行ってくる!ちょっと見ていて」とポンと赤子を渡された。
「姉貴!」引き留めようとしたが、姉はダッシュで化粧室に行ってしまった。
どこもかしこも柔らかで、あたたかかった。
姪はいきなり泣き出した。
恐る恐る、小さな手のひらを握る。
こんな時どうすればよいか分からない。
2020.02.05 Wed 06:47
140文字の物語
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『カレンダー』と『古書』、登場人物が『滲ませる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
夜が更けた時間、青年は古書を読み解いていた。
先祖様が残してくれた文書は達筆で、簡単には意味が取れない。
「入っても大丈夫ですか?」少女がふすまを隔て声をかける。
入室許可すると温かいお茶を持ってきた。
青年は笑みを滲ませる。
「もう一月も終わりますよ」少女はカレンダーをめくる。
2020.02.05 Wed 06:44
140文字の物語
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『「上目遣いで、手のひらにしがみつく」キーワードは「昼間」』
穏やかな昼下がり。
このまま昼寝をしたいと思った。
青年は毛布を取ってこようと立ち上がると、少女も立ち上がった。
上目遣いで、手のひらにしがみつく。
「一緒に寝たい?いいでしょ?」断れるなんて微塵も思っていないおねだりだった。
異性として意識されていないのだろうか。
悲しくなった。
2020.02.05 Wed 06:44
140文字の物語
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『一回、言ってみたかったんだ』
「愛している」少年は告げた。
少女は驚いて目を丸くする。
「一回、言ってみたかったんだ」照れながら少年は言った。
「じゃあ、嘘なの?」無邪気に少女は問うた。
驚くのは少年の番になった。
「迷惑じゃない?」少年は緊張しながら尋ねた。
「あなたがくれるもので、迷惑なものは一つもないわ」
2020.02.05 Wed 06:43
140文字の物語
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文中に『呟く』を入れて【納得する】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
「あなたは平気かもしれないけど」と君は切り出した。
「本当はとっても寂しいの」呟くように言う。
ここ最近のすれ違いに落ちこんだような声をしながらも『大丈夫』と言っていた君。
それは強がりだったことに知らせられた。
気がつくきっかけは、たくさんあったのに気がつけなかった。
手を繋ぐ
2020.02.05 Wed 06:42
140文字の物語
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『昼』と『道』、登場人物が『思いを馳せる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
昼間と同じ道を通ったけれども、雰囲気が違った。
空は赤く染まって、沈む準備をしてるからだろうか。
一人分の足音を聞きながら思いを馳せる。
僕が一人のように、君も一人だろう。
夢を抱えて、その一歩を踏み出した。
置いていかれた僕は寂しいけれども、君は高揚しているだろうか。
僕は俯く。
2020.02.05 Wed 06:42
140文字の物語
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『「目を逸らしつつ、両手のひらに指を絡める」キーワードは「子供時代」』
幼い少女が無邪気に「好きよ」と言った。
幼い少年は目を逸らしつつ、自分の両手に手のひらに指を絡める。
それから時間が経過した。
少女はいつもの調子で「好きよ」と言った。
少年は少女を見つめて「僕も好きだよ」と答えた。
そして、両手をふれる。
子供時代とは違う。
それに少女は途惑った。
2020.02.05 Wed 06:39
140文字の物語
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『願わくばこのまま、』
願わくばこのまま、ずっと手を繋いでいたい。
二度と離れ離れにならないように、固く握りしめられている。
二人で一つになりたい。
天にあっては比翼の鳥のように。
地にあっては連理の賢木のように。
恋を知ってしまったら、後戻りはできない。
君無しでは生きてはいけない。
胸の奥が燃え上がる。
2020.02.05 Wed 06:39
140文字の物語
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『アイス』と『カメラ』、登場人物が『忍ぶ』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
幼馴染が高校生というのは世を忍ぶ姿だった。
新進気鋭のカメラマンだった。
個展を開けるほどの実力者だった。
普段のぼんやりとした姿を見ていると信じられないけれども。
いざカメラを持つと表情が変わった。
アイスを食べながら暗室から出てくるのを待つ。
同じものを見ているはずなのに違う。
2020.02.05 Wed 06:37
140文字の物語
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『「力強く、手のひらを指先でなぞる」キーワードは「朝」』
「朝ですよ」雲雀のように明るい声が起床をうながす。
眠り足りないから「あと5分」と言ってしまう。
「そう言って5分で起き上がれたためしがないじゃなあいですか」少女はもっともなことを言う。
力強く、青年の手のひらを指先でなぞる。
何かの文字を書かれたようだ。
くすぐったくて目覚めた
2020.02.05 Wed 06:36
140文字の物語
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『近すぎると怖い、離れても嫌。』
近すぎると怖い、離れても嫌。
複雑な乙女心なのです。
初めての恋だから、歩調を合わせてくれると嬉しいのです。
何もかも初めてで、どうすればいいのか分からないのです。
名前を呼ばれる度、ドキッとします。
見つめられるだけで、心臓は早鐘を打ちます。
だから、優しく扱ってほしいのです。
2020.02.05 Wed 06:36
140文字の物語
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文中に『適当』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
小言に適当に返事をした。
心配してくれるのは悪くない気分だったが、こう毎日のように言われると食傷気味になる。
悪いのは自分だと分かっている。
それでも朝から嫌な気持ちになる。
「遅刻するから、もう出るね」と言って靴を履く。
「行ってらっしゃい」と母は言う。
それが最後の会話だった。
2020.02.05 Wed 06:35
140文字の物語
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