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「 140文字の物語 」
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2025.09.20 Sat 03:45
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文中に『大通り』を入れて【心配】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
神剣・神楽を持って大通りを歩くのは心配だった。
それは、いつ戦闘になってもおかしくない、ということを意味をしていたからだ。
敵に回った同胞は、街中でも襲ってくる。
いくら結界が張られているとはいえ、戦闘後の傷跡は瞬時には治らない。
中立の病院も胡散臭くなってきた。
先が読めない。
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2021.07.15 Thu 07:06
140文字の物語
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『対等』と『背伸び』、登場人物が『撃たれる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
あなたと対等になりたくって、私は背伸びをしていた。
ただでさえ年齢差があるのだから、それを埋めたくて仕方なかった。
そんな私の頭をあなたは撫でる。
「急ぎ足で大人になる必要はないんだよ」とあなたは優しく微笑んだ。
その言葉に胸を撃たれる。
やっぱりあなたから見たら子どもなんだ、と。
2021.07.15 Thu 07:05
140文字の物語
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『「無理矢理、腕を触れ合わせる」キーワードは「ツンデレ」』
「本当に鈍間ね。次に行くわよ」と君は無理矢理、腕を触れ合わせる。
その頬が赤かったのを僕は見逃さなかったよ。
君はほんのちょっぴり素直になれない女の子。
そんな君が可愛いと思ってしまう僕は重傷かな。
「何ニヤけてるの?」君は目を三角にする。
そんな表情も僕は愛しいと思ってしまう。
2021.07.15 Thu 07:05
140文字の物語
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「五」
着物の街だといわれ、五行に則った古都だとされる街にいても着物を着たのは七五三と成人式だけだった。
いつもはTシャツにジーンズだったから、身が引き締まるような気がした。
実家に片付けに来たついでにアルバムを開いたら懐かしい気持ちになった。
写真の中の私は緊張していた。
2021.07.15 Thu 07:04
140文字の物語
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最後の噓をつきました
「iotuは、馬鹿みたいだと自分に呆れながら最後の嘘をつきました。
それは相手を守るための嘘でした。
「君が居なくても何も変わらないさ」、と。
これが本音なら、楽だったのに。」
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僕は、馬鹿みたいだと自分に呆れながら最後の嘘をついた。
それは相手を守るための嘘だった。
君のためなら何だってできる。
君を傷つけないためなら、痛みをこらえることができた。
「君が居なくても何も変わらないさ」と。
僕は君を痛みから遠ざけようとしていた。
これが本音なら、楽だったのに。
2021.07.15 Thu 07:01
140文字の物語
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『砂糖を煮詰めた甘さの君』
君はどこまでも僕に優しかった。
まるで砂糖を煮詰めた甘さの君は、どんなことでも許してくれた。
甘くなりすぎてカラメルのようにパリパリと砕け散るように、僕と君の関係は終わりを迎えそうだった。
二人のどちらが悪かったわけではない。
甘い夢の中に揺蕩っている、その時間が長すぎただけだ。
2021.07.15 Thu 07:00
140文字の物語
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文中に『無言』を入れて【知りたくない】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
昔ながらの喫茶店で僕と君は向かい合っていた。
何度もデートを重ねた場所だった。
僕はブレンド、君は珈琲パフェがお約束だった。
店内にかけられているクラシック音楽が無言の二人を慰めていた。
僕と君の間には、沈黙がふさわしかった。
君が口を開いた。
それは僕が最も知りたくない言葉だった。
2021.07.15 Thu 07:00
140文字の物語
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『集合』と『罪』、登場人物が『耐える』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
村の娘が集合させられた。
この中に魔女がいるという。
たとえ、魔女がいるとしても、村に災厄をもたらしてはいない。
娘たちに、どんな罪があるのだろうか。
男たちは娘たちの手首を縄で縛っていく。
逆らってはいけない、と知っている娘たちは耐える。
所詮、男たちの娯楽にすぎないのだから。
2021.07.15 Thu 06:59
140文字の物語
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『「満面の笑みを浮かべながら、指を触れ合わせる」キーワードは「暑い」』
連日、うだるような暑さにアイスの消費量が右肩上がりだった。
日陰を探して歩くけれども、効果は少なかった。
そんな中、並んで歩く君は涼しげだった。
君が満面の笑みを浮かべながら、僕の指先に触れ合わせる。
まるで雪女の末裔だと言ってもおかしくないほど、ひんやりとした君の指先だった。
2021.07.15 Thu 06:58
140文字の物語
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最後の噓をつきました
「iotuは、さりげなさを装って最後の嘘をつきました。
それは自分が傷つくだけの嘘でした。
「寂しくなんてないよ。大丈夫」、と。
決めたはずの覚悟が、揺れそうだな。」
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僕は、さりげなさを装って最後の嘘をついた。
それは自分が傷つくだけの嘘だった。
それでも君には笑っていてほしかったから、笑顔で嘘をつく。
「寂しくないよ。大丈夫」と。
「本当に?」君は大きな瞳で僕を見つめる。
それがあまりにも真っ直ぐだったから、決めたはずの覚悟が、揺れそうだな。
2021.07.15 Thu 06:55
140文字の物語
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『まぁ、お前の方が可愛いのですが』
青年が留守の間、少女が寂しくないように猫を飼うことにした。
休みの日に二人そろって、ペットショップに足を運んだ。
ショーケースの中で子猫たちは自由気ままに過ごしていた。
「どの子も可愛いね」と少女は青年に微笑みかける。
「まぁ、お前の方が可愛いのですが」と青年は少女の頭を撫でる。
2021.07.15 Thu 06:54
140文字の物語
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文中に『するり』を入れて【決意】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
神剣・神楽が律動した音で青年は目を覚ました。
それだけ気が張っているのだろうか。
わずかな音で目を覚ますなんて。
着替えて、中途半端に伸びた髪をヘアゴムでくくる。
するりと部屋から出る。
少女が目を覚ます前に片付ける。
少女が涙を湛えて、結界の外で待っているのを見るのは苦しかった。
2021.07.15 Thu 06:53
140文字の物語
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『映像』と『体』、登場人物が『泣く』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
映像の中の体には欠損がなかった。
あの日、点滅しかけた青信号を無理に渡らなかったら、今でも欠損のない体だっただろう。
映像の中で笑っている自分を見て泣く。
不自由になった体と取り換えられたら、どれだけいいだろう。
できないことを思って、映像を見続けた。
すでに過去になった日々を。
2021.07.15 Thu 06:52
140文字の物語
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文中に『仕事』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
仕事は楽しい。
そういうとワーカホリックのように聞こえるだろう。
けれども、やりがいのある仕事につけて、嬉しかった。
楽しい上にお給料がもらえるのだ。
これほど良いこと尽くめなことはないだろう。
誰にも理解されなくてもいい。
私だけが知っていればいい。
今日も楽しい仕事が待っている。
2021.07.15 Thu 06:46
140文字の物語
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『対等』と『虚栄』、登場人物が『かばう』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
私とあなたは対等だと思っていた。
虚栄心から思いこもうとしていた。
そんなあなたが私をかばう。
そんなことはあってはならないことだ。
それでは私が弱虫のような存在だと気づかされるじゃない。
心についた傷はいつの日か、勲章になるだろう。
晴れ晴れしいものだろう。
かばって欲しくなかった。
2021.07.15 Thu 06:45
140文字の物語
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