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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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たいした怪我じゃなかった。
少年は保健室に向かった。
部屋には常連の少女がベッドで横たわっていた。
また貧血を起こしたのだろう。
クラスも名前も知らない少女だが顔見知り程度になっていた。
少年を見ると少女は起き上がり救急箱を取り出した。
手馴れた様子で手当てをしてくれた。
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一生の忠誠を誓い剣を捧げた。
まさかこんな苦労をさせられるとは思わなかった。
今日も主の姿を探し、城中を走る。
体のいいお目付け役にさせられている。
主は一所に留まってはくれない。
王族に相応しくないぐらいだ。
護衛役をおいてふらふらと出歩くこともしばしば。
そこも魅力だが。
僕と君は友だち同士。
二人でいることが長くなってきた。
どちらかに恋人が出来るまで、続くのだろう。
いつまでも一緒にいるから、勘違いしたんだ。
居心地の良い関係を崩しても伝えたかったんだ。
知ってたよ、君の答えは。
僕は軽率な一言で、一生続くかもしれない友情を失ったんだ。
まるで魔法の言葉のようだった。
愛してる愛してる、愛していたかった。
気がつけば君を縛りつけていた。
誰よりも自由が似合う君だから、魔法の言葉はこれでおしまい。
いつまでも一緒にいたかった。
でも「さよなら」だ。
二人で過ごした時間は想い出という言葉の中で永遠に煌いている。
いつの頃からだろう。
駅までの短い道のりを相合傘で帰るようになったのは。
クラスメイトは雨の予報があっても、傘を持ってこない。
雨に濡れて帰る姿を何度、目撃しただろうか。
あまりに頻繁だったから傘に入るか尋ねてしまった。
それ以来、雨の日の約束になった。
今日も雨だといい。
「今日も星空は見えないみたいだ」と残念そうに少年は言う。
空は分厚い雲が覆っていた。
灰色の空は世界をモノクロームに引きずりこむ。
最後に星空を見たのはいつだったか。
この季節特有の天気といえばそれまでだけれど。
スッキリしない空を見上げて溜息をつく。
明日の空はどうだろう
冷たい雨が降るように君は涙する。
頬に伝うそれを拭いもせずに、真っ直ぐとこちらを見つめる。
微かな希望にすがりつくような視線に僕は何も言えなくなる。
こんなとき、言葉は無力だ。
安心させるのは簡単だ。
けれども何を言っても嘘になる。
言葉を紡ぐ代わりに小さな体を抱きしめる。
恋しちゃいけない。
誰が決めたんだろう。
想うだけは自由だと自分に言い聞かせる。
君は僕以外のもの。
出会うのが遅すぎた。
仲の良い友だちごっこは、正直ツラい。
愚痴という名ののろけを聞かされながら思う。
「好きな人いないの?」そんな問いに「いないよ」君が好きで、嘘をついた。
少女が力強く、少年の指を折れんばかりに握る。
そしていれば、離れ離れにならないというように。
いつでも別れの言葉を告げるのは苦手だ。
それでも少年はサヨナラを告げる。
やっぱり少女の瞳が涙で潤む。
繋いだままの手に透明な水滴が落ちる。
少年は「もう少しだけですよ」と言った。
君のことが好きになってから、僕の世界は変わった。
自分だけの世界が、君中心に回ることになった。
この気持ちは君にどこまで届いてる? 
どんなに言葉にしても、胸の奥にともった火は伝えきれない。
大切で大好きな君に毎日、会える喜び。
それがどれだけ幸福のことなのか僕は知った。
みんなと同じ。
平等に差し出された愛情に寂しく思った。
どうして自分を一番にしてくれないのだろう。
特別扱いして欲しいと思った。
けれども大人になり、自分が同じ立場に立ったとき分かった。
優劣をつけるのは簡単だけれども公平に愛するのはとても難しい、ということを。
君は知らないだろう。
僕の弱点はイコール君だということを。
君の笑顔であれば僕も嬉しいし、君が涙する時は僕も辛い。
無邪気なおねだりは全部、叶えてあげたいと思ってしまう。
君のことが好きすぎて、君のことばかり考えてしまう。
僕の気持ちを知らずに、今日も元気に挨拶してくる。
彼女は良くも悪くもマイペースだった。
彼女の周辺だけ、のんびりとした空気が漂っていた。
いつでもワンテンポずれているので、周りと馴染むことがなかった。
そんなんで外の社会で生きていけるのか。
お節介ながら、思ったものだ。
社会というのは柔軟で、そんな彼女も受け入れられた。
辛かったり、悲しかったりしたこともあった。
苦しかったり、涙を流したりしたこともあった。
けれども思い出の中はキラキラと輝く記憶しか残っていない。
幸せだったこと。
笑いあえたこと。
そんなもので埋まっている。
どんな季節にも君がいた。
それだけで楽しい思い出になっている。
君に出会って心が走り出した。
この感情はどこに向かえばいいのかな。
真っ直ぐ僕を見つめ返す君に恋に落ちた。
一緒にいる時間が増えるごとに、好きだという気持ちが深まっていく。
君が好きだと素直に告げられればいいのに、君を前にすると言葉に詰まってしまう。
感情が空回りしている
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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