iotuのlog
「 140文字の物語 」
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2025.09.26 Fri 20:12
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#テキトーなタイトル置いたら誰かが引用RTで内容を書いてくれる
『幸運調整申請書』
最近、ついていないことばかり。
お気に入りの靴はヒールが取れるし、買った鞄の持ち手は外れるし、まだ残りがあるルージュがぽっきりと折れるし、仕事が立てこんで残業続きでクマができるし。
ある日、枕元に一枚の紙があった。
「幸運調整申請書」声に出してしまった。
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2020.11.30 Mon 20:35
140文字の物語
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最後の嘘をつきました
「iotuは、ひどくためらいながら最後の嘘をつきました。
それは切望のような嘘でした。
「すぐに追いつくから、先に行ってて」、と。
頼むよ、ごまかされてください。」
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僕はひどくためらいながら最後の嘘をついた。
それは切望のような嘘だった。
「すぐに追いつくから、先に行ってて」と。
「こんな敵、僕ひとりで充分だよ」と笑顔を作る。
頼みよ、ごまかされてください。
君には、こんなところで立ち止まってほしくない。
ダンジョンの最奥まで辿りついてほしい。
2020.11.30 Mon 07:33
140文字の物語
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『最初からやり直したい関係』
僕と君は最悪な形で出会った。
だからこんがらがったあやとりのように、もつれた関係になってしまった。
今さら素直にはなれない。
それはそっちでもそうだろう。
最初からやり直したい関係だった。
そんなことはできるはずはないと分かっているけれども。
出会いが違えば恋人らしくなれるだろうか。
2020.11.30 Mon 07:33
140文字の物語
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文中に『子供』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
子供の頃はこの時期に灯る電飾が星が落ちてきたのだと思っていた。
クリスマスまで街を華やかにするイルミネーションや大きなクリスマスツリーは心が躍る。
たとえ、クリスマス当日が仕事だとしても、嬉しいものは嬉しいものだ。
今年のクリスマスプレゼントは何にしようか。
そっと考える。
2020.11.30 Mon 07:32
140文字の物語
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『「目を逸らしつつ、指を軽く握る」キーワードは「寒い」』
目に見える形で寒い日々がやってきた。
のんびり構えていたから、冷たい風に震えてしまう。
苦笑が落ちてきた。
「店内は暖かいから」と青年は言った。
そして目をそらしつつ、少女の指を軽く握る。
少女は寒さに反して、耳まで赤くする。
こんなスキンシップは反則だと抗議したかったが恥ずかしい。
2020.11.30 Mon 07:30
140文字の物語
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最後の嘘をつきました
「iotuは、ぎゅっと手を握り締めながら最後の嘘をつきました。
それは自分の幸せのための嘘でした。
「世界で一番、大嫌い」、と。
・・・まだ、泣いちゃだめだ。」
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ぎゅっと手を握り締めながら最後の嘘をついた。
それは自分の幸せのための嘘だった。
これ以上、君と関わりあってはだめだ。
どちらも不幸になる結末しか待っていない。
「世界で一番、大嫌い」とハッキリと言った。
・・・まだ、泣いちゃだめだ。
嘘だとバレてしまう。
これは自分のためなのだから。
2020.11.30 Mon 07:27
140文字の物語
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『幸せになって、なんて嘘だよ』
「君に送る言葉なんてないよ」僕は言った。
別れ話を切り出されたのだ当然だ。
君は俯いて「ごめんなさい」と謝る。
人の心は絶えず、移ろい、ひとところに落ち着くことはない。
「幸せになって、なんて嘘だよ。僕以外の男を選らんだことを後悔すればいいと思ってる」
僕は正直な気持ちを吐き出す。
2020.11.30 Mon 07:26
140文字の物語
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文中に『霞』を入れて【対抗心】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
参考書の読みすぎだろうか。
目が霞む。
少女は目をこすりながら、テスト結果を張り出されている廊下に向かう。
途中で白金色の頭髪の少年とすれ違う。
「眠れる時は寝た方がいいよ。クマができている」と少年は言った。
少女の腹の底から怒りが湧いてくる。
唇を強く噛みしめて、順位表を見上げる。
2020.11.30 Mon 07:25
140文字の物語
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『歓喜』と『枝』、登場人物が『打ちのめされる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
魔法使いのランクは短杖の素材の枝で決まる。
少女は森に入ってふさわしい枝を探す。
星々の祝福を得て輝く杖を見つけた時は、歓喜が湧きあがった。
ライバルたちを追い抜くことができるだろう。
卒業試験で当たったのは貧相な短杖を持った少年だった。
勝てると思った。
それなのに打ちのめされる。
2020.11.30 Mon 07:25
140文字の物語
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『プライドが許してくれない』
ドジで、間抜けで、おっちょこちょいの幼馴染。
親同士が仲が良いから、幼馴染のことは『任せた』と言われた。
人当たりが良い振りをしている少年は『もちろんです』と答えた。
そんな幼馴染が『好きな人ができたの』と言ってきた。
今さら嘘だろう。
恋の告白をするにはプライドが許してくれない。
2020.11.30 Mon 07:19
140文字の物語
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『湯船』と『狂気』、登場人物が『抱きしめる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
狂気に落ちた同胞との戦いはひと段落した。
結界の外で待っていた少女が青年を抱きしめる。
「おかえりなさい」と少女は涙をこらえて言う。
それに気がつき青年は少女の頭を撫でた。
「今日は湯船に入りましょうね」と少女は視線を合わせる。
血と汗でまみれた体には、ちょうど良いのかもしれない。
2020.11.30 Mon 07:17
140文字の物語
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『「遠慮がちに、指先に指を絡める」キーワードは「バカップル」』
「あのね」と彼女が切り出した。
いつもしている手袋がない。
探すのを手伝った欲しい、といった用件だろうか。
そんなことを思っていると「手を繋いで歩きたい」と言われた。
僕は寒いのに、胸まで熱くなった。
遠慮がちに、彼女の指先に指を絡める。
それで精いっぱいだった。
バカップルなのかも。
2020.11.30 Mon 07:16
140文字の物語
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最後の嘘をつきました
「iotuは、震えないよう祈りながら最後の嘘をつきました。
それは相手を守るための嘘でした。
「君にもらったものは全部返す」、と。
・・・うまく笑えたかな?」
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僕は声が震えないように祈りながら最後の嘘をついた。
それは相手を守るための嘘だった。
「君にもらったものは全部返す」と。
勇気も、微笑みも、温もりも、全部返す。
これから先の未来は、暗いから。
ここで別れてしまえば傷は浅いだろう。
・・・うまく笑えたかな?
薄情のように見せられたかな。
2020.11.30 Mon 07:12
140文字の物語
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『子供をなめちゃいけないよ』
公園のベンチでソフトクリームを食べていた。
今年最後のソフトクリームになりそうだ。
思ったよりも寒かった。
するとお隣さんの幼馴染がやってきた。
まだまだランドセルが似合う年頃だ。
「僕にも一口、ちょうだい」と言う。
「どうぞ」と差し出すと頬をなめられた。
「子供をなめちゃいけないよ」
2020.11.30 Mon 07:11
140文字の物語
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『欠片』と『背伸び』、登場人物が『睨む』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
私はちょっぴり背伸びをして、バーに入った。
成人はしているし、生年月日の入った顔写真付きの身分証明書も持っている。
それでも一人でバーに行くのは勇気がいった。
愛想の欠片のないバーテンダーがメニュー表を差し出した。
私はメニュー表を睨む。
さっぱり分からないカクテルが並んでいた。
2020.11.30 Mon 07:09
140文字の物語
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