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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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蜃気楼の街に閉じ込められてしまった。
番人が眠そうな顔をして施錠しに来た。
抜け出すなら今だ。
僕は彼女の手を取って逃げ出した。
立ち止まったらまた捕まってしまうから、前だけを向いて二人は走った。
繋いだ手の温もりだけが現実だと伝えている。
息を弾ませながら蜃気楼の街を走る
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夜の車内は帰る人で溢れていた。
ぎゅうぎゅう詰めになって、真っ直ぐ立っていないのが分かる。
買い物袋が斜めになっているのが不安だ。
中には卵が入っている。
ようやく目的地について下車する。
買い物袋を確認する。
卵は割れていた。
もう途中のスーパーでは買い物をしないと誓った。
血で染まった大地を隠すように、赤い夕陽が落ちていく。
夜の帳が下りてきて、やっと生き残れたという実感がふつふつと湧いてきた。
天幕に戻ると少女が待っていた。
この度の戦の総司令官だ。
少女は満面の笑みを浮かべながら、指を指先でなぞる。
「今日は助けてくれてありがとう」
図書館でしばし思案していた。
どれを借りていこうか。
とりあえず手を伸ばすと逆側から手が伸びてきた。
顔を合わせると親友だった。
「よお、珍しいな」
「そうだね」私は本棚を見る。
他の本を借りなければならない。
「密室ものでお勧めってある?」
「これだな」と親友は一冊引き抜く。
「次の休みはいつなの?」
「次は友達の新築祝いに行くから、ダメだ」
「じゃあ、その次は?」
「幼なじみとランチの予定」
「じゃあ、いつになったら暇になるの?」
私は悲しくなってきた。
優先順位があまりに低いような気がする。
今日のデートも私が無理矢理ねじ込んだようなものだ。
月にまつわるエピソードは、どこか狂気を孕んでいる物が多い。
それだけ夜空に輝く月という天体に人々が親しんできた証拠だった。
ここにも一人、月を見て喜んでいる少女がいた。
空を見上げながら歩くものだから危なっかしい。
さっきは電柱にぶつかりそうになっていた。
月も罪作りだ。
「リンゴが赤くなると医者が青くなる、って言われるぐらいリンゴは良いんだよ」
赤色に変わってしまった信号を待ちながらことわざを披露していた。
山田くんは聞き役に回っていてどこか希薄だった。
存在感がなくて、消えてしまいそうだった。
繋ぎそうで繋がない私たちの手のようだった
歳末大売出しのクジの一等が金星までの2泊3日の旅行だった。
当たるはずがないと無作為にくじを引いた。
クジには一等賞と書かれていた。
「おめでとうございます」と係りのお姉さんに言われ、ベルで祝福された。
困った。
一人ものだから一緒に行ってくれそうな相手がいない。
轟く祭囃子の中、若者は帽子を取って、娘にこんにちはと挨拶をしました。
恥ずかしがり屋の娘さんもこんにちはと小さな声で言いました。
「よかったら一緒に見て回らないかい?」若者は一目で娘に恋をしてしまったのです。
娘は小さく頷きました。若者は嬉しくなって娘を抱き締めました
タクシーを呼んで、夜の病院に駆け込んだ。
激しい胃痛と吐き下しに胃腸炎になったのかと疑った。
「熱測ってくださいね」と看護師が笑顔で体温計を持ってきた。
熱を測っている間風に吹かれて落ち葉になってしまった葉のことを思っていた。
紅葉しきらず落ちた葉は残念な気分だったろう
「嫌だー!行きたくない!」と私は抗議する。
堂々と、両手にしがみつく。
けれども、ずるずると引きずられていく。
「悪ふざけはここまでだ」幼なじみが言う。
「だって、歯医者さん行きたくないよ!もう痛くないし」私は訴える。
「歯は自然治癒しない。行くぞ」幼なじみは無情にも言う
魔女が魔術で作ったレストランがひそかな人気を呼んでいた。
どんな料理が出るのかと私も気になっていた。
予約が取れないほどの人気だというから諦め気味だったが、友達が予約が取れたとメールが着た。
ラッキーだった。
黒い服を纏い、レストランに向かった。
こじんまりとした店だった
「ここ段差があるから注意して」言葉と共に手を差し出された。
悔しいなぁと思いながら、その手を取る。
つまづきそうな段差を乗り越えても、手は握られたままだ。
手を離す口実がない。
駅前通りはイルミネーションで輝いていて思わず溜息をついてしまう。
「綺麗だね」視線が絡められた
「お腹空いたなぁ。何か食べない?」友人に話しかけた。
「まだ5時だよ。早くない?」
「小腹が空いた感じ?いらないなら、一人分作るんだけど」と問いかける。
「話してたら、お腹空いてきちゃったみたい」と友人は言う。
「言霊ってヤツかねー。インスタントで良いよね?」
「勿論」
宇宙船の旅行もまったりとしたものだった。
レトロゲームをしようと誰かが言い出した。
僕はプレステを持って行った。
宇宙空間は独自の法律があって、違法の物が合法になる楽園だった。
ゲームの中では僕は荒ぶる殺戮者なる。
地球上では絶対にできないことだった。
友達も興奮していた。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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