iotuのlog
ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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2026.03.16 Mon 13:33
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『不幸』と『シャツ』、登場人物が『傷つく』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
「不幸になるよ」少女は淡々と言った。
近づく者みな、傷つけてきた。
けれども青年はにこやかに笑った。
「君と不幸になるなら、本望だ」
少女は項垂れて、青年のシャツを掴んだ。
「本当にいいの?」離れがたく感じていたから、青年の言葉が嬉しかった。
青年は傷つくのも怖くないという
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2015.02.01 Sun 21:32
140文字の物語
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文中に『ひとつ』を入れて【不思議】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
ひとつのたい焼きを半分こにする。
焼きたてのたい焼きから湯気が漏れる。
「どうぞ」と餡子がたっぷり入った尻尾を渡された。
「ありがとう」お礼をしながら、たい焼きにかぶりつく。
甘い。
独りで食べるよりも、美味しく感じた。
たい焼きを独り占めした時よりも、ずっと美味しい。
2015.02.01 Sun 21:32
140文字の物語
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『誓い』と『名前』、登場人物が『睨みつける』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
少女の手のひらに名前を書く。
真意を問いかけるように、少女は青年を睨みつける。
名を明かすのは生涯の誓い。
一生、破ることの出来ない永遠の約束だ。
少女は手のひらを見つめる。
「貴方を一番に守る騎士になりたいのです」青年は言った。
うやうやしく頭を垂れる。
少女は溜息をついた
2015.02.01 Sun 21:31
140文字の物語
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『「恐る恐る、手のひらを指先でつつく」キーワードは「過去」』
久しぶりに会った幼なじみは綺麗になっていた。
最寄りの駅まで迎えに来てくれた幼なじみは、にっこりと笑う。
「東京はどう?垢抜けたじゃん」幼なじみは言った。
「そうかなぁ」幼なじみと話していると、過去に戻った感じがして懐かしさが増した。
恐る恐る、手のひらを指先でつつく。
2015.02.01 Sun 21:30
140文字の物語
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文中に『普通』を入れて【納得する】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
「普通が一番よ」煌びやかな世界に身を置いている友人が零した。
メイクだけでは隠し切れない疲労が漂っていた。
「憧れるけどなぁ」と私が言うと、友人の瞳に光が宿る。
「大変なことばかりよ。不自由なことばかり」友人はまた溜息をつく。
脚光を浴びるのも楽ではないらしい。
2015.02.01 Sun 21:29
140文字の物語
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『反響』と『雨』、登場人物が『遂げる』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
雨音が反響していた。
こちらには好都合だった。
雨音が足音を消してくれる。
ターゲットに静かに迫る。
気がつかれずに、不自然にならずに一定の距離を取りながら、その瞬間を待った。
人波が途切れた。
ターゲットの背中は丸見えだった。
その背中に刃物を突き刺す。
無事に復讐を遂げた。
2015.02.01 Sun 21:29
140文字の物語
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『「泣き顔で、指を触れ合わせる」キーワードは「夏」』
カランコロン。
下駄の鳴る音を探す。
夏祭りの雑踏の中、少女を探す。
恥ずかしがらずに手を繋いでいればよかった。
リンゴ飴を頬張っていた少女はいない。
迷子案内がかかった。
少女の特徴そのままだった。
案内所に行くと少女は泣き顔で、指を触れ合わせる。
その手を離さないと思った。
2015.02.01 Sun 21:25
140文字の物語
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文中に『ペア』を入れて【嬉しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
二人が付き合った記念日に、雑貨屋に寄った。
一年間、色々あった。良く続いたものだと思う。
喧嘩も絶えなかったし、別れ話も一度や二度じゃない。
それでもこの恋を大切にしたかったから、本気でぶつかり合った。
彼がペアのマグカップを示す。
「お前の淹れてくれた紅茶を飲みたい」と
2015.02.01 Sun 21:25
140文字の物語
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『「そっと、指先を軽く握る」キーワードは「電車」』
駅に電車が滑り込んできた。
ICカードをタッチして、ドアが閉まる前に乗り込む。
車内は空調が効いていて暑いぐらいだった。
つり革を握るタイミングでドアが閉まった。
彼女がそっと、空いた手の指先を軽く握る。
冷たい感触にドキリっとしながら、力強く握り返す。
彼女が転ばぬように
2015.02.01 Sun 21:23
140文字の物語
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文中に『弱い』を入れて【悔しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
力が欲しいと思った。
大切な物を守るには、自分は弱い。
手のひらから滑り落ちていってしまう。
どれだけ傷ついても構わない。
それだけ大切な物だった。
命に代えてもという言葉が陳腐になるほど大切な物だった。
己の弱さが憎い。
もっと強くなりたい。
今日よりも強い自分でありたい。
2015.02.01 Sun 21:22
140文字の物語
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『月』と『童話』、登場人物が『伝える』というお題でツイノベを書いてみて下さい。
月が冴え渡る夜のことだった。
幼子にねだられて月にまつわる童話の本をめくる。
自分も幼い頃はこうだったな、と振り返る。
童話は母から伝えられたものだった。
今、こうして幼子に伝える。
それはか細いながら強靭な糸になる。
伝承は脈々と繋がっていく。
それを再確認する夜になった。
2015.02.01 Sun 21:22
140文字の物語
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文中に『プレゼント』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
初めて編んだマフラーをプレゼントした。
一段ごとに網目の本数が違うというみっともない物だったが、せっかく編んだんだしと言う軽い気持ちだった。
もっとお洒落な物にすれば良かったと思う。
手編みのマフラーだなんて流行らないし。
毎日首に巻かれているのを見るとそう思ってしまう
2015.02.01 Sun 21:21
140文字の物語
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「ペン」
ボールペンがノートの上を走る。
板書のスピードが早くてついていくので精いっぱいだ。
文字を消される前に書き写す。
手が痛くなってきたけれども、あと少しで講義が終わる。
それまでの我慢だ。
白墨の自由な動きに合わせてノートをとるものだから清書が必要だろう。
2015.02.01 Sun 21:20
140文字の物語
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『「満面の笑みを浮かべながら、指先を折れんばかりに握る」キーワードは「記念日」』
仕事の後、一杯ひっかけてから帰宅した。
玄関で妻が出迎えてくれた。
満面の笑みを浮かべながら、指先を折れんばかり握る。
その痛みで思い出す。
今日は結婚記念日だということを。
今の今まですっかり忘れていた。
酔いも醒める。
「ゴメン」
「謝っても遅いんだから」妻の眦には涙が一粒
2015.02.01 Sun 21:19
140文字の物語
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文中に『明るい』を入れて【解って欲しい】をイメージした140文字作文を書いて下さい。
「お前はいつでも能天気だな。羨ましいよ」と友人が零した。
「君が気にしすぎなんだよ」と答えておいた。
明るい振りをし続けて十数年。
背負った猫の皮の枚数は数えきれない。
重みで押しつぶされそうになる。
それでも明るく振る舞うことをやめられなかった。
それに誰も気づかない。
2015.02.01 Sun 21:19
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iotuは五百箇という意味の古語から。
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