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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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テレビを見ている大きな背中に抱きついた。
耳を澄ませば、とくんとくんと自分とは違う鼓動が聞こえてくる。
「ねえ、遊んで」とせがんでみたけれども、広い背中は無視をする。
どうでもいいことを流しているテレビのほうが重要みたい。
ちょっぴりヤキモチを焼く。
こんなにも好きなのに
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それは周波のようにやってくる。
自分の力ではどうにもできない。
嵐が通り過ぎていくのをじっと待っているしかない。
時間が解決してくれる。
経験から分かっている。
だから、動揺しながらも耐えられる。
早く安心したいと願いながら、布団の中で縮こまったいる。
目をぎゅっとつむる。
鏡に問いかける。
「世界で一番キレイなのは誰?」魔法の鏡ではないから言葉は返ってこない。
その代わり化粧をした私が微笑んでいる。
誰よりもキレイだと言われるように、今日も紅をひく。
暗示をかけるように誓いを立てる。
今日も一日笑顔が素敵だと言われますように。
そっと心の中で
今日も残業だった。
終電間際の電車に揺られながら、帰ってきた。
肉体的も精神的にもギリギリだ。
煌々と輝くコンビニに吸い寄せられるように入店した。
24時間年中無休で開いていてくれるのは助かる。
遅すぎる晩ご飯を買うために店内を巡る。
自分へのご褒美だとプリンを籠に入れる。
夜更かししても怒られない。
好きな物だけ食べても怒られない。
自由を手に入れた。
けれども、ぽっかりと穴が空いたような気がする。
電気のついていない部屋に帰る。
コンビニで買った弁当を広げながら、TVをつける。
今日も暗いニュースが流れている。
夢に描いた一人暮らしだったのに
夜風に当たりながら散歩をしていた。
一等明るく輝く星は火星だろうか。
夜空に投射された映像はキラキラと輝いていた。
体を動かせば眠れるだろうと高をくくっていたが、より目が冴えてしまった。
眠気はやってこない。
満天の星空の下、眠れない体を持て余しながら、孤独な散歩を続ける
花薔薇が咲く庭園で佇む青年。
その面には苦悩が張りついていた。
甘い香りがする中で青年は一歩も動けないでいた。
乙女をを泣かせずにどう告げればいいのだろうか。
それが分からずに時間だけが無為に過ぎていく。
乙女がにこやかな笑顔を浮かべてやってきた。
青年の脳裏に誘惑が囁く。
一日の終わりに缶ビールを開ける。
今日も一日ご苦労様、と自分へのご褒美だ。
ほろ苦い味が口に広がり、爽快に喉を通り越す。
コンビニで買ったお惣菜をつつきながら、缶ビールを味わう。
至福の時だ。
そのうち酔いが回ってくる。
明日も今日の続きだといいな、とほろ酔い気分で思った。
今日は久しぶりのデート。
楽しみすぎて、なかなか寝つけなかった。
遠足前の子供のように寝不足だった。
洋服は昨日のうちから選んである。
リビングに降りると良い匂いがした。
手際よく母が朝食を作っていた。
コーヒーメーカーからカップ一杯、コーヒーを注ぐ。
眠気も吹き飛ぶ味がした
見る物すべてが珍しいのだろう。
少女は落ち着きなく道を歩いていく。
ここが観光地ではなく、地元なら放っておいた。
はぐれそうになったのも一度や二度じゃない。
少女が人並みに紛れ込むと見つけられなくなる。
青年は無理矢理、少女の指先を握る。
少女は驚いたようにこちらを見た。
目覚まし時計が鳴る。
起きなければならないと思うが瞼が重い。
隣にあった気配が目覚まし時計を止めた。
おはようを言いたいが、眠気には勝てない。
そのまま泥沼に誘い込まれるように二度寝をした。
目を覚ましたら太陽はすっかり顔を出していた。
仄かに残ったフレグランスを抱きしめる
少女が楽観視していたのが手に取るように分かる。
「絶対に覚えているから」と幼い頃の約束を覚えていた自分が間抜けに思えた。
少女が忘却してしまった以上約束は果たされない。
それでいいのだろう。
その方がいいのだろうと思ってしまうほど歳を重ねた。
想い出の中の二人は輝いている
少女は偶然、見てしまった。
白金色の頭髪の少年が下級生から手紙を受け取るところを。
テストの成績がよければ顔までよいのだから、モテるのも無理はない。
他人の告白を覗き見するほど趣味は悪くない。
少女は足早に立ち去った。
胸の内に眠るもやもやをどうすればいいのか分からない。
少女のアメジスト色の瞳は罪作りだった。
見る者すべてを虜にした。
少女に見つめられた者は、みな恋に落ちた。
少女のためなら命すら投げ捨てる者も少なくなかった。
屍が積みあがっていくのを少女は微笑みながら愉しんだ。
今日もまた葬式が行われた。
黒いヴェールの下の瞳は静かだった
一輪の薔薇よりも。
甘いケーキよりも。
お洒落なハイヒールよりも。
欲しいものがある。
それは「愛している」の言葉。
どんな高価なプレゼントよりも素晴らしいプレゼント。
強く抱きしめて、耳元で囁いて欲しい。
それが何より嬉しい。
だから、小声でお願いしてみた。
彼は下を向いた。
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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