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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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大失恋した。
 まさか彼が他の女の子を好きになるとは思ってもみなかった。
 真面目で一途な性格な彼は二股はかけられないから、別れてくれと頼まれた。
 どこが悪かったんだろう。
 後悔ばかりが積もっていく。
 行きつけのバーでカクテルを頼む。
 今日はとことん飲んでやる。
 深酔い決定だ。
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蔵の中は淀んだ空気に満ちていた。
 扉を全開に開け放ち空気を入れ替える。
 古書が並んでいる一角を目指す。
 手元にあるメモの白さと古書の色の落差に、新鮮な驚きを感じる。
 手元のメモを見る。
 必要な古書のタイトルと一致したものを引き抜いていく。
 埃が舞い、咳き込んでしまった。
入学式が始まる季節になっても、我が家にはコタツがあった。
 寒がりな私のために出されていたのだ。
 入学してできた友達を家に呼ぶと必ず話のタネにされたものだ。
 恥ずかしいことだと気がついてからは、コタツは早めに仕舞ってもらうことにした。
 今思い出しても恐怖の子ども時代だった
今日は日曜日。締め切りまで時間があるのだから、原稿をやっている場合ではない。
 原稿を頭の片隅に追いやって、缶ビールを開ける。
 それからテラス窓を開ける。
 夜気が爽やかだった。
 空にはちょうど良く満月が輝いていた。
 月見酒にふさわしい。
 鈴虫の鳴き声に耳を傾けながら空を仰ぐ。
帰宅ラッシュが過ぎた夜の駅は閑散としていた。
 親の転勤で転校することになったクラスメイトの見送りに来た。
 私の気持ちを代弁するかのように雨が降ってきた。
「傘、もってきた?」彼の言葉に「忘れた」と言った。
「じゃあ、やるよ」彼が傘を差し出す。
「いいの?」
「大丈夫だから」
油断した、と思った時にはもう遅い。
 それが戦場だ。こんなところで私の命は終わってしまうの?と頭をかすめた。
 視界が血に染まったけれども、痛みはなかった。
 割って入った人物が敵を屠ったのだ。
 天幕に戻り、守ってくれた彼の腕を両手で包んだ。
 恥ずかしかったけれどお礼を言った。
魔法学院の友だちと一緒にお花見に来た。
 考えることは皆一緒なのか、学院の顔見知りがルナフラワーの下、レジャーシートを敷いて小宴会をしている。
 僕たちのグループもレジャーシートを敷く。
 使い魔の犬も一緒で行儀よくお座りをしている。
 遠くで魔術対決しているのが見えた。
お付き合いというモノを始めて3日目。
 とりあえずメールアドレス交換をして一緒に登下校するところから始めました。
 家族以外からメールが来るのは不思議な感じがしてドキドキします。
 私の歩幅に合わせて歩いてくれるのが分かって嬉しいです。
 そろそろ手を握っても良い頃だと思います
年上の彼と歩くと視線が気になる。妹に見られているんじゃないだろうか、と思ってしまう。
 彼は鈍感なのか、いつも堂々としている。
 同級生たちとは違う雰囲気がある。
「危ないぞ」いきなり肩を抱かれた。
 車が勢いよく横を走っていった。
 かばってくれただけなんだけど頬が熱くなる。
入学二週間目にして、保健室通いの生徒になってしまった。
 陸上を走る人体模型、鞠をつく着物姿の少女などが見えるのだ。
 通うこと自体、重荷になっている。
 私にとって恐怖の学校なのだ。
 このまま不登校児になってしまうのだろうか。
 せっかく受験勉強を頑張って受かった高校なのに。
人の群れで押しつぶされそうになった。
 割り込みはいけないことだと知りながら、電車から降りると、浴衣が着崩れていた。
 素早く女子トイレに入り、着崩れを直す。
 情報誌に書いてあった通り、賑やかなお祭りのようだ。
 駅前から屋台が並んでいる。
 私は下駄を鳴らして屋台を目指す。
偉大なライオンハート王が率いる軍は破竹の如き勢いで止めることが出来ない。
 今宵も美酒を掲げて、勝利を叫ぶ。
 敵の防衛ラインもじりじりと後退していき、首都陥落まであと一歩となった。
 ライオンハート王には神の加護がついている。
 誰もがそれを信じた。
 気のせいなんかではなかった
急に秋めいてきて、幼なじみが風邪をひいた。
 季節の変わり目の熱中行事だった。
 お見舞いの品はよく冷えた白桃の缶詰。
 布団に寝かされた幼なじみは、まるで蝋人形のようだった。
 私を見ると破顔した。
「来てくれたんだ」幼なじみは言って、手を伸ばす。
 嫌々ながらも、指先に触れる。
ひらりと胡蝶が舞い踊るように現れた。
 胡蝶に誘われるように、その後をついて行く。
 大きな翅でひらりひらりと飛んでいく。
 どこまで飛んでいくのだろうか。
 そう遠くはないだろう。
 仲間のところまで辿り着くのだろうか。
 冬を越せない身が哀れだった。
 胡蝶は独りきりで飛んでいく。
今まで辿った足跡は、時間をかけて凝り結晶になる。
 どんな色形になるかは、人それぞれだ。
 我慢を重ねて、涙を飲み込んできた人物ほど透明度の高い結晶になることが多い。
 好き勝手に生きた人物は極彩色の結晶になることが多い。
 どんな結晶も貴重な物だった。
 一つ手に取り撫でる。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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