iotuのlog
「 140文字の物語 」
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2025.09.27 Sat 14:03
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最後の嘘をつきました
「iotuは、どうしようもなく泣きたい気分で最後の嘘をつきました。
それは自分が傷つくだけの嘘でした。
「寂しくなんてないよ。大丈夫」、と。
本当に、ごめんね。」
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僕はどうしようもなく泣きたい気分で最後の嘘をついた。
それは自分が傷つくだけの嘘だった。
「寂しくなんてないよ。大丈夫」と嘘をついた。
本当に、ごめんね。
これが最後の嘘にするから、ごまかされてくれないか。
君の優しさにもたれかかってしまう。
僕は君のお荷物にはなりたくないんだ。
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2020.11.15 Sun 10:12
140文字の物語
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文中に『予定』を入れて【哀しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
新型のウィルスのせいで予定は真っ白。
手帳を見て、ためいきをつく。
この調子なら、クリスマスも独りで過ごすことになりそうだった。
例年ならクリスマスケーキをホールで予約するのだけれど、その必要もなさそうだ。
クリスマスは仕事の後、コンビニでスイーツを買って終わりになりそうだった。
2020.11.15 Sun 10:10
140文字の物語
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『水晶』と『拳(こぶし)』、登場人物が『拒絶する』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
ダンジョンの奥底には大きな水晶が眠っていた。
一欠片もらおうと近づくと、拳が腹にあてられた。
パーティの戦士が殴ってきたのだ。
力加減があったものじゃない。
「水晶の色を見て御覧なさ。私たちを拒絶する色で輝いている」と魔法使いがのんびりと話す。
順番が逆だったら良かったのにと思う。
2020.11.15 Sun 10:09
140文字の物語
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『「泣き顔で、指に爪を立てる」キーワードは「夕方」』
夕方がとても綺麗で、僕は立ち止まった。
君の髪は切りたてで、僕の傍で立ち尽くしていた。
「ほら、まるで君みたいだよ」僕は紅色に染め始めた葉を指す。
君は泣き顔で、僕の指に爪を立てる。
ほんの少し痛かったけれども、ちょっと安心した。
僕に対して怒れるぐらいには気分が浮上しているのだ。
2020.11.15 Sun 10:08
140文字の物語
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君が好きなままでは、どうしていけないんだろうか。
いつか君が星になって、地上にいる僕を照らすようになっても、この気持ちは変わらない。
だから、永遠を誓い合おう。
僕は準備ができているよ。
あとは君の気持ち次第だ。
簡単に決めたことじゃない。
ちゃんと、永遠という時間の重さを考えた。
2020.11.15 Sun 06:19
140文字の物語
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最後の嘘をつきました
「iotuは、感情を抑えながら最後の嘘をつきました。
それはきっと必要じゃない嘘でした。
「すべて夢でも構わない」、と。
こんな酷い嘘は、もう二度と吐けない。」
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僕は感情を抑えながら最後の嘘をついた。
それはきっと必要じゃない嘘だった。
「すべては夢でも構わない」と君に告げた。
こんな酷い嘘は、もう二度と吐けない。
君と一緒にいる時間が夢のように過ぎていく。
君は明日から、赤の他人になると分かっている。
たった一夜の夢だ。
心が耐えられない。
2020.11.15 Sun 06:11
140文字の物語
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『そうしたら、僕ら最強に両思い』
君は僕の告白にうなずくだけでいい。
そしたら、僕ら最強に両思いだ。
僕は君が好意を持っていることをずっと前から知っている。
君が僕の告白を待っていることを知っている。
僕と君の物語はハッピーエンドだ。
ごちゃごちゃと言い訳をする必要はない。
だいぶ前から決まっていた終着地点だ。
2020.11.15 Sun 06:11
140文字の物語
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文中に『消えない』を入れて【不安】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
腕にはマジックペンで書かれた悪口。
石鹸を使って洗っているのだけれども、消えない。
こんな腕を母には見せられない。
早くしないと、パートから母が帰ってきてしまう。
それまでに消さないと。
大粒の涙が零れてきた。
いじめられたことを知られたら、どうなるだろう。
心がぐしゃぐしゃした。
2020.11.15 Sun 06:10
140文字の物語
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『嵐』と『宝物』、登場人物が『祈る』というお題でツイノベを書いてみて下さい
湖面に建つ白亜の城は宝物のようだった。
美しく、優美な姿は、この時期の建築には珍しいものだ。
そんな城に嵐が近づいていている。
その城主は嵐がそれてくれることを祈る。
暴風にさらされたら白亜の城にどれほどの害が訪れることだろう。
元のような姿まで修復するのは大変だろう。
だから願う。
2020.11.15 Sun 06:09
140文字の物語
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『「堂々と、両手のひらに触れる」キーワードは「いたずら」』
放課後の教室、君はいたずらっ子のように笑う。
人がまばらに残る教室で、僕に近づいてくる。
そして堂々と、両手のひらに触れる。
こんなことをしたら、明日の朝にはどうなっているのか。
自明の理だ。
本当に君はいたずらが好きだ。
そんな君を許してしまう僕も大概だろう。
僕は手を握り返した。
2020.11.15 Sun 06:08
140文字の物語
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『空なんてなければいいのに』
空を見上げて、あなたを想う。
笑顔で旅立ったあなただから、青空を見れば自然と思い出してしまう。
空なんてなければいいのに。そうすれば軽薄なあなたを想うことなんてなかったでしょう。
胸が苦しくなることもないでしょう。
空を見上げてはそんなことを思う。
2020.11.15 Sun 06:07
140文字の物語
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『このまま世界の果てに行こう』
「このまま世界の果てに行こう」君は凪のような瞳で言った。
繋いだ手を離さないで、誰も知らない世界へ行けたら、どんなに素晴らしいだろう。
僕は頷いた。
あたたかな手が僕を連れていく。
七色の草原を渡りながら、世界が終わるする場所まで走っていく。
僕は君を信じて、君も僕を信じてくれた。
2020.11.15 Sun 06:02
140文字の物語
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『パステル』と『傷跡』、登場人物が『誓う』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
君と僕は今日も一緒。
パステルカラーの長袖が良く似合っていた。
その服の下には、無数な傷跡があることを知っていている。
君は孤独だから、自分自身を傷つける。
それを隠すように暑い場所でも長袖を着ている。
手首についた傷跡は痛々しい。
これ以上、傷跡を増やさせない。
僕は心の中で誓った。
2020.11.15 Sun 06:01
140文字の物語
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『「嬉しそうに、手のひらをぎゅっと握る」キーワードは「勇気」』
君は嬉しそうに、僕の手のひらをぎゅっと握る。
僕は勇気を出して、握り返した。
さりげなく、それでいて力強く。
小さな手を二度と離さない。
そんなことを思う。
「嬉しいな」と君は笑った。
だから僕の心臓はでたらめな音を奏で始めた。
僕だって嬉しかった。
勇気はどこかに行ってしまったようだ。
2020.11.15 Sun 06:00
140文字の物語
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#11月の星々 『君に見せたい』
「海を見たことがないのです」と佳人はあっさりと言った。
「いつか連れて行ってあげるよ」と俺は約束した。
故郷は一面の大草原だ。
それはまるで海のような野が広がっている。
佳人の瞳のような色で溢れている。
きっと喜んでくれると思って、軽々しく俺は言った。
意味なんて分からないまま。
佳人は笑う。
2020.11.15 Sun 05:59
140文字の物語
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