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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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男はいつも買い物に困っていた。
日本人にしては長い手足が原因だ。既製品だとサイズが合わない。
だからと言って毎回オーダーメイドを頼むほど豊かな生活ではない。
人一人食べていくには困らない程度の年収だ。
長い手足のおかげで被服費が嵩みがちだ。
ワンサイズ大きな服で誤魔化す。
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夕方の書店は学生たちで活気が溢れていた。
参考書や赤本を持つ姿が目立つ。
そろそろ追い込みの時期か、と懐かしく思う。
読んだら必ず泣くという本を探し求めに来たのだが、お目当ての本に辿り着くのは大変そうだ。
それも書店ならではの楽しみの一つだ。
『永遠』というタイトルの本だ
ダンスホールから離れた庭に二人はいた。
微かにワルツの曲が聞こえてくる。
満月はちょうど天頂にいて二人を照らし出す。
深夜の空気が肌を撫でる。
どちらからともなく寄り添う。
目を逸らしつつ、両手を軽く握る。
ワルツのリズムに合わせてくるくると回る。
誰にも知られないように。
冬真っ直中、幼なじみから呼び出された。
久しぶりに訪れた幼なじみの家は、時代に取り残されたかのように静かだった。
「来てくれてありがとう。何分時間がないからね」幼なじみはブリキの缶と封筒を差し出す。
「僕が帰ってきたら返してほしい」と微笑んだ。
「宇宙戦争に行くのか?」
一人ぼっちでいる時間が長かったから、知らなかった。
誰かのそばにいられることがこんなに気持ちいいことだと。
一緒にご飯を食べて、一緒にDVDを観て。
同じものを見て、同じ瞬間を生きている。
それがとても気持ちいい。
ずっとこの瞬間が続きますように、神様にお祈りしたくなる。
もう出会うことなどないと思っていた。
夕方の戦場で邂逅した。
「どうして」と呟くように訊ねてしまった。
剣を捨てて穏やかな暮らしに身を沈めたかと思っていた。
それなのに彼女は剣を持って戦場にいた。
「今なら見逃せる。逃げるんだ」
「できない」彼女は拒絶し、剣を構えた。
朝がやってきた。
生き残れたんだと昇る太陽を見て、ふつふつと実感が湧いてくる。
ただの一兵士としては最高の武勲だろう。
血ぬられた殺戮者たちとは違う。
同じように朝日を見ている少女は返り血で染まっていたけれども気高く見えた。
最高の武勲を立てた勝利の女神に見惚れる。
ライブでへとへとになった体に、露天風呂は最高だった。
肌も何だかすべすべになったような気がする。
ご飯も美味しかっし、遠征してきて良かったなあと思う。
ライブでしか演奏しない曲も聴けたのが嬉しかった。
思わずにまにましてしまう。
これでは怪しい人だ。
私は顔を引き締める。
ここだよと呼ばれた気がした。
真っ暗闇の中で蠢く影があった。
そいつは人の腕を食べていた。
奥に欠損のない少女が一人いた。
カニバリズムの餌食に会いそうだった。
人喰い野郎にはとっとご退場をお願いしたい。
俺は刀を抜いた。
一閃。
血が吹き上がるように溢れ出す。
男の生命が散った
短くなっていく陽に己を重ねる。
畳の上で寝転がりながら夕陽を見送る。
手近にあった人形を抱きしめる。
冷たい肌の人形はまるであの人のようだった。
焦がれても手に入らないあの人をしばし独占したような気になった。
たとえ仮初でも嬉しい気分になる。
人形の髪を手で梳きながら想う。
幼なじみの背が高いから、上目遣いになってしまう。
私は手のひらを握り締め、勇気を奮う。
「今年のクリスマスも一緒にケーキだよ!」楽しげに言う。
振られたばかりの幼なじみは「そっか」と呟く。
「どんなケーキがいい?」去年と変わらない問いかけをする。
昨日と変わらないように。
虚構世界では夜の方が活気が溢れる。
中央広場には大きなクリスマスツリーが飾られている。
箒に乗った魔女たちがツリーの周りで競争をしていた。
それをプレゼントの箱を空けながら見上げていた。
ポンっと軽い音と共にオーナメントが出てきた。
それをクリスマスツリーに飾りつける。
初めての恋だから作法も何もわからない。
どんなタイミングで手を繋ばばいいのか、どんなタイミングで背に手を回せばいいのか。
煙草と珈琲の香りに包まれた彼は笑うばかりだ。
ゆっくりと知っていけばいいさと大人の余裕で笑う。
私が早く知りたい。と言うと煙草の匂いが接近してきた。
「世界で一番不幸って顔をしているわね」着飾った乙女が言った。
「孤独になったぐらいで、世界が終わってしまったような気になってるんじゃない?」
「違います。ボクは不幸でも孤独でもありません!」ムキになって反論した。
「そう?それなら笑ってなさいよ。笑顔も作れないくせに」
ケータイに返信が着たときは、世界が虹色に見えた。
憧れの君と二人っきりでデート。
どんな服を着ていこう。
どんな場所に連れて行ってくれるのだろうか。
待ちきれない思いになる。
そこでハタと気づく。
家の中の罠の存在を。
兄たちに知られてはいけない。
デートの邪魔をされるだろう。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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