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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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学校の屋上はいつも貸切だった。
そう、貸切だった。
過去形だ。
一人ぼっちの昼休みに乱入者が現れた。
「友達いないの?」乱入者は唐突に訊ねた。
「いるけど。今日は休みなんだ」と俺は嘘をつき、微笑む。
「私が友達になってあげるよ!」にこやかに乱入者は言った。
踏んだり蹴ったりだ
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天気予報通りに雨が降った。
ただその雨は予測よりも強く、外出には不向きだった。
デートコースは変更を余儀なくされた。
彼の家でお家デートになったところまでは許せる。
しかし、肝心の彼がゲームにハマって、こちらを無視しているのは許せない。
そっと、両手のひらを指先でつつく。
自動販売機にお金を入れる。
ミネラルウォーターを購入する。
安心して飲める水をゲットできたことで、張りつめていた気が抜ける。
目が潤みだして、泣きそうだった。
キャップを開け、貴重な水を一口含む。
何時間ぶりだろうか。
口の中でミネラルウォーター特有の甘さが広がる。
タバコに火をつける。
煙を吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。
この一服が一日の疲れを溶かしていくようだった。
疲れたと独り言を言えないぐらい疲労している。
くゆるタバコの煙の先をぼんやりと眺める。
贅沢な時間を堪能してから、冷蔵庫を開ける。
ミカンジュースをグラスに注ぐ。
雪がちらつく朝だった。
乗り換えの駅で彼女と出会う。
いつもと様子が違った。両手をこすり合わせて、息を吹きかけていた。
「おはよう」彼女は元気に言った。
「おはよう。手袋は?」
「忘れちゃって」彼女は笑う。
こんな寒い日に忘れるなんて彼女らしい。
これで堂々と、両手に触れる。
雨が降って、桜の花びらが散っていく。
その様子を見ていたら、まるで自分のことのように思えた。
流れに流されるだけの自分。
握り締めたままの携帯電話が鳴った。
待ち人からの電話だった。
こんなにも簡単に繋がる。
私は電話に出た。
電話越しの声はいささかかすれていたが温かかった。
無我夢中で機械に立ち向かった。
人類が生き残れる可能性がわずかでもあると信じて、計算を続けた。
来る日も来る日も結果は同じ。
母星である地球を捨て、宇宙空間での生活しか、生き残る道はなかった。
汚染が進んだ地球はもう人類を受け入れてはくれないのだ。
結果に打ちのめされた。
逃げられない。一瞬、俺は思ってしまった。
後を追ってくる靴音は複数だ。
包囲網が徐々に完成しつつある。
絶体絶命の中、俺は口笛を吹く。
「クールに行こうぜ」と強がりを口にする。
一点突破だ。
刀を振り回し、包囲網を突き破る。
群衆ひしめく街まで走り続ける。
もう大丈夫だ。
携帯電話が1コール鳴った。
俺は屋上に向かう。
足取りも軽くなるというものだ。
そこには天使になった恋人が待っていた。
「また、来ちゃった」と言う恋人の背には白い羽があった。
「待ってた」俺は手を伸ばし、宙に浮く恋人を抱き寄せる。
人間一人分の重みがかかる。
それが愛おしい。
今回のテストは自信があった。
テスト勉強をしたところがどんぴっしゃで出題されたのだ。
満点を取れただろうか。
それともケアレスミスで満点を逃しただろうか。
ドキドキする。
結果を速く知りたいという思いとこのまま猫箱のように知りたくないという気持ちの間で揺れる。
縁側で春らしい日差しを浴びながら、一人を楽しんでいた。
庭の桜がほろほろと散っていた。
ふいに十歳になる姪っ子が小箱を抱えてトコトコとやってきた。
姪っ子が小箱を差し出してきた。
中にはお菓子が入っていた。
「叔父さん、元気出して」と言う。
孤独に見えたらしい。
苦笑いをした
巨大な宿り木があった。
あまりに大きすぎてどちらが主でどちらが従か、分からないぐらいだった。
宿り木の下で少女を抱き寄せる。
「やめて」少女はか細い声で抵抗するものの、その肢体は難なく手に入った。
自分が主で、少女が従だ。
宿り木のように逆転しないことを望む。
「ただいま~」旦那が陽気な声で玄関の扉を開いた。
「遅くなっちゃってゴメンね~」旦那は千鳥足で靴を脱ぎ、家に上がる。
完全に酔っている。
「お酒はほどほどに」
「わかってますよ~」解ってない返答が返ってきた。
ふいに優しく、両手のひらを軽く握られた。
「はい、お土産だよ~」
いつも仕事で忙しそうだった。
残業は当たり前で、休日出勤もたびたびあった。
稀に取れる休みは、ぐったりと寝ている日が多かった。
風邪は薬で誤魔化して、体に鞭打つように出勤していった。
その背を見送るのは辛い。
構って欲しいというたったひとつの我儘も言えなくなる。
誕生日の贈り物として渡されたのは、古書だった。
黄ばんだ紙にブルーブラックのインクで書かれた古書は、貴重な物だろうと一目でわかった。
重すぎる贈り物に、贈り主をまじまじと見る。
「これからは君が記していくんだよ」と贈り主は言った。
古書にはまだ記されていない頁があった。
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プロフィール
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iotu(そら)
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自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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