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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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幼なじみの南はいわゆる腕白坊主。
 私はどちらかと言うと引っ込み思案な大人しい子どもだった。
 昼間であっても墓地という空間は、恐ろしい。
「ねぇ、帰ろうよ」と私が言っても南は聞いていない。
 南は墓標を見ている。
 そのうち引っこ抜きそうだった。
 もっと穏やかな遊びがしたいと願う
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予備のボタンがなかったから、手芸屋さんま足を運んだ。
 いっそ新しいデザインのボタンにしようかと思い、ボタンコーナーを巡る。
 ボタンにも流行があって海をモチーフにしたボタンが並んでいた。
 結局、シンプルな青いボタンを選んで買った。
 抽選会をやっていて無作為にくじを引いた。
三度目の浮気がばれた。
 ほんの出来心で、本気じゃなかった。
 そんな言い訳と共に少女の好きなプリンを渡す。
 怒り狂った少女は「ずるい!」と言って泣き出してしまい、俺は動けなくなってしまった。
 少女は俺の胸をと叩く。
「今度やったら、許さないんだから」
 お許しが出たようだ。
朝、目を覚ますと畳の上にいた。
 見上げた天井が高かった。
 隣で寝ているはずの彼女がいつの間にか俺の布団に侵入していた。
 どうやら押し出されたようだった。
 枕元に置いた眼鏡は潰されなかったようだ。
 眼鏡をかけると、彼女を自分の布団に戻るように転がす。
 掛布団をかけてやる。
昇降口でたたずむ人影があった。
 いたずら心を起こして、その背を押した。
 彼女は小さな悲鳴を上げ、体のバランスを崩した。
 彼女は振り返ると涙を流していた。
「びっくりさせないでよ」
 泣き顔で、手のひらに爪を立てる。
 僅かな痛みがどれだけ驚いたかを物語っていた。
 少しだけ後悔した
温泉旅行という非日常に出る。
 最近、疲れ気味の自分へのご褒美だ。
 サイトの口コミや情報誌をチェックして、吟味した温泉街だ。
 駅を降りると、別世界が広がっていた。
「すみません。写真を撮ってもらえますか?」
 見知らぬ人に声を掛けられた。
 観光客だろう。
 笑顔で承諾した。
夜食にお菓子を食べたくなった。
 コンビニに行くのも面倒だ。
 家の中で作れる物はないだろうかと冷蔵庫を開ける。
 ホットケーキなら作れそうだった。
 それに面白そうだ。
 ボールに適当に小麦粉を入れて、卵を割り入れる。
 それから牛乳と重曹。
 全部、適当だ。
 フライパンで焼き上げる。
心地良い美声が本を朗読する。
 いつまでも聴いていたいくらいの声だ。
 聞き惚れているとページがどんどん進む。
 朗読劇なんて退屈なんだろうな、と思っていた過去の自分を殴りたい。
 こんなにも楽しい時間を過ごせるなんて最高だ。
 本のページも残り僅かだ。
 終わってしまうのが勿体ない。
二人がいつまでも一緒の未来を歩めるようにと、竜神様にお願いした。
 永遠なんて信じていなかったけれど、この恋は永遠にしたいと思った。
 業務用の才能ならあるけれど、恋愛に関しては才能が一欠けらもない。
 だからこそ、不安になって神様にお願いをしたくなったのだろう
情報誌によると七夕祭りらしい。
 浴衣を着て電車に乗る。
 降りると駅前からお祭りの熱気が伝わってきた。
 さっそく屋台でかき氷と頼む。
「お嬢ちゃん、サービスだよ」
 的屋のおじさんが言う。
 そんなに幼く見えたのだろうか。
 お姉さんの年齢なのに。
 それともリップサービスだろうか。
夕方の映画館は空いてて、中央の良い席が取れた。
 切なくなるような話だと聞いていた。
 映画が始まるとスクリーンに釘付けになった。
 スクリーンの中の恋人同士が抱き合う。
 二人の前には蝋燭が灯ったショートケーキ。
 貧しいながら用意したケーキだった。
 思わずこちらも涙ぐむ。
いつでも春爛漫な虚構世界。
 可愛らしいアバターに身を転じて楽しむ優しい世界だった。
 現実世界とは違って、何もかもが平等だった。
 その中で、彼は宇宙人のように異質な存在だった。
 虚構世界では禁じられているいくつかのルールすれすれで、ロールしている。
 関わり合いになりたくない
両親がフルムーン旅行に行くらしい。
 仲良きことは美しきかな、と娘の私は思った。
「留守を守ってね。しっかりしているから大丈夫だと思うけど」
 母がおろおろと言う。
「いくつだと思っているの?一人でも大丈夫だよ。それより旅行を楽しんでね」
 私は言う。
「何かあったら電話してね」
3年間通った学校とも、今日でお別れだ。
 惜別の念が湧いてくる。目頭が熱くなってきた。
「卒業おめでとうございます」後輩が水晶で出来たピンブローチを配る。
 泣き出さないようにと思っていたから、睨みつけるような表情になってしまった。
「ありがとう」後輩に礼を言う。
彼が桃色のPSPをカチカチといじっている。
 何をやっているのか気になって覗き込む。
「何だよ、いきなり」画面には穏やかな脇役が映っていた。
「放置されているんですけど」
「お前だってケータイいじってじゃないか」彼に切り替えされた。
 乙女ゲーをやっていので強く返せない。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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