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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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逃げ場はない。
守りたいものがあるから、自分自身で選んだ。
人の命が紙切れよりも軽い場所だ。
目の前で起こる生死のやりとりに思わず震える。
戦場に立つことが初めて怖いと思った。
鍛錬とは違うのだ。
無理矢理、両手に爪を立てる。
食い込む痛みで勇気を奮い起こす。
得物を手に走った
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黄金色の日差しが窓から差しこまれていた。
廊下を歩くリズムも軽やかなものになる。
昼間と夕方の中間地点。
この時間がとても尊いもののような気がして、好きだ。
向こうから先生がゆったりとした歩調で歩いてきた。
目が会い会釈をした。
先生も微笑み顔だった。
黄金の時間は魔法だ。
横に座る少女の髪がさらさらと肩から流れる。
小柄な少女が神剣・神楽を持ってきた時は驚いた。
中途半端に伸びた髪をヘアゴムで縛る。
神楽の柄にふれる。
ビリビリとした振動が伝わってくる。
もう後戻りはできない。
少女と神楽を守ろうと決意する。
神楽の白刃を見ながら思った。
大会一か月前に怪我をした。
練習時間はリハビリの時間になった。
痛み止めを注射して大会には臨んだ。
これが最後の大会だったから、未練を残したくなかった。
スターターピストルが鳴る。
短いようで長い時間が経過する。
ゴールテープは別の選手が切った。
汗を拭い順位を見る。
彼は策士だ。
気がつけばその手のひらの上で転がされている。
選択肢があるように見せて、どちらも彼好みの結末が待っている。
調子狂いっぱなしだ。
そんな彼が好きなんだから、仕方がない。
今日も罠にはめられた。
罰ゲームと称して手を繋いで下校している。
これはちょっと恥ずかしい。
日曜日、少女は水玉模様のワンピースに袖を通した。
姿見で念入りに確認する。
口をいの形にして、笑ってみる。
『今日の私は最高に可愛い!』と暗示をかける。
今日は初デートだ。
上手く手を繋げるかな、とちょっと不安になる。
それを打ち消すように携帯電話のアラームが鳴る。
ボロボロになって捨てられた絵本たち。
もう誰にも読まれずに回収されていく。
その悲鳴を作業員たちには聞こえない。
絵本たちは自分の人生の終わりを選べない。
親から子へと受け継がれる絵本もあるというのに、ここの絵本たちはリサイクル工場へと運ばれて生を全うする。
朝の通勤通学ラッシュで、今日も電車は混んでいた。
整列乗車していても、ぎゅうぎゅう詰めでドアに挟まれそうになる。
彼が堂々と、腕を握り締める。
電車の中心部分まで来ると少し空いていた。
私はやっと一息をつく。
揺れる電車の中握られた腕が熱を持つ。
目的地まで顔を上げられない
彼が別の女の子と楽しそうに笑っている。
私の前とは違う笑顔だ。
じっと見ていると視線に気がついたのか、彼が小さく手を振る。
女の子は何気ない仕草で彼のシャツの裾を引く。
彼は会話に戻った。
彼と私は付き合っているけれど、こんなことが続くと不安になる。
彼が八歩美人なのが悪い
目の前にあるチョコレートは無惨な物だった。
途中、何度も修正を図ってみた。
牛乳を足してみたり、チョコレートを足してみたりと。
やればやるほど、酷くなっていく。
完成品を一口 、食べてみる。
石でもかじっているかのような感触だった。
彼は喜んで受け取ってくれそうだけど。
夕方の神社には幸福な記憶が残っている。
缶けり、隠れ鬼、鬼ごっこ。
幼なじみと境内で遊んだ。
懐かしくなって鳥居をくぐり、階段を一段一段登る。
夕方特有の光に満ちていた。
子供時代を振り返るだけでも幸福な気分になる。
広かった境内も狭く見えた。
賽銭箱に五円玉を投げ入れる。
息が凍る。
最低気温が氷点下が続く毎日に慣れはじめてきた。
コートを羽織ると自転車に飛び乗った。
最寄りの駅には小さな人影があった。
手をこすり合わせている。
朝の挨拶をしながら電車に乗る。
「手袋、見つからなくって」彼女は困ったように笑った。
俺はそっと、両手をぎゅっと握る
仕立て上がったばかりの制服が届いた。
ケースの中から、慎重に取り出す。
部屋着を脱いで、新品の制服に袖を通す。
サイズはピッタリだった。
姿見にその姿を映す。
どこか着せられた感がある。
鏡の前で笑って見せる。
一年もすればきっと馴染むだろう。
思う存分、鏡の前でポーズをとる。
「桜か」と言ったまま彼は遠い目をした。
桜が咲く前に私たちは卒業を迎える。
いつもの通学路の桜並木は見ることが出来ない。
普段なら、太陽のように輝いている彼に、気軽に話しかけられそうだった。
「休み中に花見なんてどう?」勇気を振り絞って提案してみた。
「それはいいな」
太陽でも溶かせない氷山に恐怖の城はあった。
住んでいるのはもちろん魔王だ。
魔王といっても、何か悪さをするわけではない。
眷属が起こしたトラブルの尻拭いをするあたり、どちらかといえば良い人である。
勇者も生まれていない時代にあって、魔王は忘れられがちな存在だった。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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