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「 140文字の物語 」
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2025.09.22 Mon 11:08
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『コンクリート』と『読書』、登場人物が『引っかかる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
少年はコンクリートの街を歩きながら、スマホで読書していた。
読みたい時に読める電子書籍は便利だ。
鞄の荷物にもならない。
少年は引っかかる。
読めない漢字が出てきた。
別タブを開いて検索をかける。
この著者の作品は好きなのだが、古典的な言い回しが多用される。
調べればすぐにわかるが。
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2021.04.15 Thu 04:56
140文字の物語
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『「泣き顔で、両手に指を絡める」キーワードは「戦場」』
青年が神剣・神楽を鞘に納めると同時に結界が解けた。
結界の外で待っていた少女が走りながら、近寄ってきた。
ついさっきまで戦場だった街も、普段通りの姿を見せていた。
血に塗れた姿の自分が浮く前に、路地裏に隠れる。
少女は泣き顔で、両手に指を絡める。
「無理しないでください!」と言う。
2021.04.15 Thu 04:55
140文字の物語
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最後の噓をつきました
「iotuは、いっそ滑稽なほど明るく最後の嘘をつきました。
それは前へ進むための嘘でした。
「もう、迷わないよ」、と。
本当に、ごめんね。」
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僕は、いっそ滑稽なほど明るく最後の嘘をついた。
それは前へ進むための嘘だった。
「もう、迷わないよ」と。
本当はグラグラに迷っている。
君を置いて旅立つのがこんなにも辛いなんて知らなかった。
独りきりになった君を想うと胸が痛い。
それでも、僕は未来へ向かう。
本当に、ごめんね。と謝る。
2021.04.15 Thu 04:55
140文字の物語
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『そうしたら、僕ら最強に両思い』
「君は僕のこと好き?」ストレートに尋ねてみた。
すると君は白い頬を真っ赤にして頷いた。
「そうしたら、僕ら最強の両思いだね」僕は嬉しくって笑顔になった。
弾けるように、君は顔を上げる。
「僕も君のことが大好きなんだ」誤解されないように、真っ直ぐ伝わるように、僕はキッパリと言った。
2021.04.15 Thu 04:54
140文字の物語
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文中に『街灯』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
「暗くなる前に帰ってらっしゃい」心配性の母が言う。
「大丈夫だよ。街灯もあるし、月だって明るいんだから」私は言った。
ランドセルを背負っていた頃とは違う。
少しぐらい暗くなっても平気だ。
「最近、物騒な事件が起きているでしょ?だから」母の言葉を遮るように「行ってきます」と言った。
2021.04.15 Thu 04:53
140文字の物語
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『寝癖』と『慈悲』、登場人物が『落とす』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
寝癖のついた中途半端に伸びた髪をヘアゴムで結ぶ。
青年は律動する神剣・神楽を手に外へ出る。
少女も無言でついてくる。
すでに張られている結界の中、青年だけが入る。
そして神剣・神楽を抜刀する。
襲いかかってきた同胞の首を落とす。
それは慈悲なのだろうか。
不老不死に近い者を殺めるのは。
2021.04.15 Thu 04:53
140文字の物語
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『「嬉しそうに、両手のひらに爪を立てる」キーワードは「危機一髪」』
向かい側からスピードを出したトラックがやってくる。
おしゃべりに夢中な少女は気がついていなかった。
少年は少女の肩をぎゅっと抱き寄せた。
トラックはスピードを下げずに通り過ぎていった。
危機一髪だった。
腕の中の少女は嬉しそうに、少年の両手のひらに爪を立てる。
「離してくれる?」
2021.04.15 Thu 04:52
140文字の物語
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最後の噓をつきました
「iotuは、穏やかに微笑んで最後の嘘をつきました。
それは最初で最後の嘘でした。
「永遠を信じている」、と。
本音は仕舞い込んだまま。」
