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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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両親でも時に見間違えるほど、良く似た姉妹だった。
姉の男友達に恋してしまった。
爽やかな笑顔とスマートな仕草。
私は彼に夢中になってしまった。
彼の気持ちが知りたい。
そこで姉に交替を持ちかけた。
交替するのはこれが初めてではない。
姉は二つ返事でこの作戦に乗ってくれた。
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満月が明るすぎて眠れない。
カーテンをぴしりと閉じているのに、月が天頂に向かっている姿が脳裏に浮かぶのだ。
さっきから寝返りを打ち続けている。
目を閉じていても月が見える。
私はとうとう起き上がった。
カーテンを開くと月光が室内に広がる。
鏡台に月の光が反射する。
眩しかった
とある村では井戸の水が空になり、すくえるのは砂ばかりになってしまいました。
このままでは干上がってしまう。と村人たちは思いました。
若い娘をいけにえに捧げることにしました。
村外れに娘は供物と共に運ばれました。
けれども村に来たのは神様ではなく、きれいな殺戮者でした。
Webに夢中になっていたら、食後の皿洗いを忘れた。
料理当番の姉が「はい。ペナルテエィ」と罰金箱の口を見せる。
そこにしぶしぶながら百円玉を一枚入れる。
チャリンと良い音がした。
ふと姉の指に貼られた絆創膏に目についた。
「それで料理できるの?」
「包丁使わないから大丈夫」
開園時間に合わせてやってきた遊園地は広々していた。
幼なじみは園内マップを開いている。
「ジェットコースターは外せないでしょ。星座のカフェがオープンしたんだって。後で行こうよ」
楽しそうに今日の日程を決めている。
「そうだな」と返事をする。
幼なじみが嬉しそうで良かった。
彼女の頭がフラッと揺れた。
倒れる!
思わず手が出た。
地面に崩れる前に、どうにか支えられた。
「ごめんね」と彼女は俺の手を振りほどく。
いつもは冷たい指先も熱かった。
白い首筋にも汗が浮いていた。
頬も紅潮している。
「保険証取りに帰るぞ」俺は彼女の手を引いて歩き出した。
黎明の中で見た彼女は美しかった。
満身創痍で傷跡だらけだったが、勝利の女神のように見えた。
生き残れただけでも僥倖という状態だったから、より美しく見えたのだろう。
彼女は生き生きとした双眸で太陽が昇ってくるのを見つめていた。
倒れこみそうな疲労感を振り払って彼女に倣う。
今年はよく台風が日本を縦断していった。
小さなお社も倒壊の危機にあった。
どうせだからと補強ついでに、鳥居をペンキで塗りなおした。
綺麗になったお社を見て、私は満足した。
その日から不思議なことが続いた。
コタツが抽選会で当たったり、と。
まるで見えない恩返しのようだった。
「お姉ちゃん!助けて」と妹が部屋に飛び込んできた。
着替えの途中の私を玄関まで引っ張っていくのは、予測外だった。
「そこにムカデ!」妹は指で示す。
私は箒と塵取りを使ってムカデを玄関から追い出す。
「ありがとう」妹は可愛く笑う。
私は約束の時間が迫っていることを思い出す。
宇宙港から小売商になりすまして、星の海に出た。
船の倉庫には小麦粉という名目の合成ドラッグが積み込まれている。
ふいにスクリーンが色づいた。
海賊船が接近中なのだろう。
こちらが旧式の船だからなめられている。
岩だらけの方角に船首を向けて引き離してやる。
船は滑るように泳ぐ
夜の庭を二人で歩いていた。
ふいに彼女の携帯電話が鳴った。
「アラーム」携帯電話を開いた彼女は言った。
「見たいテレビがあるの」
「そうか」
「じゃあね」と彼女は言った。
こうしてすれ違うのは何度目か。
最近、増えてきたような気がする。
独り取り残された夜の庭で考える。
「忘れちゃ、ダメなんだからね!」泣き声まじりに彼女が言った。
「お前との約束だ。忘れるわけがねぇーよ」と俺は返した。
彼女は遠慮がちに、指に指を絡める。
「指切りげんまん」彼女の目が俺を見る。
「指切った」俺も答える。
彼女がフッと笑った。
俺は彼女を抱き寄せた。
背を撫でる
その年は異常なほど初雪が早かった。
普段、積雪するほど降ることのない地域でも雪が積もった。
「雪だるま、作れるかな?」友達が言った。
「小さい奴なら作れるよ」と俺は返した。
綺麗な雪を集めて拳大の雪だるまを何個も作る。
それを塀の上に並べる。
友達は一つを冷凍庫にしまった。
当人も気持ち悪くなるほど、普通だった。
勉強しても、スポーツをしても平均点。
クラスの中に友だちが5、6人いて、仲良しグループと集団行動をして、流行りの曲を聴きながら下校する。
何年か経てば、そんな奴いたっけと言われるように存在感がなかった。
普通と言われるのは嫌だった
初めはただの風邪だと楽観視していた。
微かな喉の違和感は大きくなっていき、痛みを伴うようになった。
子供じゃないんだからと、付き添いを断り一人で病院のドアをくぐった。
医者は簡単な問診をして、点滴もすることになった。
看護師が新米なのか、針が上手く入らず痛い思いをした。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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