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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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世界は優しい暗闇に満ちていた。
輝くものは何一つなかったけれども、温もりがあった。
静寂を打ち破るような音がした。
布団から抜け出して、カーテンを開ける。
世界はわずかな光を取り戻す。
窓際にぺたりと座り込んでしまった。
雨はすぐに止み虹が出た。
虹を見るために立ちあがった。
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初めから希薄な遊びだった。
ただ何となく暇だからやっていただけだった。
遊び仲間も同じ意識だろう。
ただ一人違っていた。
それぞれの楽器で音を旋律に変える。
即興のアンサンブルは時間と共に消えていく。
それだけだ。
散り散りになる仲間に、熱意を持っていた若者が裏切り者と叫ぶ。
独りで波打ち際を歩いていた。
遥か彼方に人影があった。
まるで自分を待つように、人影は海の上を漂っていた。
手招きをされて、海の中を歩いていく。
まだ冷たい海水が体を浄化していくような気がした。
人影は嬉しそうだった。
そこまで辿り着けたら、自分も笑顔になれるだろうか。
事あるごとに子供のくせにと言う。
大人の貴方から見れば、半分しか生きていない私は子供だろう。
背伸びをしていても届かない距離がある。
それでもこうして話ができるし、手だってつなげる。
いつまでも子供扱いしないでほしい。
貴方の一番の理解者は私なんだから。
地震にも耐えた松が景観を理由に切り倒された。
署名運動をしたものの、結果は無視された。
切り倒される日、足を運んだ。
もうこの景色に松はいなくなるのだと思ったら、自然と涙が溢れてきた。
こちらの想いとは裏腹に作業は淡々と進んでいった。
景色から松は完全に消え去った。
緑のミントが乗ったチョコケーキは見るからに美味しそうだった。
思わず1ピースお持ち帰りをしてしまった。
ダイエットをしているはずなのに、ついつい誘惑に負けてしまう。
体重計に乗っては意識をしているのだけれど、食欲はとどまることを知らない。
今日もカロリーオーバーだ。
曇が空を覆い景色はくすんで見えた。
何のこともない昼下がり、携帯電話が鳴った。
中途半端に伸びた髪をヘアゴムで結ぶと神剣・神楽を持つ。
始祖が宿るという化け物殺しの神剣だ。
走って面倒事が起きている現場に到着する。
「もう大丈夫だ」震える少女に声をかけた。
少女は破顔した。
ドキドキしてうきうきする。
このまま空の上まで飛んでいっちゃう気がする。
地面を歩いているのに、ふにゃふにゃした雲の上を歩いているような気がするのだ。
こんなに浮かれていて大丈夫なのだろうか。
今日は特別な日。
記念すべき初デートの日なのだ。
浮き足立っても仕方ないよね。
目を覚ましたら、まだ黎明だった。
二度寝する気分じゃなかった。
ドレッサーに向かって化粧をすることにした。
化粧下地を塗りながら、今日も暑くなりそうだと思った。
リキッドファンデーションを取り出す。
携帯電話が鳴った。
こんな早朝にある用事は碌なことがない。
聞きたくない。
彼女が包丁を持った時から予測できたことだった。
今は緑野菜に格闘していた。
小松菜を等間隔に切るだけなのに、なぜかぶつ切りになっている。
納得いかない様子だ。
ボールに入れて、水洗いをしている。
栄養素がどんどん抜けていく。
そっと覗き見している俺の心臓が持ちそうにない。
夜な夜な酒場に通う。
アルコールに依存していたんだと思う。
買った酒はどれもこれも旨かった。
酒瓶片手に道を歩いていたら、少女が蹲っていた。
「連れてって」と涙目で少女は言った。
一緒に暮らしてみると生活は一変した。
愛おしい存在となった少女のために酒を飲むことがなくなった
買い物袋を下げながら、アパートの外階段を登る。
あれもこれもと買っていたら、だいぶ遅くなってしまった。
階段でうつむく人影が街灯に照らされて浮き上がっていた。
人影は顔を上げ、イヤホンを抜く。
ゲームをしていたようだった。
「お帰り」
「来るなら電話してよ」と私はぼやく。
乗換駅で彼女を見つける。
混雑しているホームで小柄な彼女はどこか頼りない。
整列乗車して、電車に乗る。
通勤通学ラッシュで電車は混んでいた。
彼女に手を差し出す。
彼女は遠慮がちに、俺の手のひらにしがみつく。
つり革に手が届かない彼女を支える。
挨拶代りの日課だった。
いつも足早に通り過ぎる商店街だったが、今日は駆け足にならない。
何故だろうと考えてみたら、結果は単純だった。
手を繋いで歩いているからだ。
私のゆっくりとしたペースに合わせてくれているんだと思ったら、面映ゆい。
昨日まではただの友達だったから、足早だったんだと納得する。
甘い香りはどこか懐かしい。
ドレッサーの前には香水瓶が所狭しと並んでいる。
どれもフローラルフルーティな香りだ。
他の種類の香りはない。
プレゼントで貰った物もあるけれど、どれも似たような香りが揃っている。
懐かしい香りは現在、悪臭に感じる。
腹に宿った生命が拒絶する。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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