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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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いつだって合図は決まっていた。
彼女がさりげなく、指先を指先をつつくのは、手を握って欲しいサイン。
だから俺はその冷たい手をぎゅっと握った。
横顔をそっと覗けば、耳まで真っ赤になる彼女。
それを見て微苦笑を漏らした。
巡る季節の中、どうして手を離してしまったのだろうか。
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父の転勤で学校を転校することになった。
付き合っていた彼とも離れ離れになってしまった。
学生がおいそれとは逢える距離ではなくなってしまった。
日曜日ですら我慢が出来なかったのに、遠恋は思ったよりも辛い。
携帯電話から流れるメールのやりとりも寂しさに拍車をかける。
夜のファミレスで夢中になって語り合った。
未来は明るく、無限に広がっているような気がした。
仲間と呼べる人物たちに出会えたことは幸運だった。
このプロジェクトは成功を収めるだろう。
そんな予感がした。
「もう遅いから送っていくよ」と言われて深夜をまわっていたことに気がつく
昼休みに事務室から呼び出された。
家から電話が入ったそうだ。
一体何があったのか逸る鼓動を抑えながら電話口に出た。
懐かしい母の用件はテストの成績についてだった。
母は我がことのように喜んでくれた。
少女はそのことについては喜んだ。
本当は一位をとって自慢したかったけれども
セントラルには多くの機械に守られた結晶が存在している。
結晶は透明で宙に浮かんでいる。
特に許された者だけが見れるそれは『コア』と呼ばれていた。
大きな盾を背に背負った騎士がコアの存在している間にやってきた。
まだ若い騎士はコアに向かって誓う。
もうすぐ大火がやってくる。
恋人と二人、お洒落なレストランに入った。
今日は二人が出会った記念日。
彼女は嬉しそうにディナーを食べる。
デザートを食べる頃にはほろ酔い気分だった。
食後のコーヒーを飲みながら、ずっとこの時間が続けばいいのにと思った。
そこで目覚まし時計の音が乱入してきた。
夢から覚めた
廊下で白金色の頭髪の少年とすれ違う。
無表情だった面に軽い微笑が浮かんだ。
「今回は頑張ったみたいだね」労うような言葉に少女は睨み返した。
貼り出されたテスト結果を速く見に行きたい。
「人はテスト結果だけでは測れないよ」と言った少年に歪んだ笑みで少女は応えた。
映画は前評判通り、面白かった。
その帰りの寄ったカフェも当たりだった。
映画の感想を語りながら、食べたケーキは本当に美味しかった。
「そろそろ出ようか。送ってく」と彼が言う。
私は遠慮がちに、彼の指を指先でつつく。
すると彼は小指を絡めてきた。
「また来週」と指切りをする。
最初は置いて行かれたことを少女は怒った。
それ以来、より注意深く青年を観察することになった。
もう二度と心臓を握りつぶされそうな思いを味わないため。
それなのに青年は神剣・神楽と共に姿を消した。
二度目はあっさりとやってきた。
少女は襖を開けたまま、ぺたりと座り込む。
音をたてないように襖を開ける。
少女は眠る青年に近づく。
枕元には神剣・神楽が穏やかに置かれていた。
健やかな寝息を立てる青年の胸元に少女は耳を寄せる。
規則正しい心音が聞こえた。
それに安堵する。
目を瞑ってその音をしばし楽しむ。
青年が健康なのは当たり前なのに安心する。
-
今日も今日とて暑い一日だった。
熱されたアスファルトを歩きながら、冷蔵庫が空っぽなことに気がつく。
調味料と缶ビールが入っているだけの冷蔵庫では夏バテは回避できそうにない。
一回、家に戻って、その足でスーパーに行こうか。
それとも外食をしてしまうか。
悩みながら歩を進める
外は曇り空。
窓を開けて空気を入れ替えても不快さは変わらなかった。
汗がじっとりとにじむ。
扇風機のスイッチを入れた。
生温い風が室内を循環するだけで、あまり効果がなかった。
梅雨明け宣言は嬉しかったが、連日の暑さには辟易している。
どうにかならないかと、ぼんやりと考える。
そろそろ帰ってくる時間だ。
今日は何事もない日だ。
買い出しに出かけた青年が厄介な相手とすれ違うこともあるかもしれない。
そう思うといても立ってもいられなくなってしまった。
そわそわと台所と玄関を行き来する。
一秒でも早く帰ってきて欲しいと思った。
一緒に出掛ければ良かった
急に入った飲み会のせいで、帰宅できたのは12時を過ぎていた。
終電ギリギリで帰ってきたのは後ろめたく、静かにドアを開けた。
玄関には怒り顔で、両手のひらを握り締めた姿の妻がいた。
「ごめんなさい」と謝りながら、コンビニで買ってきたスイーツを差し出す。
怒りは解けたようだ
青年は飛びこんできた少女に何も訊ねなかった。
空き部屋を提供して、生活を共にしていても何も問わなかった。
戦いが激戦化していく中疑問も増えていく。
そろそろ神剣・神楽を持ち出した経緯を訊いても良い頃だろう。
それで少女との関係が変わるとは思わない。
だから青年は口を開いた
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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