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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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売り場にぽつりと置かれたリンゴ。
最後の一個を手に取る。
今日のデザートだ。
たった一つ残っていたこれを買えたのは、ラッキーだった。
ちょっとでも遅ければ、あの売り場は空っぽになっていたことだろう。
お総菜売り場で見つくろって、家に帰る。
食後に洗ったリンゴをかじる。
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神剣・神楽を持って戦うあの人を見送るのをやっと慣れてきた。
結界内に入ってしまったら、どうにもできない。
結界が溶ける時間を祈るように待つことしかできない。
一緒に闘うことなんて出来ないのだ。
早く終わればいいのに、と思う。
無事にあの人が帰ってきますように、と祈る。
季節が一つ進んだ。
半袖から長袖に衣替えした。
それなのに少女はまだ隣にいた。
まるで昔から、ここにいたように振る舞う。
微かな違和感を漂わせながら。
季節がもう一つ過ぎる頃には全て片付いているだろうか。
溜息が零れた。
それを察したのか、少女は泣き顔で、両手を握ってきた。
傷つけても知りたいと思った。
少女が何を自分に期待しているのか。
これからの関係が気まずくなるのは分かっている。
それでも柔らかな心の中を覗いてみたいと思ったのだった。
「どうしてそんなことを訊くの?」少女は途惑いに声を乗せて言った。
「貴方のすべてを知りたいからです」
振り返れば炎上する城が見えた。
今日まで過ごしていた場所が崩れ落ちていく。
手を引かれ、延び落ちた。
幼なじみの騎士の手は大きく、信頼に耐える。
森の奥で立ち止まった。
騎士が魂ともいえる剣を差し出す。
跪いた騎士の肩に剣を載せる。
誓いを改めて立てる。
思わず目が潤む。
病院の待合室は季節柄、混雑していた。
すみにある椅子に腰かけて名前を呼ばれるのを待っている。
さりげなく、手が伸びてきた。
手のひらをヒンヤリした手が両手で包む。
「熱、下がらないね」彼女はぽつりと言った。
「薬を飲めばすぐに下がるさ」俺は出来るだけ明るい声で言った。
このままでは約束を果たせない気がした。
また約束を破ってしまう。
彼女はそれを責めるだろうか。
それとも微笑んで許してくれるだろうか。
どちらにしろ最低なことだ。
約束をしたからには必ず果たさなければならない。
もう彼女を傷つけたくない。
優しい彼女をがっかりさせたくないのに
記憶は霞がかって想い出になってしまった。
突きつけられた現実に溜息を一つつく。
アルバムの中では仲良く笑う子供たちがいた。
いったい何があったのかよく覚えていない。
ただ楽しかったという感覚だけが残っている。
アルバムの頁をめくることを止めた。
立ちあがり、元の場所に戻す。
惜別の際、一枚の封筒を渡された。
一言二言、会話を交わして電車の中に入った。
見送り人はホームで手をいつまでも振っていた。
米粒ほど小さくなるまで、車窓から見つめ続けた。
やがて見えなくなると、諦めて席を探した。
座って封筒を開けた。
インスタントカメラで撮られた写真が一枚
目の前で携帯電話をいじられると、内容が気になる。
いったい誰とどんなメールのやりとりをしているのか。
ないがしろにされている気分も加わって、注視してしまう。
携帯電話をポケットにしまった彼は不思議そうな顔をしてこちらを見ていた。
素直に教えてとは言えない。
子供じみていて
いったん口に出した言葉は言霊になって、人を傷つける。
だから、言葉は慎重に選ばなければならないのよ。
和やかなお茶の席で、おばあちゃんが言っていた。
確かに、おばあちゃんは口数が少なかった。
その場では聞き流したけれども、今、言霊の力を実感している。
痛いほど傷ついた。
『月のある風景』というタイトルに惹かれてDVDをレンタルしてきた。
家に帰るとさっそくレコーダーにDVDをセットした。
ヒーリング音楽と共に月のある景色が映っていく。
録画ではなく本物を見たいと思ってしまうほど、幻想的な風景がTVに映し出されていく。
思わず溜息をついた
群青色の海を前にして、立ち尽くしていた。
海を渡っていってしまった彼女のことばかり脳内が染まっていた。
「ごめんね」と彼女は告げて、海の上を歩いていってしまった。
人の身では追いかけられない。
振り返りもせずに、故郷へと帰っていってしまった彼女に未練を感じていた。
探してみたけれども、どこにも見つからない。
今日こそはと街を歩き回る。
いつか絶対巡り会える。
それを信じて見つからないものを探し続けていた。
時が流れれば、あっけないほど出会えていた。
幸福にしてくれる王子様は身近にいた。
魔法のキスで目が覚めた。
「よう!」と景気よく声をかけられた。
おかげで持っていた林檎を取り落とした。
振り返れば、幼少時の面影の残った外見の青年がいた。
「悪い、驚かせたか?」青年は林檎を拾って、カゴの中に入れてくれた。
「久しぶりだね。何かあったの?」上京して以来、青年が帰ってきたのは初だ。
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プロフィール
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iotu(そら)
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自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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