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僕は、穏やかに微笑んで最後の嘘をついた。
それは君にに対しては最初で最後の嘘でした。
白尽くめの病室でチューブに繋がれながら、痛みに耐えながら、それでも微笑みを崩さない。
「永遠を信じている」と。
僕は穏やかに嘘をついた。
本音は仕舞い込んだまま。
君に知られることなく終焉を待って。
2021.04.15 Thu 04:49
140文字の物語
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『あまりにも君が大切だから』
「どうしてキスしてくれないの?」不満そうに君が切り出した。
付き合って3ヶ月、そういったスキンシップを取ったことがなかった。
普通のカップルだったら、とっくのとうにすましているだろう。
「あまりにも君が大切だから、味わうように恋のステップを踏んでいきたいんだ」と僕は弱しく言う。
2021.04.15 Thu 04:48
140文字の物語
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文中に『漆黒』を入れて【面白そう】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
漆黒の夜、二人は並んで歩いていた。
ほんの少し歩幅の狭い君に合わせて、ゆっくりと。
「これだけ、暗いと星が綺麗だね」と君は僕に笑いかける。
闇夜だというのに、その笑顔はくっきりと僕の瞳は捉える。
『月がなくて残念』という言葉は君からはもれない。
君はいつでも面白いことを見つける。
2021.04.15 Thu 04:48
140文字の物語
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『ガーネット』と『廃墟』、登場人物が『握りしめる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
表面にガーネットがはめこまれたロケットペンダントを開く。
中には肖像画ではなく、地図がはめこまれていた。
古い地図を頼りについたのが、目の前の廃墟だった。
幽霊でも出そうな雰囲気が漂っていた。
ロケットペンダントを握りしめる。
ここには『何か』が待っているのだ。
つきとめなくては。
2021.04.15 Thu 04:47
140文字の物語
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『「遠慮がちに、両手のひらを握り締める」キーワードは「デート」』
これっていわゆるデートなんだから、手ぐらい繋いだ方がいいのかな?
恋愛経験知のゼロの俺は途惑う。
初めてできた彼女だ、大切にしたいという気持ちが膨れ上がっている。
遠慮がちに、自分の両手のひらを握り締める。
初デートで手を繋がれたら、馴れ馴れしいよな。
俺は心の中でためいきをつく。
2021.04.15 Thu 04:46
140文字の物語
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最後の嘘をつきました
「iotuは、祈るような気持ちで最後の嘘をつきました。
それは相手の笑顔のための嘘でした。
「君の記憶から消し去ってくれていいよ」、と。
こんな酷い嘘は、もう二度と吐けない。」
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僕は、祈るような気持ちで最後の噓をついた。
誰に祈ればいいのか分からなかったけれども、それでも嘘をついたことがバレないように祈った。
それは相手の笑顔のための嘘だった。
君には好きな人ができたんだ。
「君の記憶から消し去ってくれていいよ」と。
こんな酷い嘘は、もう二度と吐けない。
2021.04.15 Thu 04:46
140文字の物語
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文中に『舐め』を入れて【対抗心】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
白金色の頭髪の少年に舐められている。
少女がどれだけ努力しても万年2位だからかもしれない。
今度こそ、絶対1位を獲得したい。
そして、少年から讃嘆されたいのだ。
そのためにも、一秒たりとも無駄にしたくない。
手段と結果が逆転していることを少女は気づかない。
それでは1位は獲れない。
2021.04.15 Thu 04:44
140文字の物語
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『月』と『罪』、登場人物が『慈しむ』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
月の住人だった輝夜姫は罪を犯して、地上に転生したという。
月の住人から見れば、野蛮な地上の民。
輝夜姫は誰からの求婚を拒んだのも、それが原因の一つかもしれない。
物語の外は想像でしか埋められないけれども。
輝夜姫も育て親は確かに慈しむ。
それは月でも、地上でも変わらないだろう。
2021.04.15 Thu 04:43
140文字の物語
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