忍者ブログ
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

少女はアメジスト色の双眸を輝かせて、古書を受け取った。
 今は忘れられかけた魔術の数々が詳細に記されている本だ。
「ありがとうございます!」少女は古書の主に礼をする。
「使われて意味があるものだからね」主は言った。
「このご恩は忘れません」少女は古書を抱き締める。
PR
少女も多分に漏れず飢えていた。
 今年も干ばつで稲が上手く実らなかった。
 このまま一家野垂れ死にするよりはと思い、少女は家を出た。
 人買いを探していた。
 夕陽の中、長い影が見えた。
 少女はこうして保護された。
 主のために少女はまるで奴隷のように仕えた。
 壊れた少女の恩返しは続く
国違えど良きライバルであった。
 人肌が恋しくなる寒さであれば、静かに寄り添った。
 いくつもの戦場ですれ違った。刃を交えることもあった。
 勝負がつかずに終わること数多。
 同国であれば良き戦友になれたことだろう。
 人は生まれた土地に縛られる。
 戦が一刻も早く終わることを願うだけ
勇敢なライオンはサバンナで一目置かれる存在だった。
 ある日臆病なウサギがライオンに声を掛けた。
 私は届ける物があるんです。
 どうか貴方の力で私をここから連れ出してください。
 お礼は私の体でどうですか?と言い終わる前にライオンは笑った。
 そんな小さな体食べても満腹にならない
普段と違う環境のせいか、アラームよりも早く目が覚めてしまった。
 二度寝するような眠気もなかったので、服を着替えベランダに出た。
「おはようございます、先輩」
「早起きだな」先輩の手が伸びてきて、頭を撫でられた。
「どこか散策するか?」先輩は車の鍵を見せる。
 私は頷いた。
そろそろコートを出さなきゃと思いながら、首にマフラーを巻く。
 息が白い。
 今年は暖冬だと聞いていたけれど、12月にもなると寒い。
 電車を乗り換え、彼と合流する。
 彼は優しく、指先を握り締める。
「冷たいね」と彼は微笑んだ。
「すぐに暖かくなるよ」と私も微笑んだ。
修学旅行先の宿はホテルだった。
 2名1室のホテルに泊まるなんて、初めての経験だったから、緊張してなかなか寝付けられなかった。
 浅い眠りの繰り返しの中で鯨になる夢を見た。
 大海を泳ぐのは心地良い感覚だった。
 自由にどこまでもいけるような気がした。
 大きな口で海水を飲み込む。
今日は快晴。
 中秋の名月の翌日。
 十六夜が空を明るく照らしていた。
 星がまばらに見える。
 草むらから鈴虫の鳴き声が聞こえてくる。
 半袖では肌寒かった。
 カーディガンを羽織ってくれば良かったと後悔する。
 夜空の先には何が待っているのだろうか。
 過ぎ去った夏を懐かしみながら考える。
テーブルの上には解きかけのナンバープレースの雑誌が乗っていた。
 数字が並んでおり、パズルに疎い私には、訳の分からない物だった。
 ほんの数分前まで、楽しそうに解いていた人物は今頃病院に着いただろうか。
 急に痛みを訴えて倒れた。
 大丈夫だろうか。
 不安と悲しみが襲ってきた。
湖のほとりに建つ中学校は、悪の中学校なのだという。
 日本中から集めた悪の中学生が在籍しているらしい。
 籍だけで実際に通っているのは者は半数に満たないらしい。
 洗濯物を入れたタライを抱えながら、壮麗な建物を見上げる。
 上流階級の子女が通っていそうな建物なのに意外な気がした
最近ではロボットと人間の区別がつかなくなってきた。
 街を歩く人々の半数がロボットだという。
 人間よりの人間らしい彼らの立ち振る舞いを間近で見ると感動が湧いてくる。
 ロボットと人間の区別はお茶を飲んでみれば分かる。
 味覚が未対応なのだ。
 水を飲むのとお茶を飲むのが同じなのだ
はた迷惑な幼なじみに連れられて、心霊スポットにやってきた。
 霊感などないからここだと言われれば納得する。
 空はどんよりしていて、肌寒い。
 何かが現れそうな気配がした。
 霧が出てきて視界が失われていく。
 すんでところで幼なじみを見失いそうになるところだった。
 心臓が早鐘を打つ
夜のジムで汗をかいた。
 シャワールームに行く途中で、ふと気になって携帯電話を開く。
 今夜の約束を破る文面が並んでいた。
 今日も残業らしい。
 デートを楽しみにしていたが仕方がない。
 体調を気遣う返信して携帯を閉じる。
 シャワーを浴びながら、今日はカフェで紅茶を飲もうと思った。
今日は付き合って1年目記念日。
 私から告白をして、OKを貰った日だった。
 特別な日だったからめいっぱいオシャレをしてデートに向かった。
 彼はいつもと同じラフなスタイルだった。
 私はできるだけさりげなく、彼の両手のひらにしがみついた。
 両手がふさがった彼は微苦笑した。
テニス部の彼は文武両道を地で行くタイプで、女子に人気があった。
 告白は年がら年中受けていて、振った女の数は両手両足をつかっても数えられないほどだという。
 私も例にもれず、彼に恋する女子の一人だった。
 彼が女子を振ったと聞く度に安堵していた。
 私は手紙を下駄箱に入れた。
PREV ← HOME → NEXT
プロフィール
HN:
iotu(そら)
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
フリーエリア
忍者ブログ [PR]
 △ページの先頭へ
Templated by TABLE ENOCH