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ついったーでポストした創作文芸系のlog。 中の人の都合でUPされないlogもあります
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のんびりとした時間にピリオドが打たれた。
青年は中途半端な髪をヘアゴムで結ぶ。
それはまるで儀式のようだった。
青年は神剣。神楽を手にする。
わずかに律動するそれは喜んでいるようだ。
殺し合いをするのに、神剣・神楽は楽しそうだった。
青年は微苦笑する。
平穏な日々を取り戻すために戦う
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君の「大丈夫」が、大嫌い。
いつでも「大丈夫だよ」と笑うけど、全然「大丈夫」じゃないから。
本当は泣きたいくらい辛い気持ちを抱えている。
そんなことはお見通しだよ。
だから、強がる君を見て僕も辛くなる。
君のためにできることがないから、君は「大丈夫」をくりかえす。
なんて無力な僕。
心の中は見えないから、時々心配になる。
君が泣きたいのを我慢しているんじゃないか。
君が苦しくて助けてを叫んでいるんじゃないか。
そんなことを考えてしまう。
僕は無力で君にしてあげることなんて、片手であまることしかない。
傍にいて大丈夫だよと手を握れればいいのに。
それすらできない
金色に箔押しされた表紙を開く。
そこには文字が流麗に綴られている。
聖典に今日の一日を占うように文章を追う。
これからの時間が素敵なものになるように。
それは祈るようなものだ。
世界は苦しみや悲しみに満ちている。
だからこそ、小さな幸せを信じたい。
だから真剣に聖典の文を読み進める。
戦いに出たあの人の写真が手元に残った。
今も生死は不明だ。
あの人がお国のために出て行ったのはもう何年も前のことだ。
戦いに出たことは正しいことだったのだろうか。
怖くはなかったのだろうか。
時々分からなくなる。
凛々しい横顔だけを覚えている。
本当は泣きたかったけれど笑顔で見送った
包みこみようにマグカップを持つ君。
温かいココアを飲みながら微笑む。
「美味しいね」と言う。
それを見て君の子供のような純粋さをずっと守ると、僕は思った。
悲しければ泣き、嬉しければ笑う。
当たり前のことが当たり前にできる君が眩しい。
いつまでも変わらないで欲しい。
そんなことを願う
お味噌汁を作ったらお椀一杯分余ってしまった。
一人なんだと実感した。
これからも何かにふれて一人きりなんだと感じさせられるのだろう。
悲しむ暇などないというのに、冷めていくお味噌汁を前に途惑った。
また二人分、作る日が来るのだろうか。
誰かが隣にいてくれるのだろうか。
想像つかない
少女は手元を見る。
携帯電話の液晶画面にはレシピ集。
初めて作ったお味噌汁は妙な味がした。
毎朝、お母さんが作ってくれるお味噌汁とは天と地の差があった。
レシピ通りに分量を量って、手順も守った。
それなのに、ちっとも美味しくなかった。
初めてにしては上出来だと自分に言い訳をする。
空を見上げては撮る。
花が開けば撮る。
美味しい料理を食べたら撮る。
何枚も、携帯電話で写真を撮る。
撮った写真には短く文章を添える。
そうしたメールは何通、溜まったことだろう。
今はいない君の代わりに365日、メールをしたためる。
決して返信が届くことのないメールを送る。
いつも通り
-
君がいない世界の夢を見た。
僕の隣にいた君だけがぽっかりといなかった。
あとは見慣れた日常が続いていた。
どこを探しても、どんなに探しても、君はいなかった。
それだけで世界は違って見えた。
どこにいても、どんなに嬉しいことがあっても、分かち合う君がいない。
それは退屈で窮屈だった。
鈍感で良かった。
中途半端な髪をヘアゴムで結ぶと、青年は神剣・神楽を手にした。
最近は戦いから遠ざかる日々だったが、久しぶりの招待状が届いた。
それを見た少女が顔を曇らせた。
平穏が長かったから、殺し合いの再開に心を痛めているのだろうか。
青年は心の機微に疎いから分からなかった。
メールの返信が遅いのも、最近デートの回数が減ったのも、忙しいからだ。
倦怠期に入ったからではない。
そんな風に女々しい思考回路に言い訳をする。
このまま終わりだなんて信じたくはない。
すれ違ったまま別れが来るなんて考えたくもない。
クリスマスは二人揃って過ごすと約束したのだから。
-
眠りと死は似ている。
目を覚ますか、そのまま起き上がらないか。
そんなことを君は呟いた。
僕にとっては大違いだ。明日、君に逢えるか、永遠のお別れになるのか。
全然、似ていない。
そう告げると君は微かに笑った。
それが儚げだったから、僕は何も言えなくなった。
明日、君と話せますように。
-
格別、書くことなどないのです。
何があったわけじゃないです。
それでも残していく人のために、何かを書かなければいけないと思いました。
白い便箋の前で、書き残す言葉に迷っています。
ただ、私の幸せがここになかっただけなんです。
誰かの責任ではありません。
私のただのわがままなんです。
-
いつも「どこか」を夢見ていた君。
居心地の悪さを感じながら、生き続けていた。
そんな君の隣で、僕は見守るだけしかできなかった。
君が「どこか」へ行かないように、手を握り続けていた。
離したら最後だと分かっていた。
からからに干からびた瞳で君は「どこか」を探す。
僕は俯くしかなかった
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プロフィール
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iotu(そら)
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非公開
自己紹介:
iotuは五百箇という意味の古語から。
オリジナル小説サイト「紅の空」では、「並木空」というHNで活動中。
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