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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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暗黒の城に囚われたお姫様は苺の乗ったショートケーキのように甘く優しいお姫様でした。
季節は枯葉舞う秋の頃。
お姫様は窓辺で歌を口ずさんでいました。
お世話係の少年はその姿にときめきを覚えてしまいました。
最低限のことしか口をきいてはいけないと言い含められておりました。
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液晶モニターとまな板を交互に行き来する。
今日は濃厚チョコレートケーキを作ってみようと思った。
包丁で板チョコレートを細かく刻む。
涼しいを通り越して寒い台所では、厄介な作業だった。
手が小刻みに震える。
寒いのを我慢しながら、次の作業の準備に移る。
お湯とボールを用意する
森が騒々しい。
こんなことが過去にもあったなと追憶する。
手元のランタンだけが頼りだった。
木々がざわざわと風に揺れている。
吹く風はどこか生温い。
獣の低いうなり声が聞こえてきた。
ひたひたと何かがついてくる音がする。
もう嫌だ!
ランタンの中の灯を投げる。
森から逃げ出した。
夕方、伸びる影を見つめながら、並んで歩いていた。
この道を歩くのは、あと何回あるんだろう。
卒業したらバラバラの進路が決定している。
あと何回、一緒に帰れるのだろうと考えていると、軽々しく、指を触れ合わせてきた。
冷たい指先をぎゅっと握り返す。
靴音だけが響く帰り道だった
夏休みの学校は閑散としていた。
練習室でピアノを弾いていると、ノックされた。
級友の男子生徒だった。
鍵を開けて招き入れる。
「何の用?」
「転校することが決まったから伝えに」男子生徒は鍵を閉めた。
それから唇を掠め取られた。
見知った相手だったが、宇宙人のようだと思った。
しっとりタイプのシャンプーを買って後悔した。
しっとりと言うよりべったりとした自分の髪に、涙したくなった。
いつものようにさらさらタイプのシャンプーを買えば良かったと、今更ながら後悔する。
しっとりタイプのシャンプーは姉に丸々あげよう。
髪質に気にしない姉なら喜ぶだろう
迷路の中で道に迷ってしまった。
さっきも通った十字路に、心臓が早鐘を打ち始める。
テレビで見た左手の法則で、進んでいく。
壁に左手をつけて歩いて行けば、必ずゴールできるというものだ。
そんなものに頼らなければならないほど、立体迷路は良くできていた。
ゴールの文字に脱力する
あるところに、光属性の勇者を育てるための意図的な小学校がありました。
光属性の勇者が笛を吹けば、同じく光属性の妖精が集まってきます。
それなのに、ある日の授業では闇属性の妖精が集まってきてしまったのです。
大変なことです。
実は笛に細工がしてあって闇属性の笛だったのです
グラスに牛乳を注ぐ。
菜の花柄のカーテンが下がる部屋で、ボタンつけをする。
コートは厚みがあってボタンづけも一苦労だ。
ボタンづけをすますと、針山に針を刺して、裁縫箱をしまう。
明日から着るコートをハンガーに掛ける。
牛乳を飲みながら春が早く来ないかと、カーテンを見つめた
定時に仕事が終わった。携帯電話にメールが着ていた。
彼からのメールは珍しい。
久しぶりのデートになりそうだった。
帰る前に旅行に行った人のお土産の一口ゼリーを貰う。
夕方の橋は抒情的だった。
彼は小箱を取り出した。
「一生、大切にする。だから受け取ってくれ」と言われた。
男子校との交流会が始まった。
女子高育ちにとって男子は未知な存在だった。
男兄弟のいる子は免疫があるけれども、姉妹しかいない私にとって試練だった。
初めて会う男子とダンスなんて難易度が高い。
「よろしくね」と線の細い爽やかな男子が言った。
無理矢理、両手を触れ合わせる。
宇宙人も地球観光をするようなったのに、私ときたらねこを連れて実家までの小旅行をする。
ねこはペットバックに大人しく収まってくれた。
ガタンゴトンと電車に揺られる。
がらがらに空いた電車の中にも宇宙人はいる。
楽しげにカードゲームに興じていた。
私はそれを何となく見ていた。
「何でも良いよ」が口癖だった。
喜んでほしくて「何が良いの?」と訊いているのに「何でも良いよ」が君の口癖だった。
本当に君は何でも良かったのだと気付けなかった。
傍にいるだけで幸福な気分になっているなんて知らなかった。
口癖に幸せだと解って欲しい気持ちが入っていたなんて
手描きの文字を見つめる。
紙には、お味噌汁のレシピが書いてある。
一人暮らしをすることが決まった娘を思って母が用意したレシピ帳だった。
家と同じ味が食べられるようにと、細かく丁寧に記されている。
一人暮らしを始めたばかりの娘は、小皿に掬って味見する。
にっこり笑顔になった
宇宙空間に最初の城を持ったのは、変り者の男性だった。
地球発のスペースシャトルでたどりつく宇宙ステーションは電車を模したつくりになっていて真空の世界で汽笛が鳴る。
一度は訪れたくなるような場所だが、審査が厳しくそうそう訪れられない。
城に呼ばれることは光栄なことだった
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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