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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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きっと明日になったら忘れている。
今は心が痛いけれども、眠ってしまえば過去になる。
普通の顔をして、学校に行くんだろう。
友達とわいわいと昼ご飯を食べて、退屈な授業には居眠りして。
いつも通りの日常が待っているんだろう。
それなのに、なんでこんなに涙が溢れてくるんだろう
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たったひとつのトリュフに思いを込める。
甘いものが苦手な彼に合わせてビターなチョコレートに仕上げる。
普段は台所に立たないけれども今日は特別だ。
出来上がったトリュフをラッピングする。
義理じゃないと解って欲しい。
リボンをかける手が震える。
後は当日、手渡すだけだ。
クッキーをかじりながら、万年筆を走らせていた。
大学入学祝いに買ってもらった万年筆は執筆に欠かせないものになっていた。
ボールペンとは書き味が違う。
原稿に「終」の文字を書きこむ。
立ち上がり窓を開ける。
意識して遠くを見る。
目が疲れていたことに気づかされる。
晩ご飯も食べたし、聴きたいCDもあったから自室に戻った。
シューベルトをCDコンポにセットしたところで、ドアを大きく開かれた。
乱入者は「浮気者!」と叫んだ。
青天の霹靂だった。
彼女と話したが疑いは解けそうになかった。
雷を落とされっぱなしだった。
僕は弁解を繰り返す。
平日の昼間の電車は空いていた。
彼女と二人並んで座席に座る。
カタンコトンと心地良いリズムで電車は走り出した。
終点までのんびりとした小旅行だ。
彼女の膝の上には今日のランチが入っている。
僕はさりげなく、指を触れ合わせる。
ヒンヤリとした手がぎゅっと握り返してきた。
彼からメールが来ない。
必要最低限しか携帯電話を使わない人だと知っているけれど、不安になる。
今、どこにいるのか。
今、誰と一緒にいるのか。
いつの間にか我儘になってしまった。
彼の時間を独り占めにしたい。
無理だと解っているから余計にそう思う。
携帯電話の画面を見つめる。
十字路にさしかかった。
方向音痴の私は地図を開いて確認する。
背後から足音が聞こえてきた。
すれ違うタイミングを狙って、声をかけた。
ガムを噛んでいた青年は不愛想に「右に曲がれば着きますよ」と言った。
私は「ありがとうございます」と頭を下げた。
その間に足音は遠くなった。
公園のベンチには仲良さげなカップルで埋まっていた。
今日は天気も良くて思わず微睡みたくなるような日だった。
けれども俺と彼女の間には見えないバリケードがあるようだ。
付き合って一月経つのに指一本もふれさせてくれないのだ。
勇気を奮い起こして無理矢理、指を触れ合わせる。
呼び止められて振り向く。
「落し物ですよ」と初老の紳士が言った。
差し出されていたのは年代物の懐中時計だった。
鎖が切れて落っことしたのだろう。
「ありがとうございます。宝物なんです」と私は受け取った。
家に帰ったら新しい鎖と交換しなくちゃいけないなと思った。
鎖に繋がれて何日が経過しただろうか。
明かりとりの窓からは月が見えない。
牢屋は暗闇に包まれている。
階段を下りてくる音がした。
僅かな明かりがその人物を照らしていた。
鎖を繋いだ張本人がやってきた。
男は無言で見つめる。
視線を逸らすのもしゃくにさわるので見つめ返した。
正義の主人公になったつもりの少年は、誰も近寄らない屋敷に訪れた。
腰にぶら下げたナイフを取り出して、切れ味を確かめてから慎重にしまう。
屋敷の空気は重苦しい。
鉄製の扉を押し開ける。
重々しい音を立ててそれは開いた。
鼓動が早くなる。
屋敷の主に会うために足早に向かった。
暖かな日差しの中、少女は神隠しにあった。
少女は村の調和を乱すほど美しかった。
あまりに美しいので豪商が買い取っていったという噂もたった。
突然、少女を奪われた少年はもう逢えないことに涙した。
あんまりにも美しいから神様が連れて行ってしまったんだと自分に言い聞かせる。
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言葉は不完全だから、僕の気持ちのすべてを伝えることができない。
僕の心の一番居心地の良い場所に君がいることを、君は知らない。
どれだけ君を好きだと言っても、君は笑顔でありがとうと言うばかり。
僕と君の関係はどんな関係なんだろう。
ただの友達のままいられない。
修学旅行は北海道。
都心生まれには、初めて見るものばかりで飽きることがない。
班ごとの自由行動時間が楽しみだった。
先生方の注意を受けて、はれて自由の身になった。
同じ班の男子生徒が「手、真っ赤だぞ」と言った。
「手袋、忘れちゃって」と言うと、力強く、指先を両手で包まれた
堅い蕾がゆっくりとふくらんできた。
桜が咲き揃うのが楽しみだ。
春が近づいてきていることが分かって、心が浮き立つ。
桜の蕾をズームでデジカメで撮影する。
後でサイトに載せよう。
一足早い春の空気にみんなどんな反応するだろうか。
待ちに待った春の気配だから嬉しいに決まっている
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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